2024.09.22
ロック大陸漫遊記
TOKYO FM
「9月も4週目・・・」
ということで、秋冬物の洋服も見てみようかとセレクトショップを訪れた草野くん。
「そのとき、店員さんがはいているデニムパンツがすごいカッコよかったんですよ」
それで試着してみたら・・・、「同じデニムパンツなのに、なんか違うのよ」。
結局、「その店員さんの体型がカッコいいだけだったんだろうな」という結論。
そういうことって、あるある。
「映画俳優の髪型とか真似ても全然イケてない、どころか、ちょっと滑稽な感じになったり」
でも、「なぜか学ばないよね。カッコいい人が着てるものとか髪型に憧れてしまうし。こういうこと、一生繰り返していくんだろうなあ」。
(ああ・・・。一生ね・・・)
そして今日は、【ゼロ年代アメリカンロックで漫遊記】。
80年代はR.E.M.、ピクシーズ、90年代はWeezer、Rage Against the Machineとか・・・。
「でも、ゼロ年代で夢中になったバンドっていたっけ?」と思って自宅のCD棚を探ってみたら、「結構いました」。
なので、今日は、「ゼロ年代のアメリカのロックバンドを草野の偏ったセレクトで」ということです。
オンエア
01 Na・de・Na・deボーイ(スピッツ)
02 I Get Wet(Andrew W.K.)
03 Pop Princess(The Click Five)
04 American Boy, Vol. 2(Juliette and the Licks)
05 People=Shit(Slipknot)
06 Versus(The Panic Division)
07 June Gloom(The Like)
08 Kill Rock 'n Roll(System Of A Down)
漫遊前の1曲は、スピッツで「Na・de・Na・deボーイ」(2007年、12thアルバム『さざなみCD』)。
スピッツがゼロ年代にリリースした曲の中で、「気分で、この曲!」。
(好きだぞー。サウンドも歌詞も、すべて)
最初の曲は、Andrew W.K.の「I Get Wet 汗にまみれてパーティー三昧」(2001年、デビューアルバム『I Get Wet パーティー・一直線!』)。
「CDジャケットが衝撃的だったアルバム」
草野くんはタワレコで視聴して「ジャケもカッコよかったんで、即行買いましたね。アンドリューさんが鼻血ブーの写真」。
当時は「ジャンルがわからない新種のロック」ということで盛り上がった。「ラウドロックなんだけどデジタルな音も入っていてパーティーっぽい明るさもあって、ちょっとほかにない感じ」で。
そのときは、マリリン・マンソンやNine Inch Nailsのような「デジタル入りのラウドロックの流れ?」と思っていたが、「実際はもっとわかりやすいパーティーロックで、ハチャメチャやってるラウドなELOみたいな感じかな?」
このアルバムを「かなりヘビロテしてましたけどね」。
次の曲は、The Click Fiveの「Pop Princess」(2005年、デビューアルバム『Greetings from Imrie House』)。
草野くんは「今世紀に入って、良くも悪くもメロディーに起伏の少ないバンドが多くなった気がする。ヒップホップの影響もあるかも」だそうだ。
このThe Click Fiveは、「Weezerに近い、起伏のあるグッドメロディーの曲が多い」。
この「Pop Princess」は、草野くんは見ていないが、アメリカの人気ドラマ『シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ』(Hannah Montana)で使われていた。これは、マイリー・サイラスが大ブレイクしたドラマ。
(ああ、メロディーの起伏・・・わかるような)
The Click Five - Catch Your Wave (Official Video)
次は、Juliette and the Licksの「American Boy, Vol. 2」(2005年、1stフルアルバム『You're Speaking My Language』)。
2005年の夏にフジロックの特集を「お隣のラジオ局」でやっていて、そこからカッコいい曲が流れてきた。運転中だった草野くんは車を停めて携帯でラジオ局に電話して、曲名を問い合わせたそうだ。「その後アルバムも買って、よく聴いてました」。
バンド名になっているJulietteとは、『ギルバート・グレイブ』などに出演している役者のジュリエット・ルイスさん。
このバンドの曲は「70年代ハードロックみたいな感じで、メチャメチャかっこいい。歌声もジャニス・ジョプリン寄りで、シャウトがいい具合にかすれてる」。
Juliette & The Licks - Got Love To Kill (Live at Saint Rocke) 2/29/24
メッセージコーナー。
BOOK OFFでWeezerの『Red Album』を手に入れたリスナーさんから、「ボーナストラックにBoAさんが歌う『メリクリ』が拙い日本語で歌われていた」。
日本が好きなミュージシャンが日本語の歌を歌うって結構あると思うので、「海外アーティストが歌う日本語の歌特集をぜひ」と。
結構カバー曲もあるし、カバーじゃなくてもQueenの「手をとりあって」、チープ・トリックの「Oh Claire」(「お~ こんにちは♪」を歌ってくれました)もあるし、「結構おもしろそうなんで、ちょっと検討してみようと思います」
(期待しています)
そして次は、「今日の中では、いちばんメジャーかな? すごい流行ってたもんね」、Slipknotの「People=Shit」(2001年、2ndアルバム『Iowa』)。
草野くん自身は、Slipknotが2001年にサマソニに出演したときの映像をテレビで見て、「すげー、かっこいい」と思って、すぐにCD購入。
(スピッツのボーカルの好みは実は・・・というのがわかるなあ)
「そんときは盛り上がっちゃって、オレもマスクかぶりたいって思ったもんね。でもマスクかぶって『チェリー』歌っても微妙ですけどね。夏は暑そうだけど」(笑)
このバンドは、「ドラムのスネアの音がポコポコいってて、それも好きです」
メッセージコーナー。
「公園のスズメが指先のエサを食べました!」とリスナーさん。
都会のスズメって人懐っこいの?(いやいや。でもステキなエピソード)
そのスズメ、「人慣れしてたか、よっぽどお腹がへってたか、じゃないですかね。夢を壊すようですけど(笑)」。
「でも動物と鳥って、人を見てるよね。人の人柄とか性格、わりと見抜いてたりする。優しい人かどうか、をね。だから(リスナーさん)、優しい人だってわかって、スズメも近づいてきてるんじゃないですかね」
昔、(たぶん阿蘇でだと思うけど)「スピッツ4人で馬に乗って撮影したことがあって。そのときドラムの﨑ちゃんだけ、馬が勝手にどっか行っちゃって」。そのとき牧場の人が、「乗ってる人が優しいと、馬は勝手にどっかに行っちゃう」と言ってたそうです。
「馬は﨑ちゃんが優しい人だってわかったのかな。オレは実は優しくないってわかってたんじゃないか」
エレキギターを始めた娘さんがよくピックをなくして探している・・・というリスナーさんから、「草野さんはピックの保管をどうされていますか?」。
「ピックね~、なくすよね」で、草野くんは、百均などで売っている透明なプラスチックのケースに入れている。
で、黒はなかなか見つけにくいので、「これから買うなら、白とかカラフルなの、ピンクとか水色がいい」。
「学生時代のバイト仲間と、その後集まったりしたことありますか。またどんなバイトをしていましたか」
飲食店とか塗装屋さんとか、いろいろ経験したが、「仲間と会うこと、ありますよ。いまだに仲間と集まると、(そのときの)社長さんのモノマネで盛り上がったりする」。
「くさのく~ん」とよく遠くから呼ばれてたらしいけど、似ているかどうかはわからない・・・。
「そのころの空気に戻るよね。学校の友達と違って、バイト仲間はまた独特のつながりがありますからね」
(いいですね~)
次は、The Panic Divisionの「Versus」(2005年、デビューアルバム『Versus』)。
このバンドのCDは「タワレコの新宿店だったかな? レコメンドで置いてあって、視聴機で聴いてカッコいい!と思って」。
あの頃はサブスクとかYouTubeなどの動画サイトもなかったから、「とにかくCD屋の視聴機は片っ端からチェックしてたんだよね」。
The Panic Divisionは、「当時はほかに似たバンド、いないかも、という感じのサウンドでした」。シンセのサウンドをポップな方向じゃなく、ちょっとクールに使っているアレンジ。
今も活動中で、最近の音源を聴いたら、「さらにデジタルなダンスミュージックに寄せていたが」、このころのThe Panic Divisionは「デジタルな要素を除いたら、9mm(Parabellum Bullet)に近いかも」。
(タイトな音の響きが心地よいですね)
the Panic Division - "Big Day"
そして次は、The Likeの「June Gloom」(2005年、デビューアルバム『Are You Thinking What I'm Thinking?』)。
The Likeは女性のバンドで、「最初はきれいなお姉さんたちのジャケ写に惹かれたんですよね。正直、ジャケ買いだったんですけど」。
ビジュアル的にも、「アメリカのバンドにしてはオシャレな感じかな」。
曲はシンプル、サウンドもシンプルなバンドサウンドで、「今聴いても古さを感じさせない」。
アメリカのロサンゼルス出身のバンドだが、「ちょっと聴いただけだと、イギリスのバンドかな?という印象を受ける」。
プロフィールを見ると、「イギリスのバンドからの影響が強い」。
(ちょっとほかを聴いてみたくなるな)
The Like - He's Not A Boy at The ICA, LONDON Sept 15 2010
漫遊最後は、System Of A Downの「Kill Rock 'n Roll」(2005年、5thアルバム『Hypnotize』)。
デビューは90年代だが、「今世紀に入って大ブレイクした」バンド。
この曲が入っているアルバムは、「初期の曲よりちょっとメロディアスになった作品かな」。
System Of A Downは前にもかけたことがあるが(ココ)、「メンバー全員がアルメニア系ということもあってか、メロディーラインが非常に独特で、エキゾチックで、中東とかインドの音楽も彷彿とさせる。独特の世界をもったバンドで、今もときどき聴きたくなる。」。
草野くんは一時期、System Of A DownやSlipknot、ファズギターばりばりのフー・マンチューなど、ラウドロックばかり聴いていた時期があったそうだ。
System Of A Down - Chop Suey! (Official HD Video)
特集の終わりに。
ゼロ年代アメリカンロックと言えば、有名どころでは、Fall Out Boy、My Chemical Romance、The StrokesなどもCDを買っていたが、「ファンの方には申し訳ないが、そんなにはまれなかった」。
「Zebraheadも人気だったし、Maroon 5は今でも大人気ですよね。 あ、あれもあったじゃん、と思い出したら、また特集します」
そして、今日は「選曲していたら、かけたい曲が増えちゃいまして」、恒例の「ちょっぴりタイムマシン」はお休みだそうです。「ご了承ください!」とのこと。
そして来週は、「最近のエキゾチック系バンドで漫遊記」。
少し前に特集したトルコのロック(ココ)に近い感じのちょっとエキゾチックな音楽を、現地の人じゃないバンドがやっている、というのをセレクトした特集だそうです。
有名なバンドとして、クルアンビンの名前を挙げ、「最近ちょっとはまって聴いているが、世の中的にもトレンドなのでは?」
ジャンル名があるのかもしれないが、「よくわからないので、ロク漫独自に、『最近のエキゾチック系バンド』というカテゴリーで!
そして、「草野さん、隣町のスーパーに行ったら近所のスーパーよりかなり安くて衝撃受けてます」
◆デジタルコンピレーションアルバム『秋に聴きたいスピッツ』配信スタート!◆
https://spitz-web.com/news/7524/
アンケートの結果、【アルバム『空の飛び方』から1位に選ばれた1曲+スピッツ全楽曲の中から選ばれた上位9曲=合計10曲】で編成されたセットリスト。
どれも聴きたい曲ばかり。この曲順で流れてきたら、どんな感じになるんだろう。
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