何か問題があれば議論の場で話し合い最後は多数決で決める。民主主義の基本ですね。小学校での学級会(クラス会)で学びました。
そして選挙は、自分と同じ考えの人や好きな人に投票する。黒板に正の字を書いて多い人が学級委員になりました。
今更ですが、この歳になって本当にそうなのかな?と思います。
昨日は民主主義の大国、アメリカの中間選挙で、盛り上がっていました。テレビを見ると青チームが民主党、赤チームが共和党。不謹慎かも知れませんがとてもわかりやすい色分けです。
選挙結果は、まだ確定していませんが、上院は民主党と共和党が拮抗し、選挙前とほぼ変わらない状況ですが、激戦区のジョージア州では決選投票になるとのことで、確定には未だ時間がかかるようです。一方、下院は共和党が予想通り躍進、多数の議席を得るようです。
しかし、予想された、ビッグ・レッド・ウェーブは起こらず、せいぜいさざ波程度と報じられています。トランプ前大統領が初当選したときも、事前予想ではヒラリー・クリントンが優勢と言われて、どのメディアもトランプさんの当選を予想したところはありませんでした。
アメリカも日本もメディアの事前予想なんて本当に眉唾ものかもしれません。特にアメリカは、隠れトランプ、隠れバイデンなんていますからね。正直に答えると何をされるか分からない国です。
何れにせよ、これで民主党のバイデン大統領の政権運営にも大きく影響することは必至で、諸々やりにくくなることだけは間違いありません。
さらに、アメリカの中間選挙の結果次第では、ウクライナ情勢にも影響は必至と言われており、我々日本国民は、日本の安全保障政策への影響も視野に入れて推移を見守るしかありません。
今回の中間選挙の争点は、物価高騰によるインフレ対策、そして国論を二分する女性の人工妊娠中絶問題と言われています。当分この溝は埋まりそうもありません。
特にインフレについては、先日ニュースに映ったアメリカのスーパーマーケットの様子では、卵が12個入り1パックが日本円で約800円、ティッシュペーパーが約1,300円でした。翁のような年金額では絶対に生活できません。そくアウト(笑)。
イギリスでもそうでしたね。インフレで苦しむ国民が僅か45日でトラス首相を辞任に追い込みました。欧米のインフレは我々の想像以上、
日本の物価高なんてカワイイものかもしれません。
他国のことですが、法と自由と人権を掲げる民主主義国なのに、選挙が終わっても、その結果を受け入れず、相手を罵倒する国、もうお手本にはなりません。かと言って、ジャイアンのいる国はもちろん勘弁ですが。人間の世界も混沌とし、複雑ですな。
翻って、我が日本もやはりエネルギー価格をはじめ食品など様々なものが上がっています。
でも、永田町界隈では、相変わらず、某宗教団体の一部の被害者救済ばかりがクローズアップされ、物価対策を盛り込んだ補正予算案の審議はそっちのけ、寧ろ多くの国民のほうが被害者ではないか、と思いますが如何がでしょうか? あゝ。
終わり