夜中に現地へ着いたのだけどぉ、もう随分と凪いできていた しかし、しんしんと冷え込んでいたので
車の中でヒーターONにして暖まりながら缶ビールで一人宴会をしながら夜明けを待った。
やがて空が白んできてからおもむろにコマセを撒きにポイントへ向かった。ボチボチと竿を伸ばしながら
海上の様子を見ていれば・・あれれ いつもだったらこの夜明け時は、海面を青魚とか他の色んな魚が跳ねたりするんだけどなぁ
昨日に限って一匹も姿を見せない。ちょっとばかり不安がよぎった(--;)
仕掛けを三度ほど投入してたらもう完全に夜が明けてしまい 海中を眺めて見ると・・
「ゲッ!」驚くほど透明度が高くなっているではないか 綺麗だなぁ 何て思ったがぁ・・
綺麗で透明度が高いのはプランクトンが非常に少ないから透明度が高いのである
プランクトンが少ない海水の流れにはあまり魚が居ないのである 恐る恐る堤防を4~5所ほど見てまわったが
小魚一匹も目に入らなかった(--;) それどころか撒餌を撒いてもな~んにも・・
メダカ一匹姿を見せにこないのだ(海にメダカがいるわけ無かろう 馬鹿)
水汲みバケツの中に手を入れてみれば かなり冷たかった>_< やっぱりなぁ もうこんな時期になってしまったかぁ
これから三月までは一年で一番、海水温が下がるときだもんねえ やりにくくなるなぁ^^;
そしてぇ 驚いたことに日曜の夜明けと言うのに堤防にはだ~れもやってこないのだ・・
目の前にも長い堤防があるのだが湾の対岸から此方へ向かって延びているんだが・・
その堤防にも一人だけ釣り人がいるだけで他は何処を探しても釣り人は見当たらない・・
変だなぁおかしなぁと思いながら釣っていたら地元の釣友でかなり年配者の船長が姿を見せた
今からタイラバに行ってくると言うのだが 最近では鯛があまり釣れてないらしい
ついこないだまで「シマアジ」がよく釣れていたのだが今ではもう一匹も釣れない状態らしい
メジナとイサキだけは馬鹿みたいに釣れているみたいだけどもぉ
熊本では「メジナ」はかなり競り値が安くて漁師の間ではあまり喜ばれないんだよねえ
「まぁバッテリー充電の為も兼ねてちょっと行ってくる」と言う事で極寒の中を颯爽と出港して行った
いやぁ、兎に角寒かったなぁ 釣っていてついつい余所見をしてしまったら
ハリスを係留ロープに絡ませてしまった。どうしてもハズレないからハリスから切ってしまった。
ハリスを換えて針を結ぼうとしたら手がかじかんでしまってて針が結べない状態になっていた。
指先が非常に冷たくて感覚さえ半分はぶっ飛んでいるみたいだ。
何度も何度もやり直してやっとの思いで針を結んだ(T0T) まぁ、あと少し待てば気温も上がってくるだろう
それまでは不自由してもガマンガマンなのだ。 そうこうしていたらまた一人、釣友がユックリと歩きながら
私に近づいてきた オメデトウ御座います 今年も宜しくと挨拶されたので私も挨拶を返して
暫く話をしていた。 私がだれ~もこないねぇ日曜なのにぃと言ったら 一つは寒すぎるから・・一つは先日から
マッタクと言って良いほど堤防からアジが釣れなくなったからだと教えてくれた・・
えーっ! ホントですかいな?と言うともう去年の暮れ前から殆ど誰も来てないみたいよと言う
そんなに釣れなくなっているのかと訊いたらまぁ毎年この時期になれば釣れなくなるからなぁ 仕方無い事なんじゃ
そう言うので私も考えてみたら そう言えば今から菜の花が散る頃までは、あまり釣れてないなぁと納得である
その釣友が言うには「それに天気予報で大時化になる」とか言っていたのでそれが一番の原因で誰も来ないんでは?
そう言うのだった。 あ~あっ・・それでねぇ 私もそれには納得した。
私は天気予報の今回の予報は殆ど信じずに自分の判断で凪だと確信してやって来た まさにその通りの凪になったのだ
でもおそらく今日夕方までが精一杯の凪なのだと思っていた 今度時化だしたらハンパない事は間違いないのだった
その内に続々と沖から釣友達が帰港してきた また続々と出港して行く釣友達もやって来て私の周りは賑やかになった^^;
皆が口を揃えて ここ暫く不漁だなぁ 釣れるのはメジナとイサキばかりだしなぁ・・・
それも決まったように「鯨瀬」の周りだけが好漁だもんなぁ そう言っている・・
ヤッパリ沖もあまりつれてないのか(--;) まぁ潮回りが悪いのかもしれないしぃ・・開き直るしか無いのだなぁ(笑)
さて肝心の私の昨日の釣はと言えばぁ 餌をほんの少しずつ囓る程度でマッタクと言って良いほどアタリがとれない
たまにあたったかと思えばキンギョ(ネッブツダイ)でありましてぇ イライラしていました。
そっかぁ かなり水温が急激に下がったのだろネェ 動きや喰いが鈍すぎるなぁなんて考えてみました
何度も微妙なアタリがあるけど到底合わせられるアタリではない その内に針はストリップ状態に成り
一糸まとわぬ素っ裸なのだ^^(学生の頃、よく行ったものであるストリップ小屋に--;)こらこらぁ>_<
いつまで経っても状況が変わらないので こうなりゃ引っ掛けるつもりでアワせていかなきゃボーズ間違い無しだな
そう思うようになって 早めに引っ掛けるように大合わせをするようにした。
海上は嘘のようにベタ凪である 穂先に神経を集中させてモゾモゾと動く瞬間を見逃さなかった
先ずは一発目に唇に引っ掛かってきたのは、堤防釣のメジナにしては驚くようなサイズだった。
離島でも最近では大きい方だろうこのサイズの口太は・・・

2Lのペットボトルよりも軽々と長いメジナである
これを期に何匹かが口元に引っ掛かったりとかして釣れたけど 暫くして下げ潮に変り全くのアタリなしになってしまった
でも私は大好きな「河豚」のおっきい奴が一匹釣れていたのでちょっとばかり機嫌がよかったのだ^^
あとぉ笠子にメバルとかぁ まぁ一匹ずつだったけど苦労して釣ったのだ(笑)
その内に刻一刻と時間だけが過ぎていく 何とか状況が変わってこないかなと思っていたら悪くなっていく一方だった。
漁港のサイレンが正午を知らせた 暫くしてあまりの面白無さにとうとう私も大爆発してしまった。
「もう屋~目たっとぉ!」そう呟きながら急いで道具をかたづけて矢のようにして帰途についた
どれだけ粘っても状況変わる頃には時化になってしまってるだろなぁ そう思ったからである。
帰り道日曜の割には道もスラスラと走れたので3時間もしないうちに家に帰り着いた^^;
急いで晩飯を食いながらNHKで現在の気象状況を見てみたら 早く帰って良かったなぁと思った
なんとぉ 夕方にはすげぇ強風が吹いていたのだった。 早いねぇ冬の風が吹き出すのは・・
今回は全て私の予想天気が的中なのだぁ 安堵したのだぁ^-^
と言うところで今夜はこの辺でぇ 明日はまた、昨日の釣行での事を書きますねぇ・・
実は、もう一人、途中から堤防には釣り人が増えていたのだよねぇ・・それもぉ 女性が一人でぇ・・
それでは、皆様、良い夢を~ おやすみなさ~い ^0^/zzz

私の大好きな河豚ちゃん 彼岸河豚なのだ 毒が強い河豚だけど 美味しいのだ^^;