朝早くからスマホが次々と鳴り響いた 今から初釣りに行ってくると言う知らせだった
バタバタしながらもTVの天気予報を見てみると天気図がこりゃ間違いなく凪を知らせていた。
この凪も明日いっぱいまでは続きそうだなぁ・・ いいなぁ初釣りに行けてぇ・・・
車は多くないかと訊いたらメチャクチャ多いと言ったのでこりゃやはりオイラはダメだと思った
釣友達は全部船釣りだから関係ないが私は堤防釣が主なので人が多いとやたらと釣りにくいんだよなぁ
まぁ行きも帰りも車が渋滞するのが一番頭にくるんだけどねぇ
と言う事で自宅待機でお土産の魚を待っていることに決定したのだ^^;
さて今日は、釣の回顧録から一つ書いてみたい・・・
まぁ、釣と言うよりも川の中での魚捕りのことなんだけどぉ・・
かれこれ45年以上前になりますかなぁ 20歳くらいの頃の話だけど~
今でもやってる人がいるのかわからないけど 昔は小さな川の淀みの所とかを堰き止めて
バケツなどで水を汲みだしてしまい魚を捕まえる漁法が流行っていました。
何人かでバケツでジャンジャン下す重労働でしたがそれに見合う漁獲で皆がウキウキしながら
この漁法をやっていました。
でもまぁ、その内に徐々に飽きてきて何か違う方法をと考えていたところ 一人の友達が
俺の叔父さんは何だか大きなバッテリを軽トラに積んで長いコードを繋いで川や井出の淀みの所に
プラスとマイナスの両極を水中に突っ込み放電して魚をショックで浮かせて獲ってるぞ・・と言った。
そしたら今度は又別の友達がそれじゃ俺の会社のトラックのバッテリーを持ってくるばい
あれなら大きいんでパワーもあるじゃろう とか言う話になって直ぐにまとまった。
いやはや若い頃の悪事は直ぐにまとまるものである(笑)
そしてその週の土曜日に近くの小川の支流で農業用水にもなっている所へ行った
友人は用意周到でゴム長を履いてきてた 胸まであり腰の上まで水には濡れないようになっていた
私と他の二人は、水際で眼を凝らして眺めていたんだがぁ・・ゴム長持ってなかったからねぇ
さぁいよいよ本番開始だぁと叫んでバッテリーから伸ばしたコードを水に浸けたら・・・
シューンと言う様な音が一瞬聞えたので直ぐにバッテリーから外して水面を見ていたら
これが何とまた やれウナギだ鯉だ鮒だのハヤだのと次々に浮いてきたではないかぁ
おおっ おおっ こりゃいいやと思って 今度はもっと下流の方へ行ってみようということになり
急いで軽トラを運転しながら場所を探した。 場所は直ぐに見つかったので再び先程のように
友人がゴム長を履いて颯爽と淀みの中へ入って行った。 彼のよしいいぞぉ繋いでくれえと言う言葉に合わせて
私はバッテリーのターミナル部分にコードを接続した。 あれ?何も言ってこないし反応が無いなぁと思って
彼の方を見てみたら そしたら何とぉ・・コードの両端を持ったまま淀みの中でブルブルと震えているではないか・・
あれ? お前何してんの?と大声で叫んでも返事がないのでおかしいと思って近寄ってみたら
口を陸に上がった鯉みたいにパクパクさせて目は裏返ったり表に戻ったりで白黒させて天を仰いでいた
「うわーっ! おい カズユキが感電しとるばい はよぉ コード外せぇ」と叫んだので友人の一人が
慌ててバッテリーからコードを外した。恐る恐る水の中に入って二人で友人を支えるようにして井出の中から
道端へと引きずり上げて休ませた。 カズユキはコードを突っ込んだ時に片方の足が深みにはまったので
ゴム長の腰の部分から水が入ったらしい その時に電圧が流れたものだから魚ばかりか自分も一緒に感電したのであった
カズユキは、休ませていたけど完全に復活は難しいようだったのでいちおう病院へ連れて行った
一晩、病院で寝かせていたらあくる日は元に戻ったので無事に帰ったのだが もう二度としたくないと言った
しかしながらあの時の彼の顔を思い出すと今では笑いを堪えるのに必死なくらいだが・・
マヂでホントに怖かったのだ唇は小刻みに震えていたようだったし 目は真っ白になって黒い部分なんて
まったく無かったんだ。今で言う 映画の「死霊の館」のCM看板みたいな表情になっていたのだ
その状態で身体がビクビクと震えていたのだ見てた私達がどれだけ恐怖だったか想像に難くないだろう(--;)
其の後私達も二度とする事はなかった・・・^^;
と言うところで今日はこの辺で終わりますねぇ 皆様明日も良い日になりますようにぃ^^
それでは失礼しまーす おやすみなさ~い^-^/zzz
バッテリーで電流を流すとよくコイツが浮いてくることがある
養殖物だと刺身で喰えるようだが天然物は生食は止めといた方が良いのかなぁ?
私はナマズは好物なのだがねぇ
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