2022.06.09(水)
昨日は、午前中ちょっと晴れ間が広がって、いい感じだったけれど、また重たい雲がのさばってきたな。
でもときどき日が差して、少しだけ冷たい風が吹いて、梅雨だけど乾いた風なのが心地よかった。
ベランダのアジサイ。今はいちばん鮮やかかな?
向かって右が2年目のアジサイ、左が1年目のアジサイ。
1年目のほうが、葉も花も色が濃いのはなぜなんだろう。
花が終わったら、去年みたいにじょうずに切り落として、また来年にそなえよう。
そうだ、一輪挿しに挿して、しばし部屋を彩るか。
殺風景な仕事部屋が唯一変化する季節。
スピッツの「あじさい通り」の「だから この雨あがれ あの子の頬照らせ♪」が、とても優しい愛のことばにきこえて、鬱陶しい梅雨空も悪くないな、と感じた、『ハチミツ』リリース当時を思い出す。
あれから27年経って、少々(どころではない)齢を重ねた今となっては、「うーん、やっぱり梅雨空は嫌じゃ」なんだけど。
昨日、午前中にカット。すっきりだ!
20年近く通って親しくなった、実家近くの美容師さんのもとで。
思いがけず生クリーム好きが共通していて(彼女はお酒は飲めないけど)、その話題で盛り上がって、帰りにケーキを購入してしまった。
実家跡に建てた集合住宅も問題なく、そこにある。
そのことに後悔はないけれど、ときどき家や倉庫の解体前に撮った画像や映像を見て、少し胸の奥に揺れるものを感じるようになった。
実家で暮らした遠い日々に特別な思いはないのに、これはなんだろう。
母が車いすになって施設に入り、そのあと1か月に1度1泊のペースで相方と訪れたときいろいろ昔を思い出すことがあって、むしろその「訪問時」への懐かしさかもしれない。
住んでいた人や出来事への思いではなく、建物自体への愛着?
縁側の陽射し、父が大事にした植木、父の死後母が育てた花たち、ネコのいた暮らし、倉庫に残っていた古いお釜やテレビ。
床の色、足裏に残る畳の感触、階段の手すりの疵、電灯のかさの模様。
そして、ときどき聞こえる弟の声とか。
画像や映像に残していなかったら、とっくに記憶がさだかではなくなっていたかもしれない、その程度のことだけれど。
NHK 映像の世紀バタフライエフェクト
『ヒトラー VS チャップリン 終わりなき闘い』
https://www.nhk.jp/p/ts/9N81M92LXV/episode/te/YMQ6VXGW78/
放送日 6月6日(月)22:00~
語 り 山田孝之
チャップリンの言葉。
「一人を殺せば殺人者だが、百万人を殺せば英雄だ。殺人は数によって神聖化させられる。」
「私は祖国を愛している。しかし、祖国に愛せと言われたら、私は躊躇なく祖国から出ていく。」
「私は、熱い愛国者にはなれない(ならない?)。」
いちばん怖いのは、ヒトラーの演説の前で熱狂していた多くの民衆のひとりになることか。
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