2019.2.9(土)
◆ 雪は?
朝起きたら、駐車場の車の上や芝生の上に、うっすらと白い雪。
でもそれから数時間、雪の気配はなかった。
そして、4時頃、空から舞ってきた雪たち、ひらひらと軽やかに。
その粒はしだいに大きくなり、このままいくのかな、と思い始めた頃、静かに雪はやんだ。
メディアの大騒ぎから、今夜はどんな結果が出るだろう。
雪国の故郷に戻っている相方から、ちょっと皮肉めいたメール(笑)。
「都会は雪に弱いのさ」
とワタシ。
明日の朝、もし積もっていたら、私は張り切って外に出て、今シーズン初の雪かきで汗をかこう。
◆ this morning ...
そんな午前中、曇り空の冷たい空気の中、母の施設に行く途中で、いつもお世話になっているクリーニング店を訪れた。
受付の女性が、「いつも大変ですね~」と一言。この季節にたびたび持ってくるセーターが母のものだと、私はずっと以前に尋ねられて答えた気がする。覚えていてくれたんだ。
いえいえ、自宅で介護しているわけでもなく、仕事もしながらの「ながら介護ですから」と言うと、その女性は簡潔な言葉で、ご自分が施設にいる母上を訪ねるため、月に1回、関西と東京を行き来していた過去を説明してくれた。
「重かったですよ。もう10年以上前のことですけど」
私より年配のその人の言葉は、軽くも重くもなく、大げさでも上っ面でもなく、どこか心地よく寄り添ってくれる柔らかさがあった。
本当に大したことはなく、恥ずかしいほどにマイペースにやっている私だけれど、でもなんだかうれしい共感の言葉だった。
この時間をいつかくぐりぬけたとき、私からはどんな言葉が生まれるんだろう・・・。
母は今日も元気に暮らしている。
夜中のトイレに対応してくれた「いつも優しい夜勤の看護師さん」の話は、寒い私を温かくしてくれる。
「名前がね・・・。なんだったかしら」
次に私が行くときまでには「思い出せると思う」と。私はわかっているんだけれど、そう言うのなら、思い出すまで待っていよう。
◆ THE YELLOW MONKEY
6月の横浜アリーナ、無事にチケットがとれたことを喜ぼう。
今の気分では気が遠くなるほど先のことだけれど(大げさだな)、きっとあっという間に、花粉のもやもやの日々や、桜や新緑の美しい季節をすっ飛ばして、「え、もう梅雨?」なんて言いながら、このライブを迎えるんだろう。
今仕事をしながら、『THE YELLOW MONKEY IS HERE. NEW BEST』を聴いている。
「真珠色の革命時代~Pearl Light Of Revolution」から前に進めずに、何度もリピート。
アルバム『THE NIGHT SNAILS AND PLASTIC BOOGIE(夜行性のかたつむり達とプラスチックのブギー)』でTHE YELLOW MONKEYと出会った私は、この楽曲の美しいメロディーと、歌詞の言葉選びに、あっけなくやられてしまったわけで。あれから27年。
地球規模の広がりを思わせながら、実はにっちもさっちもいかない男女の狭い狭い、だけどどうしようもなく深い世界を、極上の美しい、そしてえげつない単語で飾り立てている。そこにはまってしまって、今に至るわけ。
この楽曲に2017年暮れの東京ドーム(コチラ)で再会したんだったな。
そう、今はもう会えない友人と、何度この曲の話をしただろう。
そして、リピートが続いている、「真珠色の革命時代~Pearl Light Of Revolution」です。
デイサービスに元気に通っていた、相方の父がインフルエンザに罹患後、急に食べられなくなり、軽い誤嚥性肺炎と「超」脱水症状で入院。
「少し食欲がない」という連絡はあったけれど、家族がいるから安心していた。だけど、相方が帰省してわかったのは、「食欲がない」ではなく「ほぼ口から何も入れていない」状態が続いていた、ということ。
彼が素早く動いて、入院ということになり、一安心。
最初に診察した医師が、力なく意識もうすい様子に「老衰」と言ったらしいけれど、点滴と治療で、ついこの間私が会ったときの元気な優しい父復活で、その医師をびっくりさせてくれるだろう。