隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

「もういいよ」と言われるまで、毎回「Honesty」を弾き続ける・・・。

2023年04月24日 19時57分10秒 | スピッツ

2023.04.23
「ロック大陸漫遊記」
FM TOKYO



 4月も第4週。
 導入は、「全然関係ない話なんですけど、皆さんはレトルトカレーって召し上がります?」。
 (いつもは必ず作るけど、ときどき出先のスーパーの本棚みたいに陳列されたレトルトカレーコーナーから、お好みを選んで‟召し上がりま~す“)
 草野くんが、「これだけでいいや」と推すレトルトカレーは、「成城石井の(黄色い箱の)チキンカリー」。開発協力が「新宿 中村屋」。
 今年に入って、どこの成城石井の店にも見られなくなり、「生産終了したか?と悲しみに浸っていた」らしい。
 家に残った3箱を「賞味期限ぎりぎりまで味わおうと残していた」ので、この話題を番組で話そうかとメモしていたら、「なんと、リニューアルして復活してた!」。
 「早まって話さなくてよかった」、そして「ちゃんとお店の人に確認すればよかった、あのカレー、どうなったんですか?って」。
 「カレーって人それぞれ好みがあるから、オススメはしないけど・・・、成城石井さん、ありがとう」って。


 そして今回のテーマは、【好きなキーボーディスト(リクエスト)で漫遊記①】
 600通ものリクエストの中から、Part 1 です!

 オンエア曲
 01 ハイファイ・ローファイ(スピッツ)
 02 Seven Seas Of Rhye(Queen)
 03 海(サザンオールスターズ)
 04 魚ごっこ(LIVE)(BO GUMBOS)
 05 虹(フジファブリック)
 06 Feels so Good(Van Halen)
 07 ロマンスがありあまる(ゲスの極み乙女)
 08 はなれ ばなれ(クラムボン)
 09 醒めない(スピッツ)


 漫遊前の一曲は、スピッツで、「ハイファイ・ローファイ」(1999年、EP『99ep』/2004年、スペシャルアルバム『色色衣』のremix version)。
 クージーへのリクエストも多かったそうで、この曲は、CDの音源でも彼女がプレイしている。
 (『99ep』には、「ハイファイ・ローファイ」以外に、「魚」「青春生き残りゲーム」が収録されている。曲長がどれも異なっていて、ウキウキする。「魚」は特に人気があるようで、ファンクラブツアーでのリクエストでも常に上位?だったような)

 最初の曲は、Queenの「Seven Seas Of Rhye 輝ける七つの海」(1974年、2ndアルバム『Queen II』)。
 この曲では、「伝説的なボーカリスト、フレディ・マーキュリー」のピアノプレイを聴くことができる。
 リクエストしたリスナーさんは、クイーンの存在も知らなかった中学生のころ、ラジオから流れてくるこの曲のピアノの美しさ、ボーカルのすばらしさに感動したそうだ。
 その後テレビでライブ映像を見て、筋肉隆々のタンクトップ+ちょび髭のおじさんと、あの美しい声の「見た目とのギャップ」に驚いた、と。
 その後、決して多くはなかったお小遣いで全アルバムを手に入れたことが、いい思い出、と。
 草野くん曰く、昔は洋楽の情報はあまりなく、あとになって雑誌などでヴィジュアルを知ることができた。
 草野くんは、クイーンの4人並んだアー写から、いちばんきれいな顔をしているドラムスのロジャー・テイラーがボーカルだと思っていたら、この人は違うだろうと最初から外していた人が実際のボーカルだった・・・と(笑)。
Queen - Seven Seas Of Rhye/Tear It Up (Live In Budapest 1986) 4K


 さてさて、キーボードとは?
 「鍵盤」のこと。
 なので、ピアニストもオルガンを弾く人も、アコーディオンやピアニカを弾く人も、すべて「キーボーディスト」。
 シンセサイザーを演奏する人だけを「キーボーディスト」というわけではない。おもちゃのピアノを演奏すれば、それも「キーボーディスト」。


 次の曲は、サザンオールスターズの「」(1984年、7thアルバム『人気者でいこう』)。
 キーボートは、原由子さん。
 (美しく、おおらかな曲)
 リクエストしたリスナーさん、この曲のイントロのキーボードには「きれいな音の中に切なさが感じられる」と。
 草野くん自身は「熱心なサザンのリスナーではない」が、「サザンの本体は原由子さんなのではないか、と思うことがある」と。
 昨年リリースされた原さんのソロアルバム『婦人の肖像(Portrait of a Lady)』の音も「とても新しかった」と。

 次は、BO GUMBOSの「魚ごっこ(LIVE)」(1995年、ライヴベストアルバム『ずいきの涙〜BEST OF BO GUMBOS LIVE RECORDINGS〜』)。
 キーボードはKYONさん。
BO GUMBOS - 魚ごっこ (1988.12.31. Rock'n'Roll Band Stand @名古屋レインボーホール)
 リクエストしたリスナーさん、数年前に歯医者さんの待合室で流れてきた「それも間奏のピアノソロに一瞬で心をわしづかみにされた」。
 草野くん、「歯医者さんの待合室でBO GUMBOS・・・って、なかなかいいね。普通はクラシカルな音楽が流れているイメージだし」と。
 初めて聴いたのでバンド名も曲名もわからず、「かろうじてわかった歌詞の一部を検索して判明」。
 KYONさんは今もキーボーディストとして活躍されているが、「私が知ったときはBO GUMBOSはすでに解散していて、一度ライブをみたかったです」と。
 草野くんが20歳のころとても人気があって、「国民的な人気バンドになってもよかったのでは?と思うが、時代が早かった気もする」と。

 次の曲は、フジファブリックの「」(2005年、5thシングル/2005年、2ndアルバム『FAB BOX』)。
 キーボーディストは金澤ダイスケさん。
フジファブリック 「虹」 Live at Ryogoku Kokugikan
 この曲へのリクエストも多かったし、ほかの曲へのリクエストも含めると、フジファブリック、金澤ダイスケさんへのリクエストが最も多かったそうです。
 この曲の「イントロのメロディーがメチャメチャ耳に残る」というリスナーさん。
 「ゼロ年代以降のバンドの中では、キーボードの音がカッコよく、かつ効果的に入っているバンドというと、フジファブリックというイメージになるよね」と草野くん。
 そして、金澤ダイスケくん、「見た目が理科の先生みたいなところもステキかな」と。「生徒から人気の理科の先生・・・。全然理系じゃないのかもしれないけど」と。

 次は、Van Halenの「Feels so Good」(1988年、8thアルバム『OU812』/2004年、ベストアルバム『The Best Of Both Worlds』)。
 キーボードは、エドワード・ヴァン・ヘイレン
 リクエストしたリスナーさんは、「エディ・ヴァン・ヘイレンのキーボードが大好き。このアルバムではキーボードがかなり使われていて、バンドのスタイルの幅が広がった」と。
 当時、最新のシンセサイザーを手に入れて、それに新たな創作意欲を刺激されて、それ以降の「Jump」などでの新しい音の世界を広げていった。
 リアルタイムで聴いていたころの草野くんは「エレキギター大好き少年」だったので、「ヴァン・ヘイレンもシンセかよ!」と思ったそうだけど、「でも新しい楽器に触れて初期衝動を取り戻した気持ちはよくわかる」と(あとになってわかったんだろうな)。
 草野くんも、シーケンサーやサンプラーを購入したとき、「いろいろ試してみて楽しかったし」。そして、シンセを手に入れてワクワクしているエディさんの気持ちを想像して聴くと、「ヴァン・ヘイレンのシンセサウンドもかっこよく聴こえます」。

 そして次は、ゲスの極み乙女の「ロマンスがありあまる」(2015年、3rdシングル/2016年、2ndアルバム『両成敗』)。
 キーボードは、ちゃんMARI
 リクエストしたリスナーさん、弾いてみようと思ったことがあるが、指使いがはやくて難しいと諦めたそうだ。この曲の「速いテンポのキーボードにせつないメロディーが好き」と。
 スピッツでも、この曲をカバーしようとスピッツなりのアレンジを考えたことがあったそうだ。「でもね、この曲、バンドメンバーにかける負担が大きそうだなと思って、やめました」。
 「ゲスの曲は難しいです。頑張ってカバーしたとしても、たぶんコピーの域を出ないし、それだけ、ゲスの極み乙女の曲は、スキル、完成度、ともに非常にハイレベルなバンド、ということ」。
 去年ライブに行ったという草野くん、「ライブでは、ちゃんMARIさんの存在感が増す」と。
 (怖いもの見たさで、スピッツのゲスの極みカバー、聴いてみたい気もするけど。)

 最後の曲は、クラムボンの「はなれ ばなれ」(1999年、デビューシングル)。
 キーボードは、原田郁子さん。
 (クラムボン、デビュー当時すごく好きで、よく聴いてたなあ。また聴きたくなった)
 リクエストしたリスナーさんは今から20年くらい前、中学生のころ、父上から譲り受けた携帯ラジオで聴いたのが最初だった。「原田さんが奏でる、跳ねるようなキーボードの音色とあどけなさが感じられる無邪気な歌声が強烈に印象に残り、キーボードがメインで、こんなオシャレでカッコいい音楽があったのか、と衝撃を受けた」と。そして、今に至るまで、「自分のルーツとして、クラムボンの音楽を追い続けている」そうだ。
 クラムボンって、「音が流れると同時に、世界がクラムボン色に染まる感じがあるよね。染まるというか、引っ張り込まれるような・・・」と草野くん。
 「原田さんの声の魅力もあるけど、バンドアンサンブルの影響もあるかな。スピッツ仕切りのイベントに来てくれたことあるけど、生演奏だと、よけい迫力ある」



 そして、特集の最後に。

 「鍵盤楽器って、弾けるとカッコいいっすよね」
 パーティーとかで、ピアノの前にさらっと座って、弾き始めちゃう・・・。
 「ちょっと憧れますよね。最近は、ストリートピアノとかもあるし」
 猛練習して、例えばビリー・ジョエルの「Honesty」だけ弾けるようになるとか・・・、やってみようかな、と。
 パーティーで毎回、お約束のように「Honesty」を弾く。「草野くん、もういいよ」と言われるまで弾いちゃう・・・。

 今回と次回はオールリクエストということで、「ちょっぴりタイムマシン」のコーナーはお休みです。

 本当にリクエストが多かったそうで、来週も【好きなキーボーディスト(リクエスト)で漫遊記②】です。
 邦楽・洋楽混ぜ混ぜで・・・。


 そして、「草野さん、謎の筋肉痛がなかなかとれません」




                              



世界の終わり / THEE MICHELLE GUN ELEPHANT

 あのとき受けた衝撃が、ずっと続いて、私の今がある。
 チバユウスケ氏のストレートな魂の声に、また出会えることを!


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 都会の中に奇跡的に残ってい... | トップ | 劣化が始まった?頭の中に流... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。