隠れ家-かけらの世界-

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ジミヘン・フォロワーで漫遊記!

2024年08月26日 20時31分13秒 | スピッツ

2024.08.25
ロック大陸漫遊記
TOKYO FM



 「8月も最終週ということで、この時期大変な方も、そうでもないという方も、ちょっとした息抜きにしていただけたら幸いです」

 今日は、【ジミヘン・フォロワーのギタリストで漫遊記】
 「ロックの歴史において最も影響力の大きかったギタリストといえば、おそらくジミ・ヘンドリックスさんなのではないか」と。
 「いやあ、エドワード・ヴァン・ヘイレンでしょ、と言う方もいらっしゃるかもしれないんですけど、彼も絶対にジミヘンさんの影響を受けていますからね」と。
 ということで、「ジミヘン・フォロワーのナンバーをセレクトして特集」です。


 オンエア
 01 ドルフィン・ラヴ(スピッツ)

 02 Dark Lady(Scorpions)
 03 You Stole My Heart(Randy California)
 04 Caledonia(Robin Trower)
 05 Little Sexy Annie(Mahogany Rush)
 06 Champagne & Cocaine(Randy Hansen)
 07 Are You Gonna Go My Way(Lenny Kravitz)
 08 恋人試験(松本ちえこ)


 漫遊前の1曲は、スピッツで「ドルフィン・ラヴ」(1993年、4thアルバム『Crispy!』/仮タイトル「ジミヘン」)。
 以前に「ジミヘンのとっかかり曲」の特集(ココ)でも、漫遊前の1曲としてこの曲をかけたが、「この曲、ジミヘンさんへのオマージュがちょこちょこ入ってます。ジミヘンさんの特集のときは、この曲固定でいこうかなとも思っています」。
 「ちょこちょこ入っているオマージュとは、「①あの印象的なリフがジミヘンの「Crosstown Traffic」から、②ギターソロにも影響あり、③「Can You See Me」に一瞬出てくるチョーキング」だそうです。


 最初の曲は、Scorpionsの「Dark Lady」(1975年、3rdアルバム『In Trance』)。
 「ジミヘン・フォロワー」といえば、「まずこの人の名前が上がる」ということで、Scorpionsのギタリスト、ウリ・ジョン・ロート。この曲では、ボーカルもとっている。
 昔は、「ウルリッヒ・ロートさんとお呼びしていましたが」。
 サイケデリックなフレージングから独特なアルペジオ、トレモロアームの使い方まで、「コピーというより、この人なりにしっかりアップデートされているところが、またすごいところだな」と。
 ウリ・ジョン・ロートさんは、「ジミヘンさんの最期の恋人だったという女性モニカさんと結婚されている」。そのへんも「ジミヘン・フォロワーとして、徹底している・・・というのもヘンですけど」。


 ジミ・ヘンドリックス。

 ロックに限らず、エレキギターの演奏において、もっとも影響力を及ぼしたギタリスト。
 フィードバック(スピーカーに近づけて「ヒ~~~ン」という音を出す)の使い方、トレモロアームで音を変化させること、大胆なブルースの解釈、派手なステージパフォーマンス(ギターに火を放ったり、歯でギターを弾いたり)などなど。
 また当時は、黒人のロックミュージシャンはまだ珍しかった。
 今日はそんなジミヘンさんの強い影響力を感じさせるギタリスト、あるいは「フォロワー」であることを公言しているギタリストの曲で特集する。


 次の曲は、Randy Californiaの「You Stole My Heart」(1979年10月のデモ音源。のちのアルバムリリースのためのレコードセッションをロンドンのスタジオで行ったときのもの。ずっとお蔵入りだったが2006年に発見されてリリースに至る)。
 ジミヘンは、1966年にイギリスにわたり、そこでブレイクしたが、Randy Californiaは、ジミヘンがアメリカで組んでいたバンド、ブルー・フレイムズで、短期間だったがバンド仲間だった。
 当時15歳だった彼は、ジミヘンにギターの手ほどきを受けた、いわば「ジミヘンの愛弟子」のような存在。
 のちに、バンドSpirit(ココで特集)のギターボーカルになる。Randy Californiaという芸名もジミヘンがつけたらしい。
 もう一人のRandyさんはテキサス出身なので、Randy Texas、で、カリフォルニア出身の彼はRandy California。「福岡から来たマサムネだから、お前は福岡マサムネ・・・という感じだったのかな」(笑)
 Randy Californiaのギタープレイには、「ときおりジミヘンさんのようなサイケなフレーズはあるけど、ギタリストとしては独自な世界をもっている」。
 今日の曲はソロアルバムから、「オレも好きな曲」。
 (『ロック大陸漫遊記』第2回の特集(ココ)で・・・)
 (今聴いても、今だからこそ?気持ちいいなあ)

 次は、Robin Trowerの「Caledonia」(1976年、4thアルバム『Long Misty Days』)。
 Robin Trowerは、ジミヘンのハードロックではなく、ファンキーでブルースの部分を継承しているギタリスト。
 (ZO-3で、ファンキーなカッティングを聴かせてくれる)
 Robin Trowerはもともと「青い影」で有名なプロコル・ハルムのギタリストだったので、「年齢的にはジミヘンさんと同世代の実力派ギタリストだった」。
 そんなプロとしてのキャリアがありながら、ジミヘンのギターを聴いたとき強い衝撃を受けて、バンドをやめてソロになる
 プロコル・ハルムはオルガンの印象が強いが、「このバンドだと、オレのやりたいことはできないかも、と思ったんでしょうかね」。
 この「Caledonia」では、ボーカルはベーシストのジェームス・デュアンで、Robin Trowerはギター専門。
Robin Trower - Day Of The Eagle - 3/15/1975 - Winterland (Official)

 そして次は、ギタリスト、フランク・マリノ率いるバンド、Mahogany Rushの「Little Sexy Annie」(1976年、4thアルバム『Mahogany Rush IV』)。
 Mahogany Rushは、カナダ・モントリオールのバンド。
 フランク・マリノは70年代、「ずっとジミヘンのモノマネと言われていたらしい」。でも、「オリジナル曲はそんなにジミヘンっぽくないです。ブルージーなところはジミヘンを感じさせるけど」。
 弾いているギターも、ジミヘンのトレードマークであるストラトキャスターではなく、ギブソンSGだし。
 フランク・マリノはジミヘン曲をカバーしているが、「ジミヘンさんより上品というか、丁寧なプレイのギタリストという印象。それはそれで、フランク・マリノさんの持ち味」。
 落語の世界での「師匠より芸が丁寧な弟子」という感じ? 「師匠のような大胆さはないけど、丁寧で安心感があるよね・・・、そんな感じかな?」
 歌も歌っていて、「歌声はちょっとジミヘンさんっぽいかもしれない」
Frank Marino&Mahogany Rush【Purple Haze】 1978 California Jam2


 メッセージコーナー。
 矢沢永吉さんや大友康平さんがやるスタンドマイク芸って、「ロックバンドのボーカルは一度は練習してるものなの?」
 正式には、「マイクパフォーマンス? マイクアクション?」
 草野くんは、即答で「やったこと、ないっすねー」。
 彼ら以外でも、世良公則さん、西城秀樹さん、洋楽ではデイヴィッド・カヴァデールさんらがやっているが。
 小学校の頃、掃除の時間にモップをマイクに見立てて、ちょっと世良公則さんの真似はしてたらしいけど。
 「ま、スピッツでは、オレ、ギターも弾くし、そういうタイプの曲もないし、そういうキャラでもないので・・・。でもやると笑いをとれるかもしれないですね。ちょっと考えてみます」(考える、って・・・(笑))


 次は、Randy Hansenの「Champagne & Cocaine」(1980年、デビューアルバム『Randy Hansen』)。
 Randy Hansenも「ジミヘンのモノマネ」と言われていた。今も「ジミヘンのフォロワーとして、バリバリ現役でプレイしている」、今年70歳のギタリスト。
 画像検索すると、「衣装もギターも真似してて、コスプレ状態?」
  
 (ジミヘンだ!)
 でもオリジナル曲は「そんなにジミヘンっぽくなくて、ぶっちゃけ普通のハードロックって感じなんですけど。オレは普通にカッコいいと思ってて、中学の頃聴いてました」。
 (生ギターの素な感じがそのまま伝わってくるイントロとか、いいですよね)

 漫遊最後は、Lenny Kravitzの「Are You Gonna Go My Way 自由への疾走」(1993年、3rdアルバム『Are You Gonna Go My Way 自由への疾走』)。
 この有名な曲について、Lenny Kravitz自身が「ジミヘンからの影響を受けている」と言っている。
 Lenny Kravitzには、ジミヘンのモノマネという感じは全くないが、「ステージでの様子はカリスマ性も含めて、いちばんジミへンっぽいかな、とオレは思います」。
 Lenny Kravitzのライブを武道館で見た草野くんは、「ギターを弾く姿に、ちょっとジミ・ヘンドリクスさんを重ねて見たりしちゃいました。ジミヘンが生きてたら、こんな感じじゃなかったのかな・・・」。
 (聴き慣れた楽曲でも、ここでいろんな話をきいたあとで聴くと、また味わい深い)
 曲終わりに、「この曲で初めてのグラミー賞ノミネート」。


 特集の終わりに。

 今日紹介したギタリスト以外にも、「現代のロックギタリストのプレイにはジミヘンの遺伝子が必ず入っていると思います。それくらい、ジミヘンさんは特別な、パイオニア的存在なんですよね」。


 今日の「ちょっぴりタイムマシン」は、松本ちえこさんの「恋人試験」(1976、3rdシングル)。
 (イントロは、「夏の魔物」。いいなあ)
 「今日はハードな曲が多かったので、ちょっとゆる~くいきたいな」ということで。
 松本ちえこさんは「元祖ぶりっ子アイドルなのでは?」。松田聖子、大場久美子よりもさらに前!
 浅田美代子さん、この松本ちえこさんは、「アイドルが幼さを売りにした初期の方なのでは」。
 この曲は、「子どもの頃、テレビやラジオからよく流れていたので、聴くと懐かしさとせつなさで泣きたくなるんですよね」。
 「0点でも100点でもなく、65点の人が好き」という歌詞で、「ちえこちゃんがそう言うなら、オレも65点を目指そうかな、というファンも多かったのでは?」。
 そんなかわいい歌詞を書いたのはおじさん作詞家(渡辺真知子さんの「カモメが跳んだ日」で有名な伊藤アキラさん)で、「おじさんの言葉にノセされてるぞ・・・という『アイドルあるある』」。


 そして来週は、ワンアーティスト特集、「L⇔Rで漫遊記」。

 スピッツと同世代のバンドで、「スピッツ、シャ乱Q、ウルフルズと同様、90年代半ばにブレイクしたバンド」で括られそうなバンドの1つ。
 「中心メンバーの黒沢健一くんが2016年に亡くなって、もう8年近くたつ」が、改めて「彼がいかにすごいメロディーメーカーだったかを振り返りつつ、L⇔Rのナンバーで漫遊したいと思います」。
 (これは楽しみです)


 「草野さん、写真の自分と鏡の自分が別人に見えます」
 (わかるわかる・・・)



                              



 スーパーの店頭に米がなくなって・・・。
 それでネットで注文して安心していたけど、なかなか届かない。
 ヘンだなと思って確認したら、新米の予約で、発送は10月中旬とか。
 来週には手に入りそうなので、もう慌てずに、白米はしばらくお預けってことで。
 子どもや若い人がいて困っている家庭も多いだろうし、私たちは別にどうにでもなるし、探すのもやめてかまえていよう。
 それにしても、新米が出回る前の今の時期に米が不足するのは、去年の夏の気候の影響だけ?


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