隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

かっこいいぜ! 新庄選手+スピッツ

2006年10月28日 07時57分49秒 | スピッツ
 人を感動させられるっていうのは、やっぱりすごいことだな。そしてそのかっこよさの影には、人知れず続けてきた努力とか、そういうものがあるんだろう。努力なんて陳腐な言い方では違和感あるけど。
 そして、そういう日々の積み重ねを表には出さず、楽しそうに軽くすり抜けちゃうところがステキだ。
 
■新庄選手 says “ちゃんとした下着をはこう!”
 日本ハムファイターズ、おめでとうございます。
 実は別にファンではないのですが(祖父の影響で、東映フライヤーズは知っていますが)、でも新庄選手が大リーグから戻って、「最初に声をかけてくれたから」と言って入団してから、やっぱり目が話せない球団になりましたよね。きっとそういう人多いんじゃないかと。
 新庄選手は、ただの「かっこいい選手」じゃなくて、自分の役目をきちんと理解して、それに向かって全力…、そういう人だったんだなあ。
 あんなに離れた外野の守備にいても、味方のピッチャーの1球1球に反応して、ファンへのパフォーマンスも忘れなかったし。
 よくジャイアンツ戦を観に行くけど(私はファンじゃないですけど。笑)、外野の選手はたいてい地味ですよ。ま、いろいろあっていいんだけど。
 WBCのイチローもメチャクチャかっこよかったから、今年一年は「イチロー~SHINJO]という感じだったなあ。
 そういえば、私は帰宅時、最寄りの駅からとあるマーケットの中を通って帰路につくんですが、そこに男性下着売り場があって、彼がイメージキャラクターをつとめているメーカーのコマーシャル映像が流れているんです。私の背中に毎日、「ちゃんとした下着をはこう!」と言い続けていた(笑)新庄選手、お疲れ様でした。

追記(2006年10月28日)
 新庄って、高校卒業して阪神に入団したときに自分で購入した7000円くらいのグラブを修理しながらずっと使っていたんですね。 引退会見で、「このグローブが、もう無理って言ったから引退する」と話していました。
 なんとなく職人っぽいこういう話が似合わないイメージの新庄。日々を生きることの醍醐味はたぶん、「ステキな意外」に出会うことだろう。


■秋の夜更けにも、スピッツ「春の歌」
 昨日、若い労働者の男の子(誰でも労働者ですよね)と話す機会がありました。
 彼は大学卒業後、結構過酷な職業につき、深夜帰宅なんていうのも当たり前のような生活をしています。
 かわいい恋人がいながら、「一日のうちでいちばんうれしいのは、仕事を終えて家に帰る前、駐車場で車に乗ってドアをパタンと閉めたとき」なんてことを親に言っちゃうらしい、とんでもない男なんですが(ちなみにマザコンではないそうです)。
 その彼が先日、車に乗ってラジオをつけたら、スピッツの「春の歌」(アルバム「スーベニア」に収録)が流れてきたそうなんです。少し寒さも感じられる秋の夜更けという、「春の歌」にはまったく無関係な光景の中に聞こえてきたこの曲。
「どひゃ~、いい曲だー」
 胸にしみ入ってきて、いつもよりちょっとハイなテンションで、いつもよりちょっとスピードをあげて(危ないだろっ!)、家路についたとか。
 疾走感があり、なんでも始まりっていいよね、という、押しつけがましくないメッセージが心地よく、そして何よりバンドアレンジの気持ちよさ。
 私は、最後のサビに入る直前の、ギタリスト・テツヤの「ギギギッ」(ウーン、わかってくれるかな)がたまらなく好き。ちなみにライブでは、そこで必ずテツヤに目をやるんですが、彼はものすごくかっこよく弾いています。ライブに行かれたら、たとえマサムネばっかり見ている方でも、そこは必ずテツヤをチェックして! 絶対にオススメです。
 ちなみにその男の子は、スピッツの曲では「スピカ」(アルバム「花鳥風月」収録)、「青い車」(アルバム「空の飛び方」収録)が好き、という、極めてノーマルな人です(笑)。あ、「ホタル」(アルバム「ハヤブサ」収録)も好きって言ってたかな。


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