2022.10.30
「ロック大陸漫遊記」
FM TOKYO
10月も最終週! そして11月へ。「はやいですね~」
(ホントに。いつも言うけど、怖いくらい)
草野「毎週聴いてくださっている方も、初めて聴きます!という方も、みなさん楽しんでいただけるように頑張ります」
今週は、【みんなで叫ぼう アルファベットで漫遊記】。
Bay City Rollersの「Saturday Night」のように、「アルファベットをみんなで叫ぶ系の曲」を集めてくれたそうです。「一緒に聴いてください」
オンエア曲
01 大好物(スピッツ)
02 Saturday Night(Bay City Rollers)
03 ウルフルズA・A・Pのテーマ(ウルフルズ)
04 YOUNG MAN(Y.M.C.A.)(西城 秀樹)
05 Mayday(The Go! Team)
06 CRAZY NIGHTS(LOUDNESS)
07 鋼鉄の段ボーラーまさゆき(四星球)
08 JODAN JODAN(海援隊)
漫遊前の一曲は、スピッツで、「大好物」(2021年、45thシングル(配信)/劇場版『昨日何食べた?』の主題歌)。
スピッツにも「アルファベットを叫ぶ系」の曲があるけれど(「ハッピーデイ」)、「残念ながら音源になっていないので」。
そこで視点を変えて、「リリース1周年」のこの楽曲を。
(もう一年か・・・と、ちょっと恐怖なくらいに時の進み具合が速い。そして久しぶりに聴いて、なんて優しく胸に迫る曲なんだろう、と。歩きながら聴いて、ちょっと泣いてもいいですか?)
(いまさらだけど、こんなのを見つけてしまった。)
劇場版「きのう何食べた?」大ヒット記念 未公開&NGシーン集
最初の曲は、「アルファベットを叫ぶと言えば、まずこの曲!」、Bay City Rollersの「Saturday Night」(1975年)。
草野「この曲を聴いて、Saturdayの綴りを覚えた人、多いんじゃないでしょうかね、オレもその一人ですけど」。
(周辺に熱烈なファンがいたっけ。みんなどうしてるかな?)
こういうアルファベットのスペルを1文字1文字叫ぶ曲って、「英語圏では昔からあったのかも」。
「事の発端は存じ上げないけれど」の前置きで、「ポップスでパッと浮かぶのは、コニー・フランシスさんの『Vacation』。このへんから始まっているのかな」。
「ヴァケイション,Vacation」コニー・フランシス Connie Francis
次は、ウルフルズの「ウルフルズA・A・Pのテーマ」(1997年、4thアルバム『Let’s Go』)。
どんな曲があるかなあと考えたとき、「Saturday Night」の次に浮かんだのが、ウルフルズのこの曲だそうです。
「A・A・P」は、「あほあほパワー」から。
ウルフルズは「らせんのファンタジー」でも、「D! N! A!」と叫んでいるけど、「こっちのほうがインパクトがあるかな」。
(元気になれる。ウルフルズのライブ、行きたくなる)
メッセージコーナー。
かんぴょうが大好きなリスナーさん。「寿司もかんぴょう巻きが一番好き!」と。
ところが周囲では「評価が低い」と嘆く。「草野さんはいかが?」
九州では、あまり馴染みがなかったとか。
東京に出てきて初めて体験した食べ物、結構あるらしい。
ちくわぶとか、「最初は、なんじゃこれ!と思ったけれど、うまい汁がしみこむとうまいんだな。汁しだいかな」と。
かんぴょうも汁しだい? 「これから意識していただいていこうかな」と。
(私も、甘めに煮たかんぴょう、大好きだったな。最近食べてないかも。作ってみるか)
「北関東の農家の方が丹精込めて作ってくださっているのを思い浮かべて、ありがたくいただいていこうかなと思います」と。
次の曲は、「定番ですね」、西城秀樹の「YOUNG MAN(Y.M.C.A.)」(1979年)。
原曲は、「ゲイの人たちへの応援歌。西城秀樹さんも、そういう背景を理解されて歌っていらっしゃったのだと思います」。
西城さんは洋楽への造詣も深く、「今でいうLGBTQについても精神的な理解をされていたのではないか。最初は周囲からカバーへの反対もあったとか」。
草野「普通カバーしようとする曲が社会的な深い意味を持っていると知ったら、躊躇するもんね。まして西城さんは当時も日本を代表する人気歌手だったわけで。とても器の大きな方だったのではないかと思います」
「Y! M! C! A!」という部分は原曲にはなく、西城秀樹バージョンのオリジナル。
(原曲の内容はあとで知ったけれど、その上でこの曲を聴くと、とても深く心に響くものを感じる。)
次は、「ブラスバンドの音が楽しい、ちょっとほかにない個性的なサウンド」、The Go! Teamの「Mayday」(2018年、アルバム『Semicircle』)。
ココでは曲を流しているし、コチラではMVを紹介している。
草野くんはZO-3で、「M! A! Y! D! A! Y! Mayday Mayday」と歌って、「ついつい叫んでしまいますが、みなさんもご一緒に」と。
メッセージコーナー。
自然豊かなところに住みながら、翻訳や音楽活動をされているリスナーさんから、「自然豊かな環境で作る音楽と都市で作る音楽は違うと思いますか」。
草野くん自身に憧れはあるし、創作期間は自然豊かなところに住む、という作曲家もいるそうだ。
実は若いころにそういう試みをしたことがあったそうで、でも「まったくアイデアが出なくなっちゃった」。
むしろ「自然の中に出たい! 虫を追いかけたい!という気持ちがムクムクと湧いてきて、曲作りどころじゃなかった」。
だからむしろ、曲作りは都会の中の小さな部屋で、「どこか行きたいな」という抑圧感の中にいたほうが、アイデアがどんどん浮かんでくる」。
東京じゃなくても、大阪でも名古屋でも福岡でもよくて、「そういう街の小さな部屋」がポイントなんですね。自然の中だと、もう子どもになって遊びたくなっちゃう?
でも半年とか1年とか、少し長めに定住してみたら、「今までなかったような新しいアイデアが沸いてくるかもしれない」。
都会に住み慣れてしまったけれど、「ゆくゆくはちょっと試してみたいですね」。
次の曲は、「日本を代表するヘビーメタルのバンド」、LOUDNESSの「CRAZY NIGHTS」(1985年、5thアルバム『THUNDER IN THE EAST』)。
この曲は「彼らの全米デビューの楽曲」。
サビのうしろで、「M! Z! A!」と叫ぶが、「とくに意味はないらしい」。
その後しばらくして、東京湾岸の有明地区に「MZA有明」というクラブができたが、それとも関係はなく、「叫びやすいアルファベットを並べただけ」らしい。「T! F! M! でもよかったのかもしれないね」
最後は、四星球の「鉄の段ボーラーまさゆき」(2018年、8thシングル「鉄の段ボーラーまさゆき e.p.」)。
「ここまでちゃんとしたコミックバンドって珍しいんじゃないか」と、草野くんは「メチャメチャ褒めています」。
この前の「ロックロックこんにちは」では、「スピッツのことも愛情たっぷりにいじってくれました」。
彼らのパフォーマンスの中では「段ボールで作った小道具」が重要。
これは、「段ボールを製作している、いわゆる段ボール職人まさゆきさんの曲」。まさゆきさんはバンドのギタリストのときは「まさやん」と名乗る。
曲の中では、「M! A! S! A! Y! U! K! I!」と叫ぶ。
(段ボールへの愛が溢れる楽曲!)
こんなバンドです!
201408 四星球
今回の「ちょっぴりタイムマシン」は、海援隊の「JODAN JODAN」(1979年、15thシングル/1999年、『海援隊 BEST SELECTION』)。
(イントロは「エンドロールには早すぎる」)
ここも今日のテーマに沿って・・・。
この楽曲は、当時流行っていた、西城秀樹さんの「YOUNG MAN(Y.M.C.A.)」のパロディーソング。
武田鉄矢さんが金八先生で大ブレイクするちょっと前の曲。でも福岡ではすでに有名な「スター」だったので、福岡のラジオでは結構流れていたそうだ。
武田鉄矢節炸裂のボーカルで、「コロッケさんがモノマネしている?」と思ってしまうような・・・。
「歌いながら芝居になっているところがすごい! 涙目になっている武田さんが見えてくる・・・」と。
jodan
(もう言葉にならない・・・。濃さがすごい)
特集の最後に。
今日紹介した以外にも、THE BLUE HEARTSやLINDBERGなどのバンド名をsing alongしている楽曲は結構あるそうだ。
「スピッツも作ってみようかな」で、「S! P! I! T! Z!」とやってくれたけど、「どうしても『JODAN JODAN』のパクリになってしまう」(笑)と。(無理かな?)
そして来週は、またまた「TYK」再来です!
70年代前半、「UKロックの隠れた名曲」特集!
何度もきいているけど(笑)、この番組は当初、「70年代のロックを淡々と流すイメージ」だった。
で、「当初 やりたかった 感じ」で、「TYK」! 【TYK 70年代前半、UKロックの隠れた名曲で漫遊記】です。
第一回イギリス編TYKをココで。
第一回アメリカ編TYKをココで。
で、第二回TYKもやってます、ココで。
「アメリカ編」1回、「イギリス編」は次回で3回、ということで、草野マサムネのUKロック愛が垣間見られます。
「草野さん、健康のため、夜中の猛烈な空腹に耐えています」
そして、びっくりするほど遅くなったけれど(-_-;)、
われらがスピッツの屋台骨、﨑ちゃん!
誕生日、おめでとう。
あなたの笑顔と小気味いいドラムパフォーマンスよ、永遠に!
大好きです。
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