清水寺は正式名称が音羽山清水寺と言う。
国宝の本堂は山の中腹に建てられ、その前面は斜面からせり出して造られている。
この部分が、『清水の舞台から飛び降りる』という諺で有名な舞台だ。
江戸時代には実際に飛び降りる人がいたという。
舞台の真下には「音羽の滝」がある。
建立時から今に至るまで絶えずに流れる霊泉が清水寺の名前の由来だ。
滝は3本あり、それぞれに「学業」「恋愛」「延命」のご利益がある。
水取りの行列が出来ていた。
本堂の向こうに三重塔が見えた。
改装中の社屋がちょっと邪魔だが、何とも絵になる光景だ。
若いころはこんな構図を見ても何の感動も起きなかったのに、最近はジーンと胸に響いてくる。
歳を取ったのかなぁ。
清水があるのは京都東山。
そういえばこんな歌謡曲があったっけ。
♪ 遠い日は二度と帰らない 夕やみの東山 ♪ 『京都慕情』 by 渚ゆう子