2022.05.21(土)
空気が湿っていて冷たい。だけど、歩いていると私は汗をかく。
昨日はよく歩いて、用事を済ませたりケーキ屋さんを訪れたり。降らなくてよかった。
家じゅうのレースのカーテンを洗濯したら、それだけで気分が上がる。
さて、今日は何をして過ごそうか。ひさびさに仕事なしの自由な一日!
『婦人公論』のweb記事で見つけた、萩本欽一さんのインタビュー。
https://fujinkoron.jp/articles/-/5769
彼が長く愛着をもってレギュラーとして関わった番組、『全日本仮装大賞』と『ラジオ深夜便』。ずっと続けたいと思う気持ちはあっても、自身の年齢や体を考えると、「やめたくないけど、どうしてもやめなくちゃいけなかった」。
だけど、「『やめる』という言葉を使うのは、タレントとして魅力がないなあと思いました。辞任? 違うな。退任? コレも違う」と。
それでは「譲る」はどうか?と。「『仮装大賞の司会を(香取)慎吾ちゃんに譲ります』」とか。だけど萩本さんの感覚では、「なんだか卑怯な感じがするし、カッコよすぎてインチキっぽい」。
そんな中でたどりついたのが「どく」だったそうだ。
そして、こんな文章が続く。
「電車で座っているときに、目の前に立った妊婦さんに声をかけて席を『譲る』。一方『どく』は、次の駅で降りそうな顔をして黙って席を立つ。そこに妊婦さんが座るかはわからないけど、こっちのほうがずっと粋だし、僕の心境は『どく』だと思った。こうして自分の行動を示す言葉に背中を押され、大好きな2つの番組からどくことができたというわけ。」
いろんな意見があるだろうな。そんなふうにあやふやな感じで「どいて」も、肝心の妊婦さんが座る前に横から誰かが席を占領してしまうかもしれない、だから「ちゃんと意思表示したほうがいいよ」とか。番組のMCだって、後任はこの人に・・・と言わなければ、「え、なんでコイツに?」って不本意な人選になる可能性もあるだろう、とか。
でも自分が関わらなくなった時間に何が起きても、ま、それはそれ、それもなりゆき、と達観して進んでいけるのは、なかなか並みの人間には難しい気もする。
そうやって生きていけたら、ちょっといいな、と感じた土曜の午後です。
高村薫『我らが少女A』
彼女のハードボイルドの香り漂う硬質な文体は、難解な内容かと思わせる導入部ではあっても、いつのまにかその中に自然に心地よく引き込まれる中毒一歩手前の魅力がある。
文字を追うだけで、体に絡みつくような不快な熱気と湿り気で息が苦しくなるような経験は、『照柿』との出会いだったか。
『毎日新聞』に連載された、合田雄一郎シリーズの『我らが少女A』が単行本で刊行されていたことを今さらながら先日知って、さっそく・・・。
殺人事件をきっかけに、未解決事件が浮かび上がり、かつての「少女A」をめぐる事実が回り始める。
すでに亡くなっている「少女A」を取り巻く母親や友人たち、その家族の証言や現在の動向、今は警察大学校教授となっている合田雄一郎でさえ、その中のピースの1つとして動き、「少女A」を浮かび上がらせる。
群像劇のような進行で、当時の武蔵野の野川公園あたりを自転車で走り抜ける少女の姿がこちらの脳裏にある画面に映し出されて保存されていく。登場人物の誰もが、しっかり息をして苦悩して、それでも大事なことをうまく忘れて暮らしている。そのあたりの描写も優れもの。
事件が未解決のままだったことで、「少女A」のそれから十数年がどんなふうに歪んでしまったのか、そのあたりは読者の想像に委ねられている。
THE YELLOW MONKEY デビュー30周年特設サイト
https://tym30.com/
ベスト30曲は、1996年の「JAM」から「Changes Far Away」まで。
私の五本の指に入る「好きな曲」が入っていないけれど、でも30曲は通して聴いて心地よくなれる曲ばかり。
コチラでは、「THE YELLOW MONKEY 歴代所属レーベルスタッフが選ぶ『30Years 30Hits』イチオシ曲」とそれぞれの熱いメッセージが披露されている。
『正直不動産』
しつこく書きますが、録画したものを二人で夜中に寝転がって見る時間が、今は貴重。
山P、いえいえ山下智久さん、初めて、いいなと思えました。遅い? 『コードブルー』は作品としてはおもしろかったけど・・・。
https://www.nhk.jp/p/ts/5GKZ6NXYVM/
もっと早くに知りたかった不動産アレコレも、とても興味深い。
そうだ、『星新一の不思議な不思議な短編ドラマ』、録画したものを少しずつ見ていく。
https://www.nhk.jp/p/ts/MKP974JQRN/
若いころに読んだときは、軽く受け止めておもしろがっていたけれど、今ドラマになったものを見ながら、これがあの頃すでに作品として世に出ていたことが改めて驚き。
コロナも完全におさまったわけではないけれど、そんなことお構いなしにいろいろ持ち上がってくる。
生活必需品や電気代をはじめとするエネルギー関連の項目の値上げ幅の大きさが明らかになる。
そして、戦争の悲惨な現状は、かつてよりも何倍も赤裸々に私たちのもとに届けられる。記事だけではなく映像や音声で知る戦争の実際のありさまに、いつまで続くのだと声を荒げたくなる。
私は私で、細かい言葉のやりとりに苛立ったりして、相変わらず成熟度の低い大人だと呆れたり。だけど今さらマジに自分を戒めたりはせずにスルーする図太さだけが健在だ。
それでも、私の記念日に届けられた言葉たちに心が柔らかく反応できたことが、今はちょっとうれしい。
こんなことをして、一日が終わりそうです。