「品質管理基準報告書第1号実務ガイダンス「監査事務所における品質管理に関するツール(実務ガイダンス)」」(公開草案)の公表について
日本公認会計士協会は、品質管理基準報告書第1号実務ガイダンス「監査事務所における品質管理に関するツール(実務ガイダンス)」の公開草案を、2022年10月17日に公表しました。
主に、監査に関する品質管理基準や品質管理基準報告書「監査事務所における品質管理」・「監査業務に係る審査」、監査基準報告書「監査業務における品質管理」を参照し、品質管理システムの構築に当たっての具体的な手順や文書等について様式例として取りまとめています。
公認会計士法上の大規模監査法人以外の監査事務所の利用が想定されています。
本文は10ページほどのものです。エクセル形式の様式がついています。本文をみながら、それを使って(せめて形だけでも?)システムを整えてほしいということでしょうか。
以下のような構成となっています(目次より)。
Ⅰ 本実務ガイダンスの対象範囲
1.対象範囲
2.背景
3.定義
Ⅱ 主要な概念
1.リスク・アプローチ
2.品質管理システム.
3.品質管理システムに関する責任
4.品質管理システムの構成要素
5.品質目標の設定
6.監査事務所のリスク評価プロセス
7.対応のデザインと適用
8.適用の柔軟性
Ⅲ 品質管理システムの構築
1.基本的計画の決定
2.品質管理システムの整備状況の把握
(1) 品質目標の設定
(2) 品質リスクの識別と評価
(3) 品質リスクに対処するために構築すべき対応のデザイン及び適用状況の把握
3.把握された不備への対応及び是正
4.監査事務所を取り巻く内外の環境変化への対応
Ⅳ 様式例