隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

アメリカンロックも奥が深いぞ!~TYK アメリカ編で漫遊記

2020年02月20日 14時24分42秒 | スピッツ

2020.02.16 21:00
「草野マサムネのロック大陸漫遊記」
 at TOKYO FM

 https://www.tfm.co.jp/manyuki/


 「常識だと思っていたことが実は間違いだったということがありませんか?」と唐突に。
 すぐには思い浮かばないけれど、結構ある(っていうか、基本的に勘違いが年々判明する恐怖)。
 草野くんは、「水蒸気っていうのが目に見えないってことを最近知った」と。
 草野「そんなの常識じゃんっていう人もいると思うけど、白いモアモアした煙こそが水蒸気だと思ってこんでて」
 でも実はあれは水の粒で、「見えない気体である水蒸気が液化して見えている」。
 今では「白い水蒸気が見えて」なんて言う人の話に「いやいや、あれは水蒸気じゃなくて、液化した水の粒が見えてるだけで」などと突っ込んでいる「めんどくさいワタシがいるわけで」(笑)
 そういう突っ込まれるような発言をこの番組でもしてるんだろうな、と我を振り返っているとか。
 草野「ですので、勘違い発言、優しく心の中で突っ込んでいただけたら幸いです」
 はいはい。


 そして、今日のテーマは、「TYK・アメリカ編で漫遊記」。
 番組開始当初(企画段階?)は、古い、ちょっとマニアックなロックを草野氏がわがままに選曲してかけていこう、という構想があったらしい。 「TYK」とは・・・、「当初(T)、やりたかった(Y)感じ(K)」を「大誤算的に」(笑)TYKと言っている。
 (ココで、TYK第1回「イギリス編」を紹介している。去年は「トークは少なめに、イギリスの古いロックをひたすら流す」という企画だったと説明している)
 そこで初心に帰るという意味からも、今回は「アメリカ編」。
 「マニアックとはいっても、曲はあくまでもかっこいいものをセレクトした」と言っていました。
 (個人的には、「イギリス編」があまりにいい曲ばかりだったので、楽しみです)


 オンエア曲
 01 さらさら(スピッツ)
 02 Uncle Jack(Spirit)
 03 Get the message(The Cyrus Erie)
 04 Hurry Sundown(The Bubble Puppy)
 05 Peace By Peace(Crabby Appleton)
 06 Black Betty(Ram Jam)
 07 No Rest For The Wicked(Truth and Janey)
 08 黄悪徳(シルバー・スターズ)


 漫遊前の一曲は、スピッツで「さらさら」(2013年、38thシングル/アルバム『小さな生き物』)。
 (たまらなく好きな楽曲。シングルの中では抜群の「好きさ」かもしれない。
 歌詞も声も、各パートのアレンジもサウンドも、すべて。)
 「この曲を聴いて文通を思い出す」というリスナーの方に返して。
 高校のころの「怖がりでめんどくさがりな自分の残念なエピソード」を披露してくれた草野くん。
 アメリカに留学した友人から「ロック好きなアメリカの女の子と文通しない?」と誘われたのに、英語の手紙はハードルが高いと断ってしまい、今になっては「文通しとけばよかったなー」と。

 そして、最初の曲は、「60年代後半、スピッツとちょっと似た名前のバンド」 Spiritの「Uncle Jack」(1968年、1stアルバム『Spirit』)。
 草野くんが高校生のころにジャケ買いしたアルバム、「ちょっとサイケデリックなジャケットだったんですよね」。
 

 影響受けたバンドのベストテンでは、7位か8位に入るかも、と。
 「微妙な位置?」と言うけれど、そんなことはない。あまたあるバンドの中で「影響を受けた」と言えるだけで、草野氏にとっては「選ばれたバンド」だろう。
 草野「いつか、このバンドだけで特集したいな、というくらい好きなバンド」
 (「スピリット」というバンド名は、音楽雑誌のインタビューなどでもときどき口にしていますよね)
 サイケデリックロック、ジャズ、フォーク、ハードロックなどの要素がいい具合にごちゃ混ぜになった「かっこいいバンド」と。
 草野くんには「過小評価されてる」という印象。
 それぞれにソロになっても活躍していて、ギターのランディ・カリフォルニアの曲はココでも紹介。
 (番組スタート時にすでに選曲していたことからも、愛が感じられる)
 ボーカルのジェイ・ファーガソンはJo Jo Gunneというバンドでもソロとしてもヒット曲があり、映画音楽の政界でも活躍。
 ベースのマーク・アンデスは一時期、Heartのメンバーに、キーボードのジョン・ロックはNazarethのメンバーになっている。
 Heartの曲はココでも紹介していますね。

 次は、「60年代にエリック・カルメンさんが参加していたバンド」、The Cyrus Erieで「Get the message」(1969年、1stシングルのカップリング)。
 いかにもビートルズのフォロワー的なバンドであることがわかり、「若きエリック・カルメンさんの歌唱が微笑ましい」と。
 (ビートルズ初期のころ、ジョンやポールが作っていた曲調で、メロディーにも「おおっ」と伝わる部分もあっておもしろい。)
 
曲終わりで、「エリック・カルメンがこのバンドのあとに活動していたラズベリーズの音がすでにここでできあがっていた」と。

 次は、「ちょいマニアックかもしれない」、The Bubble Puppyで「Hurry Sundown」(1969年、1stアルバム『A Gathering Of Promises』)。
 60年代には、ジャニス・ジョプリンやジェファーソン・エアプレインとともにツアーを回ったりしていたそこそこのバンドだったのに、「知名度が低い!」
 草野「音楽性は、サイケデリックでもなくハードロックでもなく。悪く言えば中途半端なのかもしれないけれど、でも60年代の独特のギターポップ、ギターロックがオレはツボだったりします」
 (ずっと上の世代の人がプレスリーとか聞かないの?と無理やり押し付けてきて、えーっ、ちょっと違うなと思って、それでビートルズと同世代のバンドを聴き始めたときの懐かしさを感じる)
 このバンドは、解散・再結成を繰り返して、現在も活動中とか。
 アルバムのジャケットはこちら。
 

 なんとなく『Yellow Submarine』や『Magical Mystery Tour』の雰囲気を思い出させる感じ。

 次は、Crabby Appletonで「Peace By Peace」(1970年、1stアルバム『Crabby Appleton』)。
 ソフトロックというジャンルのファンには人気のある「ミレニアム」というバンドンのメンバーが作ったバンド。
 草野くんは2年くらい前に、マニアックなところをあさっていたときに出会ったんだとか。
 それで、「こんなバンドが埋もれちゃってるって・・・、ロック大陸ってどんだけ広いんだよ」と思ったんだそうだ。
 このバンドはソフトロックではなく意外にハードな感じだそうで、とくに1stアルバムは「全曲かっこいい! その中からとくにアッパーな曲を」と。
 (ドラムの音が前面に聴こえてきて気持ちいいですね)


 メッセージコーナー。
 高校生のリスナーさんから。親の世代がファン? 「いや、もう孫世代?」と草野くん。
 「どうにかして昔のスピッツを知りたい!と思い」、彼女は昔のシングルやラジオ番組が録音されたMDや古い雑誌で、昔のスピッツをたどる日々だとか(それも楽しい時間だと思うけど)。
 「再生機器は屋根裏から親のものを引っ張り出して」と。
 MDや8センチCDのサイズ感が「なんだかかわいい」と感じるとか。サブスクの時代なのに「時間を遡っている感じ」(笑)。
 
周囲のみんなとは違う!は、「思春期特有のアレですね」とか、「毎日同じことを繰り返していた日常がスピッツを知ったことで変わったような」・・・。すてきな文章を書く高校生女子です!
 草野「文面から(いい意味での)昭和感が漂う・・・」
 草野くんも「自分が生まれるちょっと前のものに興味がわく」と言っています。

 日本スピッツを買い始めた男性から。名前を「マサムネ」にしようとして妻に反対されたとか(笑)。
 スピッツとかポメラニアンとかのサモエド形のワンコの顔がめちゃめちゃ好きだと言う草野くんでした。
 最近のスピッツはあんまり吠えないそうで、「弱いくせに吠えてる」でネーミングしたつもりが「最近のスピッツたちはあんまり吠えなくて、いい子みたいですね」。


 そして、次は、Ram Jamの「Black Betty」(1977年、デビューシングル)。
 Ram Jam・・・、「『Black Betty』ありきのバンド」だそうだ。
 古い黒人音楽をロックにアレンジした曲で、ジミヘンからレニー・クラヴィッツ、レッチリへの「中間地点への楽曲のよう」。
 草野「キメのところで微妙にドラムがもたつくところも、生々しくていいかも」
 (「もたつく」・・・、ちょっと笑える。でも音の雑な伝わり方が時代を感じさせるかなあ)

 次は、Truth and Janeyで「No Rest For The Wicked」(1976年ライブ、1988年、アルバム/2001年、CD化『Erupts』)。
 彼自身は10年くらい前にYouTubeで初対面したそうで、「かなりマニアックだと思うけど、埋もれさすにはもったいない、エネルギッシュなバンド」と。
 「70年代のハードロックバンド、例えばエアロ・スミスやキッスあたりの路線を狙っていたのかな? ちょっとパンク味もあり、イギー & ストゥージズあたりに近いかな?」と。
 ここではライブ音源で、「荒々しさがすばらしい」と。
 
(荒れてズンズンくる音たちと、ちょっと線の細いボーカルの声の絡みもおもしろい)

 イギー & ストゥージズの名前が出たので、ちょっとこれを・・・。横道にそれる・・・。
 『ギミー・デンジャー』本予告 9/2(土)公開


 特集の最後に。
 TYK・・・、「当初 やりたかった 感じ」のアメリカ編。
 基本的にブリティッシュロックが好きな草野くんですが、「アメリカのロックも深いな」と。
 このTYK特集(60年代、70年代の隠れたロックの名曲を「草野マサムネの独断と偏見でセレクト」)、またやってみたいと言ってくれました。
 草野「草野さ~ん、こんなの知らんでしょ、というリクエスト特集でもいいかも」
 イギリス編に続いて、ここでもまたSpiritとか久々に聴いてみたくなりました。
 (Spiritを教えてくれた旧友。「天国への階段」裁判なんかどうでもいい。曲がいいんだ、そこが話題にのぼれ!と言っているかもしれないなあ)


 そして最後は「ちょっぴりタイムマシン」のコーナー。
 曲は、シルバー・スターズの「黄悪徳」(1979年、デビューアルバム)。
 シルバー・スターズは1979年に覆面バンドとして突如アルバムをリリースしてデビュー。
 そのアルバムにはすべて不思議な日本語名がつけられ、歌詞は英語!
 ライブでは、スタッフにもお客さんにも覆面を強要。
 ただし、正体はBOWWOWでは?というのは、中学生?だった草野少年の界隈でも公然の秘密になっていた、と。
 「ハードロックに、80年代初頭のテクノポップの要素も加わって、「かわいい曲」。アルバムも全曲とてもいい、と。
 (激しくも楽しさが伝わる。ピコピコ音。Yellow Viceからはちょっと想像できなかった曲調)


 そして予告!
 今回ちょっとマニアックな曲が多かったので、来週は「80年代、メジャーな邦楽ロックナンバーで漫遊記」だそうです。
 (リスナー思いの、バランス感覚のあるDJ 草野マサムネです)
 オリコンチャート50位以内に食い込んだシングル・アルバムから選曲するそうです。

 そして、「春」や「spring」が歌詞やタイトルに入っている曲を「教えてください」と。



                             


 新型コロナウィルス、どこまでいくんだろう。
 いろんな情報があって、ちょっと迷うこともあるが、基本的なことだけはとらえておこうと思う。
 自分の責任で出歩くことはあっても、安易に人は誘えないな、とも感じる。

 新幹線をやめて車で行った新潟は、2月・・・とは思えない暖かさだった。
 途中の湯沢あたりも山肌が見えていて、スキー場の惨状は想像できる。地元の方たちはどんなにか雪を待っていることだろう。
 だけど、そうこうしているうちに、花粉も飛び始めて、季節だけがどんどん進んでいく。
 春の空気に覆われるとき、事態はどうなっているだろうか。


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