「止於至善」 社外の軍師が語る経営の話 

バックオフィスのDX化支援を得意とする経営特化型税理士です。 
税理士・行政書士 長尾 博 (岐阜県)

事業性評価で融資は変わる?

2017年05月01日 | 経営
金融庁が掲げる「事業性評価に基づく融資」の方針をご存じでしょうか?

金融庁は本気モード

従来までの、企業の財務データや担保・保証に捉えわれず、
事業の内容や将来性等を適切に判断して、
融資を実施しなさいとする金融庁からの金融機関に向けた強いメッセージなんです。

言い換えると

信用力ある企業だけに偏らず、経営努力をしている多くの企業の一助になり得る
金融の仲介機能としての役割を求めてるってことです。

で、金融機関の融資条件がどの様に変わってくるんでしょうか?

評価対象となるのは?

企業が持つ特異性や将来性ある事業計画、差別化された商品価値など。。。。

一方、金融機関の融資担当者も、企業を訪問し、情報を収集する能力が求められますから、
目利きが極めて重要になってきますよね。

勿論、融資を受ける側でも、自社の経営戦略や経営方針、成長性戦略、商品価値等、
それなりの準備が必要となってきます。

まずは、「SWOT分析」や自社のポジショニング分析、中長期の経営計画の策定等、
融資する側の担当者が欲しがるような判断材料を準備することからはじめては如何でしょうか?

さらに、融資担当者に、自社の方針と商品価値をPRし説得できる経営者になってくださいね。

そうすれば、より好条件で融資を受けられる機会が訪れるかもしれませんよ。

事業性評価に基づく融資制度の始まりは、

中小企業にとって新たな転換期になり得る機会かもしれません。

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