●『14才の母』(10月11日22:00~23:09 日本テレビ)
ドラマ冒頭のシーンで、志田未来扮する主人公の中学生・一ノ瀬未希がセーラー服姿で全力疾走しているのを見て、「あ、和美ちゃん?」と心の中でつぶやいた人も少なくなかったはず。
和美は昨年の連続ドラマ『女王の教室』(よかったらここもどうぞ)で志田未来が演じた小学生(今年のスペシャルでは中学生になっていましたが)。最終回で、進学した私立中学のセーラー服の制服姿で真矢先生の前に現れ、「先生、『アロハ』の意味、知ってますか」と問いかけ、「I love you.」と答えた先生に向かって、「先生、アロハ~!」と伝えて颯爽と走っていった、あのときの姿。
短いスカートを跳ね上げ、なんの屈託もなく走っていった和美。あの子がそのまま昨日の画面に現れたような気がした。同じ放送局だし(ひょっとしてキャストも同じですか?)それを示唆しているのかもしれないけれど。
それにしても、あの天真爛漫な女の子のこれからの日々を思うと、少し胸が痛くなる。だけど、年齢に関係なく、どんな時間を過ごしたのかは、それからの人生をさまざまに揺らしていくのだろう。それはドラマの中の人物より現実の私たちの問題だ。だから、あの若さ、というより幼さで真正面から向き合って自分の道を歩いていくであろう未希ちゃんを応援しつつ、ドラマを見ていきたいと思ったのです。そういう思いにさせるに十分な真摯なドラマの始まりであったように感じている。
主人公のこれから、ももちろんだが、田中美佐子演じる母親がどんなふうに娘を支えていくのか、それへの興味もつきません。明るくて優しくて、ちょっと頼りないけど家庭や子どもを大事に思っていて、たぶんこれまでそんなに過酷な目にもあわずに生きてきた…、そんな普通な、私や私の周囲にいる女性となんら変わらぬ母親が、これからどんなふうに歩き出すのか。
そうそう、母親のパート先のファミレスの客で雑誌記者らしい男を演じる沢村一樹。バラエティーのおしゃべり男(失礼)な面と、2時間ドラマでの爽やかな浅見光彦しか知らなかったので、ちょっと陰のある?、チラッと凄みのあるその男が沢村一樹とは気づきませんでした。不覚…。
追記:オープニングで流れた(ほかでも流れたかもしれないけど)Mr. Childrenの「しるし」。歌詞はよく聴き取れなかったのですが、ミスチル桜井の優しいボーカルとせつないメロディーが心に残りました。
追記(2006年10月25日) 恥ずかしいー! 上記で「沢村一樹」などと書きましたが、雑誌記者の役は「北村一輝」さんでしたね。ありゃりゃ、別人なんだもの、「気づきませんでした」って、当たり前でした。ごめんなさい。
ドラマ冒頭のシーンで、志田未来扮する主人公の中学生・一ノ瀬未希がセーラー服姿で全力疾走しているのを見て、「あ、和美ちゃん?」と心の中でつぶやいた人も少なくなかったはず。
和美は昨年の連続ドラマ『女王の教室』(よかったらここもどうぞ)で志田未来が演じた小学生(今年のスペシャルでは中学生になっていましたが)。最終回で、進学した私立中学のセーラー服の制服姿で真矢先生の前に現れ、「先生、『アロハ』の意味、知ってますか」と問いかけ、「I love you.」と答えた先生に向かって、「先生、アロハ~!」と伝えて颯爽と走っていった、あのときの姿。
短いスカートを跳ね上げ、なんの屈託もなく走っていった和美。あの子がそのまま昨日の画面に現れたような気がした。同じ放送局だし(ひょっとしてキャストも同じですか?)それを示唆しているのかもしれないけれど。
それにしても、あの天真爛漫な女の子のこれからの日々を思うと、少し胸が痛くなる。だけど、年齢に関係なく、どんな時間を過ごしたのかは、それからの人生をさまざまに揺らしていくのだろう。それはドラマの中の人物より現実の私たちの問題だ。だから、あの若さ、というより幼さで真正面から向き合って自分の道を歩いていくであろう未希ちゃんを応援しつつ、ドラマを見ていきたいと思ったのです。そういう思いにさせるに十分な真摯なドラマの始まりであったように感じている。
主人公のこれから、ももちろんだが、田中美佐子演じる母親がどんなふうに娘を支えていくのか、それへの興味もつきません。明るくて優しくて、ちょっと頼りないけど家庭や子どもを大事に思っていて、たぶんこれまでそんなに過酷な目にもあわずに生きてきた…、そんな普通な、私や私の周囲にいる女性となんら変わらぬ母親が、これからどんなふうに歩き出すのか。
そうそう、母親のパート先のファミレスの客で雑誌記者らしい男を演じる沢村一樹。バラエティーのおしゃべり男(失礼)な面と、2時間ドラマでの爽やかな浅見光彦しか知らなかったので、ちょっと陰のある?、チラッと凄みのあるその男が沢村一樹とは気づきませんでした。不覚…。
追記:オープニングで流れた(ほかでも流れたかもしれないけど)Mr. Childrenの「しるし」。歌詞はよく聴き取れなかったのですが、ミスチル桜井の優しいボーカルとせつないメロディーが心に残りました。
追記(2006年10月25日) 恥ずかしいー! 上記で「沢村一樹」などと書きましたが、雑誌記者の役は「北村一輝」さんでしたね。ありゃりゃ、別人なんだもの、「気づきませんでした」って、当たり前でした。ごめんなさい。