隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

いつかスピッツも!~洋楽ロックの日本語カバーで漫遊記

2023年11月27日 23時41分00秒 | スピッツ

2023.11.26
ロック大陸漫遊記
TOKYO FM



 11月最終週、そして、いよいよ12月へ・・・。
 スピッツはツアーのとき、全国いろいろな会場でライブをする。
 そんな中で、「古い会館の楽屋のトイレが少ない問題」!
 結構大きなところでも、「スタッフと共同、個室1つ」という会館がある。
 「ゆっくり個室で・・・」と思っても誰かが待ってるかも、と思うと落ち着かない(わかるわかる)。
 誰かが入ってきて、ああ入ってるのか、と出ていく音が聞こえると、「あ、すいませ~ん」という申し訳ない気持ちになるとか。
 「文句を言うつもりはないんだけど、なんで古い施設って個室が少ないの?」
 これってメンバーともよく話すそうだ。
 「昔の人って、今よりトイレ行かなかったの? いや、そんなわけないか」
 トイレ設置には、今よりもコストがかかってたのか?
 「誰か詳しい人、ぜひ教えてほしい」
 ググってもイマイチわかんない、そうですよ。
 「古い施設 トイレ 少ない」問題でした。


 今夜の特集は、【洋楽ロックの日本語カバーで漫遊記】です。
 前にビートルズのカバー曲の特集(ココ)で東京ビートルズの曲をかけた、と言いつつ、「買いたい時にゃ 金出しゃ買える~ それでも買えない 真心だけは~♪」(「Can’t Buy Me Love」)を歌ってくれる。
 そんなふうに「洋楽を日本語でカバーしている曲」の特集です。


 セットリスト
 01 はぐれ狼(スピッツ)

 02 デイ・ドリーム・ビリーバー(THE TIMERS)
 03 脳天爆発男(王様+Blood Sabbath)
 04 エミリーはプレイガール(ORIGINAL LOVE)
 05 漢字読めるけど書けない(ダンス☆マン)
 06 QUESTIONS 67 and 68(THE COLLECTORS)
 07 Loser(ASIAN KANG-FU GENERATION)
 08 RUNAWAY(麻倉未稀)


 漫遊前の1曲は、スピッツで「はぐれ狼」(2019年、16thアルバム『見っけ』)。
 スピッツもインディーズのころ、ミッシェル・ポルナレフの「シェリーに口づけ」とか、Sladeの「Cum On Feel The Noise」などを日本語でカバーしたことがある。
Slade - Cum On Feel The Noize • TopPop
 でも、「音源になっている」カバーはない(フムフム)ので、「冬っぽい」この曲で。
 (歌詞もサウンドの雰囲気も、従来のスピッツぽさと新たな試みや風も感じられて、これからライブでやってほしい曲の中のひとつ)

 最初の曲は、THE TIMERSの「デイ・ドリーム・ビリーバー」(1989年、1stシングル/原曲は、The Monkees)。
 (今回は、それぞれのバックに原曲を流してくれました)
 THE TIMERSは、「80年代後半に突然デビューした覆面バンド」。
 1988年、RCサクセションが『COVERS』という洋楽カバーを集めたアルバムをリリース。「そのときにいろいろあったんですが」。ココに説明あり。
 その後、忌野清志郎さんにそっくりなZERRYさんがこのバンドを結成。
 「タイマーズのゼリー」って、「タイガースのジュリーのパロなのかー!」と、「当時かなりウケましたけどね」。
 「日本においては、モンキーズの原曲よりこのカバーのほうがもはや有名なのかな、という気がしますけどね」と。
 (原曲は、サウンド、メロディー、すべてが、懐かしい時代へ誘ってくれるので、これは年齢によるかな・・・)
 「当時、カップラーメンのCMでも、すんげー流れてた」
 (ああ、それもよく覚えてる)

 次は、王様+Blood Sabbathの「脳天爆発男」(2013年、本家公認のコラボアルバム『黒い安息日伝説』/原曲は、1970年、Black Sabbathの大ヒット曲、「Paranoid」)。
 王様というと、「Deep PurpleやQueenのカバーで有名」だが、「個人的にはBlack Sabbathのカバーが好きなんすよね」。
 王様のカバーのスタイルは「歌詞を完全に訳して歌う」のだが、「これによって、ブラック・サバスの曲って深みのある歌詞だったんだな、と気づかせてもらいました」。
 「バックのBlood Sabbathの演奏も非常にクオリティーが高いです」と。
 (単純にカッコいい!)

 次は、Original Loveで「エミリーはプレイガール」(2006年、カバーアルバム『キングスロード』/原曲は、Pink Floyd、1968年、2ndシングル「See Emily Play」)。
 草野くんは最近ライブに行って、「田島貴男さんのパワフルさに圧倒された。すごいアーティストだなと思います」。
 このカバーは「ピンク・フロイドのサイケ感からさらにダークで妖しい感じがプラスされてて、完全にORIGINAL LOVEの曲になってます」
 ORIGINAL LOVEには、「プライマル」や「STARS」のようなミステリアスな曲があるが、「それに結構近いかな、という気がします」
 (ああ、「STARS」、すごい好き! ドラマ『リング』のエンディングで流れるのをうっとり聴いていたっけ。あのドラマ自体は苦手なので、見ていた家族が「終わるよ~」と呼んでくれて、この曲だけ聴いていた。たしかオリジナルアルバムに収録されなくて、がっかりした記憶あり)
Pink Floyd - See Emily Play

 次は、ダンス☆マンの「漢字読めるけど書けない」(2000年、6thシングル/原曲は、1980年、Ray Parker Jr.「It’s Time to Party Now」)。
 ロックじゃないかもしれないけど、「カバーが最高なので」と。
 ダンス☆マンのカバーは、歌詞の意味ではなく「語感重視。空耳アワー的な手法なんだけど、曲のリズム感を損なわないのがすばらしい手法だと思います」。
 草野くんも、洋楽の日本語カバーをするなら、「王様の直訳スタイルではなく、ダンス☆マンさんの手法を学びたい」。
 王様のスタイルは「もう独自な世界」。ダンス☆マンさんのように「意味よりも語感やリズム重視で作ると、オレ独自の世界が作れるかな」と夢見ているそうだ。(今後に期待)
 でも洋楽をカバーしてリリースするとき、「アーティストにもよるけど、なかなか許可がおりない」そうで、「ダンス☆マンさんも頑張ったのかな」。


 メッセージコーナー。
 先日の放送で、野球観戦中に打球がお腹にあたったエピソードが取り上げられたけど、同じような経験をされたリスナーさん。
 野球の強豪校の応援部に所属(「チアリーダーかな?」)していて、一直線に飛んできたファウルボールが腕を直撃!
 恥ずかしいのでさりげなくしていたけど、腫れて、すごく痛かったそうです。
 試合前に車にぶつかったときも、遅れては大変!と、むしろ運転していた人に謝って、試合に駆け付けたとか。「アドレナリンが出てるんですかね?」
 「ピックやスティックをいただけるなら、当たりにいきたいくらいです」には、草野くん、苦笑い?
 試合中に流血するほどの怪我をしても続けてプレイできたのに、終わったら大変!ということもあるから、「やっぱり、なんとか物質が出てるんでしょうね」。
 それにしてもこのリスナーさんは「怪我しやすいたちのようだから、くれぐれも注意してください」。


 次は、THE COLLECTORSの「QUESTIONS 67 and 68」(1998年、14thシングル「CASH & MODEL GUN」のカップリング/原曲は、1969年、Chicagoのデビューシングル「QUESTIONS 67 and 68」)
 (ひゃ~! 原曲は個人的にすごく好き、というか、これを聴くと気分が上がりまくる、貴重な楽曲。ときどき聴いてニヤニヤしてます)
Chicago - "Questions 67 & 68"
 THE COLLECTORSといえば、60年代、ブリティッシュロック寄りのイメージなので、「え、Chicago?」と最初に思った草野くん。でも初期のChicagoって、「クールでカッコいいんですよ、ブラスロックで」。
 「デビューアルバムはすごい好きなので、このカバーに関しては、よっしゃー!と思いましたね」。
 天邪鬼な草野くんは、「80年代のChicagoは好きになれなくて、バラードとかすごいヒットしてたけど、嫌悪感を抱いていた」。「みんなが好きなもの 好きになれなかった♪」(笑)
 だから、「初期のChicagoのカバー、いいねえ。もともとコレクターズの曲じゃないの?というくらい加藤さんの声もしっくりして、すてきなカバーです」。
 (ホントだ。いい声だなあ)
 曲終わりで、「コータローさんの声もいいですね」。

 最後は、ASIAN KANG-FU GENERATIONの「Loser」(2013年、スペシャルアルバム『ASIAN KUNG-FU GENERATION presents NANO-MUGEN COMPILATION 2014』/1994年、Beck、3rdアルバム『Mekkow Gold』)。
 最近の曲を日本語でカバーって「あんまりない気がする」ので、「あえてベックをカバーしたという、チャレンジ精神もいいな」。
 「アジカンの後藤くんにはいつも、えらいなあと思わせられることが多いんですけど」。
 ベックの原曲は「ポストグランジ的な退廃的な歌詞だが、その歌詞も踏まえつつ、後藤くんの批判性も入っていて、すごい聴きごたえのあるカバーになっている。カッコいいカバーだと思います」と。
 (そうか。まったくカバーだって感じさせない。後藤くんのコトバ)
Beck - Loser (Live 2003)
 曲終わりで、「さっき最近の曲って言ったけど、1994年かー。結構古いね」。


 特集の最後に。
 スピッツでも、「好きな洋楽の日本語カバー、やってみたいと思うんですよ」。
 例えば、Dioの「Caught in the Middle」。
Dio-Caught in The Middle
 
 そして、「ちょっとマニアックだけど」、UFOの「Natural Thing」。
Natural Thing (2007 Remaster)
 これ、サビの歌詞はもうできているそうで、先ほどのダンス☆マン方式で、「原曲の歌詞と全然違うけど、響きとかリズム重視で、響きが似ているなという日本語歌詞をつけて」作った。
 でも許可が下りるかわからないそうで、「結構厳しいときいている」んだとか。
 (いつか実現させてください)


 そして、今日の「ちょっぴりタイムマシン」は、麻倉未稀さんの「RUNAWAY」(1985年、13thシングル/原曲は、1984年、Bon Joviのデビューシングル)。
 (イントロは、「オパビニア」だ)
 このコーナーも洋楽のカバー曲で。
 草野くんにとっては、麻倉未稀さんといえば、高校のころラジオでよく流れていた「黄昏ダンシング」の印象が強い。
 そして、少し歌ってくれる。
 麻倉未稀さんは結構洋楽のカバーをしていて、アイリーン・キャラの「フラッシュダンス」やボニー・タイラーの「ヒーロー」などなど。
 そのなかでも、このBon Joviのカバーがロックかな、ということで。日本語詞は、松井五郎さん。
 余談だが、石川秀美さんの「ミステリーウーマン」という曲がBon Joviのこの曲に似ていて、「最初カバーかな?と思ったんですけど、オマージュっぽいです。気になる方は聴いてみて」と。
 (草野くん、ファンでしたよね。足が速そうで好き・・・とか。ネット上にテレビ出演の映像がたくさんありますね)


 最後に、来週の特集は、ワンアーティスト特集、「ラモーンズで漫遊記」です。
 70年代のアメリカのパンクロックバンド。その後のほとんどのパンクロックバンドに影響を与えていると思われるレジェンドバンド。  「初期のスピッツも影響を受けました」。
 (草野くんのインタビュー、とくに初期のころによく登場したバンド)


 「草野さん、龍の絵がうまく描けません」



 明日は、どんな一日に・・・。


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