隠れ家-かけらの世界-

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夢を壊されなかった?~平井堅・コブクロ・絢香のファンのみなさんへ(「朝日新聞」の記事より)

2007年01月21日 14時58分48秒 | プチエッセイ
▼ホントに大きなお世話とは思いますが…

 はじめまして、平井堅・コブクロ・絢香のファンのあなたへ
 よけいなことと思わずに最後まで読んでくださいね。
 昨日(1月20日)の『朝日新聞』朝刊の「be on Saturday」の記事読みました? トップの「フロントランナー」です。
 私、結構「be on Saturday」って好きなんですよ。「愛の旅人」なんて、「へ~」っていうようなエピソードや、有名な作家なんかの知られざる恋愛とか「単に無知な私が知らないだけの話」とかがコンパクトにまとめられていて。「てくの入門」では、ネット関係のプチ情報に「こんな使い方があるんだー」と反応したり、ときには「そんなこと、もう知ってるよ」とヘンに自慢しちゃったり。あんまり納得できないことが多いけど、「be between」のアンケート結果もおもしろいし。
 それで話を戻しますが、昨日の「フロントランナー」では、the brilliant greenCHEMISTRY平井堅コブクロ絢香などビッグセールスを誇るアーティストのブレイク時の仕掛け人として知られる(私はもちろん知らなかったんですけど)吉田敬氏(元・デフスターレコーズ社長、現・ワーナーミュージック・ジャパン社長)が取り上げられていたんです。
 記事を読むまでもなく、このメンバーを見ただけで、うわっー 優れたプロデュース感覚をもった社長なんだろうなということがわかりますよね。
 もちろんきれいごとばかり言ってられないし、「売れて、ようやくアーティストとして主張したり独自の活動ができる」という業界の不文律を考えれば、アーティストにとってもこういう人にめぐり合い、「原石だ!」と見出されるのは、まれにみる幸運なことなんだと思います(もちろん自身の才能や姿勢があってのことでしょうけど)。
 でも、ファンにとって、売り方とか、成功の方法をこういう形であらわにされちゃうのって、どうですか。なんか、勘弁してよ~、って気になりません?
 だって、ミリオンになろうがダブルミリオンを達成しようが、ファンにとっては「全部好きな曲ばかりのアルバム!」だったり、「好きだけど前のほうがよかったかな」だったり…、そういうことでしょ? そりゃ、ひいきのアーティストが、とくにずっと売れない時期が続いてトンネルから抜け出るように花開いたら、それはうれしいことだけど。でも基本は「売れた」ことじゃなく、「やっぱりいい曲を届けてくれる人だな、ずっとファンでよかったな」ということですよね。ちがいます? 私はインディーズ時代からのスピッツファンで、そりゃ『ロビンソン』(アルバム『ハチミツ』収録)のときは、「ああ、ようやく認知されたか、こんなかっこいい曲たちがあるのに」と、やっぱりうれしかったけど、それで何かが変わることはなかったし。
 このコーナーは話題の人や、あまり知られていないけどすごくユニークな活動をして大成功をした人をわかりやすく紹介してくれて、私は好きなんだけど、こういうクリエーティブな?分野の内情はあんまり知りたくないなあ、と思ってしまったんですよ。
 私自身は感情移入のはっきりしたボーカルやストレートな歌詞ってちょっと苦手なんです(なんでだろう。Mr. Childrenの桜井さんは結構感情移入するけど、ミスチルは「バンド」だからOKなんです。笑)。
 だから、コブクロの曲のひとつひとつはいい曲だなあと思ってもアルバムを聴くと、ちょっと疲れちゃったりします。平井堅は、一昨年の「ロックロックこんにちは in 大阪」では、あまりにすばらしい歌唱に心奪われてうっとりしながらも、アルバムは濃すぎてキツイ。でも決して嫌いじゃないんですよ。だからよけいに、いろんなことを感じちゃいました。
 平井堅の場合、江角マキコがヘッドホンをして『楽園」を口ずさんでいるというCMはすごくインパクトありましたよね。
 あれって、数年間も売れなかった彼のラストチャンスということで吉田氏が担当になり、同じ事務所の人気女優だった彼女に白羽の矢を立てて、地方のラジオ局から流すという戦略だったらしい。「これは誰の曲?」と話題になって地方から火がつき、全国ネットでオンエアされ、爆発的な大ヒットになったとか。あれは歌詞も最高ですよねえ。
 でも当時、江角マキコがこの曲をどこかで聴いてすっかり気に入り、無名のボーカリストのためにノーギャラで(?)CM出演をOKしたって聞いて、いいなあとちょっと感動した記憶があるんですけど、私の勘違い? 妄想? 今回、な~んだ同じ事務所の関係かよっ!って、ちょっとガックリきたんですけど(笑)。
 コブクロの売り出し方を読んだりすると、ヤフーニュースに、絢香とのコラボが実現した新曲の『WINDING ROAD』は「絢香が去年のイベントで同じレーベルアーティストのコブクロに一緒に歌いたいとオファーして、コブクロが快諾した」とあったのも、なんだ、敏腕社長の戦略?なんて勘ぐりたくなってしまう。
 こういうのって、知らなければよかったこと、なんだけど、くだらないですか? 勝手にファンの方の心情を推し量ってしまったけど、やっぱり大きなお世話?
 
 …と、まあ、結局どうでもいいことを、今日もまたまたダラダラと書いてしまったみたいで(恥)。ここまで我慢して読んでくださった方がいらしたら、ほんとうにすみませんでした。

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