隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

これまでの10年とこれから・・・吉井和哉 in 武道館

2012年12月04日 18時09分34秒 | ライブリポート(音楽)

2012.11.29 (木)
吉井和哉 HEARTS TOUR 2012
at 日本武道館


 http://blog.goo.ne.jp/kakera1221/e/887d843130051831dce281157759b12c

 http://blog.goo.ne.jp/kakera1221/e/fde3d193fea76bdd402305c3f2395d00

 http://blog.goo.ne.jp/kakera1221/e/fcdf36f41395194a5e58ad544aca3015

 http://blog.goo.ne.jp/kakera1221/e/2ad1d701f573e7ea7abb29d82b4514a9


 上のは、このブログに書いた吉井和哉のライブレポ。
 今改めて読んでみて恥ずかしくなったのですが、吉井和哉はどんどん進化しているのに、CDを聴き、ライブに足を運ぶ私はちっとも変わらずに、なんだか同じようなところで右往左往しているんだな、と気づかされてしまった。
 (だから、昔のレポなんか読み返したりするもんじゃない、ってことです)。
 ・・・と先に言い訳をしておきます。

 
■セットリスト■
○ 20GO

○ 煩悩コントロール
○ 欲望
○ SPARK
○ ロンサムジョージ
○ SIDE BY SIDE
○ 母いすゞ
○ CALL ME
○ ノーパン
○ BLACK COCK’S HORSE
○ 太陽が燃えている
○ ONE DAY
○ VS
○ 点描のしくみ
○ ビルマニア
○ TALI

ENCORE

○ ロックンロールのメソッド
○ PHOENIX
○ WEEK ENDER
○ HEARTS

 順番などあやふやなところはあちこちで確認ズミ(たぶん合っていると思う)



 最初のMCで、ステージ上の自分たちもお客さんもそれぞれが「点」で、それぞれがつながって「heart」になる・・・そんなライブにしたい、というようなことを言って、「いやなこと、たくさんあるでしょ? それを忘れるような夜に」という内容のメッセージを伝えてくれました。
 (言葉は正確じゃないけど、そんなようなことを)

★納得せざるを得ないソロとしてのすごさ
 盛り上がり、本当に本当に熱いライブでした。
 私にとってはちょっと久しぶりだったのだけれど、この人はまたパワーアップしましたか? と問いかけたくなるような。声もすごく出ていたような。
 ツアー以外にもさまざまなイベントに精力的に参加しているようだけど、アーティストとしても男としても?「働き盛り」なんでしょうか。
 お客さんの盛り上がりも見事な感じで、私のまわりも(ステージ真正面、で、2階席の後ろのほう)、見下ろすとアリーナも、なんだかずっと揺れていたような気がする。
 もともとバンド好きの私がTHE YELLOW MONKEY解散後もこの人に注目しているのはある意味、特別なことで(なんでだろう)。
 だから、もうそろそろあきらめなさい!と言われたり、自分でもわかっていても、どこかであの4人の雄姿を見たいなあという気持ちは変わらず(すみません、しつこくて)。
 2000年夏の第一回ROCK IN JAPAN FES. そして次の年の1月の最後のライブは、たとえあやふやな映像と音ではあっても、熱っぽさだけはどこかに残っていて・・・。
 今までの吉井和哉LIVEのレポでも書いていたけど、だけど今回はホントに、さすがの私も納得しましたよ。すごいソロアーティストになってしまったんだなあ、と。いまさらですが。
 もちろん今も自分の大好きなバンドをバックにしてはいるんだけれど、でも・・・もうね。スゴイですね。こんな表現しかできませんが。

★10年間の曲たち
 ものすごくコアなファンというわけではないので、セットリストについてかっこつけていろいろ書けないのですが、でもMCからも想像されるように、ソロになって10年の間に生まれた曲たちを彼なりに愛をこめて公平に?選んだのかなと。
 ソロデビュー曲から最近のシングル、配信曲まで・・・。
 オープニングの「20GO」から一気に引きずり込まれた吉井ワールド。「煩悩コントロール」~「欲望」~「SPARK」は時間の流れをぶったぎっているはずなのに。
 「ロンサムジョージ」はCDではそれほど・・だったけれど、私にとってはライブで映える曲だったな。「SIDE BY SIDE」「ONE DAY」はもともと好きなので、ここで聴けたのは素直にうれしい。
 「母いすゞ」の世界観は悲しくも胸に迫ったし、やっぱり「CALL ME」は名曲だなあ、と。
 「ノーパン」?の転調後の入り込みがすさまじかった。
 「点描のしくみ」がライブでこんなにかっこよくなるんだ~と感動。
 
「BLACK COCK’S HORSE」のサビ、「ビルマニア」の会場のはじけ方! ひさしぶりの解放感!でした。
 アンコールの「
WEEK ENDER」でだったか? ステージ上のライトを素手でさわって「あっち!」にはこっちも苦笑いですけど。あれはどういう流れだったのか、私の席からはわからなかったなあ(笑)。
 アンコールの4曲は曲想とかにとくに共通点などないはずだけど、なんとなくドラマの流れを見るようだった。
 ラストの「HEARTS」は初めて聴いたけど、「もうすぐ始発のバスが出る」の歌詞が耳に残る。具体的な言葉は覚えていないけれど、冬の冷たい朝の荒涼とした風景のなか、そこに立つ人の人生とちゃんと光が感じられるような・・・そんな絵が浮かびました。

  
★イエモン曲
 「SPARK」(久しぶりだなあ)、そして「太陽が燃えている」。
 前日までは「太陽~」ではなく「熱帯夜」だったそうで(ええっ! 聴きたかったな)。
 でも「太陽~」の突き抜けたような歌いっぷり(ちょっと歌詞が飛んだような気がしたけど??)、大人の無邪気。
 久しぶりに身体も心もはねていたなあ。
 もう過去のものだとしても(デビュー20周年でDVDとかあるけれど)、しがみついているのはみっともなくても、これらの曲たちが彼の歌唱で聴ける時間は、私たちをどこかに戻してくれるんだろうな。
 ソロデビューしたころはイエモンの曲で会場は何倍も盛り上がっていた気がするけど、もうそういうことでもなく、吉井さんのオーラと会場の熱が一緒になればなんでもOKということだ。

★ソロデビュー10年で、また進化・・・
 来年、ソロデビュー10年を機会にベスト盤が出るそうです。
 YOSHII LOVINSONとしての楽曲、吉井和哉名義の楽曲で、新曲をはさむ形の構成って言ってたかな。
 制作しながら、この10年はこのベスト盤を作るためにあったんじゃないか、と思えたほどの「自信作」らしいです。「TSUTAYAでどうぞ」って言ってたかな?(笑)
 そして、しきりにYOSHII LOVINSONくんへの言葉が多かったように思う。「彼」への感謝と愛と、ひょとすると「決別」? そんな感じもしたな。
 それは彼なりの前向きの姿勢のような気がしたけど(べつに、もうその頃の楽曲はやらないとか、そういうのではなく)。
 どの曲へのMCだったか(「HEARTS」?)、止まっていた観覧車が動き始めた・・というようなことを。それもLOVINSONくんへの言葉だったかな。
 (このあたりはあやふやなので、どこかで確認してください)
 そして、どのくらいかかるかわからないけど、オリジナルアルバムも必ずリリースするので、待っていてください、と。
 「‘ギラギラ’や‘お姉さん’」を例にあげて、これまでと新たな年月を語っていた場面もあったんだけど、「ギラギラ」や「お姉さん」はまさか卒業じゃないですよね。そのあたりのニュアンスがちょっと理解できなかったので。

★TALI
 本編のラストが、ソロデビュー曲の「TALI」。
 その前に、けっこう時間をとって、当時のことを語っていた。
 スタジオにこもって作った「TALI」。
 発表当時は「賛否両論」あったし(「歌詞も訳わかんないし。育子って誰よ、愛人?」とか言われたって(笑)、演奏も今聴けば下手だけど、でもあの頃慣らしたかったのは「こういう音なんだ」と思った、と。
 30代半ばは、男としてもいろいろあったし、大きなもの(バンドのことだと、私は思いました)を壊してしまったことで・・・、そういう中での「TALI」だったと。
 

 来年のツアーもあるけれど、「しばらく東京はナシ」と言ったあとで会場の微妙な空気を受けて、「昔とは違うね、反応遅くなったね、瞬発力がなくなった?」なんて笑ってたね。そのあとで、「え~!!」という嵐が起こったけど(笑)。
 そうそう、フェリーに乗っていくような島でもライブしたいとか。
 また前日に来年のツアーは40本くらいと言ったらしく、「事務所にたくさんの問い合わせが・・・」はなかったらしいけど。実際には20本余りってとこらしいです(笑)。
 バンド紹介では、トライセラの吉田くんを「吉田 前髪切りすぎた 佳史」、バーニーを「今では吉井和哉のライブにはなくてはならないギタリスト日下部正則!」と。バーニーをはじめて見たとき、吉井さんはまだseventeenだったそうだ。
 
 いくつになっても、艶っぽくて、でも青い少年ぽさを残していて、危なげだけど頼れそうで・・・、そんなふうにこれから10年も進んでいくのかな。本人はきっと「新たな吉井和哉」を追及していきたいんだろうけど。


 そうそう、役者としての動きはどうなんでしょう。
 予告編の表情がなんともいえずに秀逸で、困ってしまいます。立っているだけで絵になる人では?

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121128-00000006-mnet-musi

 http://www.youtube.com/watch?v=oi5gCB6TROA


 例によって、というより、いつも以上に支離滅裂でよくわからないレポになっています。
 悪しからず・・・です。
 あまりに熱いLIVEだったので、記憶が完全に飛んでしまった・・ということで。
 失礼しました。


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