隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

同世代バンド Weezer で漫遊記

2024年07月09日 10時24分15秒 | スピッツ

2024.07.07
ロック大陸漫遊記
TOKYO FM



 「7月も第2週めということで」
 (毎日、本当に暑いです。すでに日本は熱帯・・・)

 ちょっと前の話題(春頃?)で、「太陽フレアの影響で、日本でもオーロラが見える?というニュースがあった。ぼんやり見えてたところもあったのかな?」と。
 海外でも、ふだんオーロラが見えない街で観測されたり。「ニュースでいろんなのオーロラの映像が流れていました」。
 そこで、草野くんが抱いた疑問は・・・、「あのオーロラの動画って、早送りなんですかね? それとも普通の速度でカーテンみたいにあんなに激しく動くものなの?」
 ググっても解決していないそうで、もし早送りなら、ちゃんと「〇倍速」とか示してほしい、と。
 「なんか誤解しちゃうから」 
カーテンがヒラヒラするのを期待して見に行ったら「ほとんど動かなかないじゃ~ん」みたいなことは避けたい、と。(たしかに)
 いつか、カナダとかアラスカとか北欧あたりにオーロラを見に行きたい草野くん、「リアルな前情報を、と思った次第です」と。


 そして今日は、ワンアーティスト特集、【Weezerで漫遊記】
 ロック大陸では「結構かけてるバンドですけど」。
 「歴史を追ってまんべんなくというよりは、あくまで草野セレクトの偏った選曲になると思いますが、よろしくお願いいたします」


 オンエア
 01 波のり(スピッツ)

 02 Buddy Holly(Weezer)
 03 Pink Triangle(Weezer)
 04 Across The Sea(Weezer)
 05 I Just Threw Out the Love of My Dreams(Weezer)
 06 Homely Girl(Scott & Rivers)
 07 Hero(Weezer)
 08 R&R side seater(YOGURT-pooh)


 漫遊前の1曲は、スピッツで「波のり」(1992年、3rdアルバム『惑星のかけら』)。
 先週のサーフィン特集であえて外してしまったこの曲。
 でも「夏だし、ロック大陸でかけたことないし」ということで、この曲!
 (いいですね~。力の抜けた素人っぽいボーカル。シンプルなサウンド! 初めて聴いたときの、若かった?自分も思い出せる)

 最初の曲は、「とっかかりのあの曲」、Weezerの「Buddy Holly」(1994年、2ndシングル/1994年、デビューアルバム『Weezer The Blue Album』)。
 「ワタクシとWeezerの出会いの曲であります」(ココで語っています)
 リハスタに行く途中の車のラジオから流れてきて、「なんじゃ、これは! かっこいいけど独特やなあ」とすっかり心奪われて。
 で、方南町のスタジオの公衆電話から「TFMじゃない、お隣の周波数の某ラジオ局」に電話して、「さっき何時何分頃かかってた、こうこうこういう曲のタイトルは?」と問い合わせて判明した。
 次の日にさっそくCDを買いに行ったそうで、それまでのアメリカのパワーポップ系のバンドやオルタナ系のバンドにない「メロディーの人懐っこさ」を感じた。
 当時は「歌謡曲みたいなメロディー」と言われていたそうで、「たしかに歌謡曲っぽいところもあるんだけど、ときおりフレンチポップみたいなメロディーのときもあるし、曲によってはメタルっぽくなったり」。
 「ま、オレらと同じ世代のバンドゆえの親しみやすさもあったかも」
Weezer - Buddy Holly (Live at AXE Music One Night Only)


 Weezerのデビューまで
 バンドの中心人物、リヴァース・クオモは、1970年、ニューヨークに生まれる。
 1989年、西海岸のサンタモニカ大学に進学後、タワレコでバイトをしたりバンドのローディーをしながら曲を書き溜めていたところ、ドラムのパトリック・ウィルソンと出会い、彼の紹介でベースのマット・シャープとも合流。
 1992年に、「リヴァースさんの子ども時代のあだ名、Weezerをバンド名に活動を開始」。Weezerは「弱虫」とか「問題児」という意味だそうです。
 1993年にメジャーと契約、1994年に元The Carsのリック・オケイセックのプロデュースでデビュー。
 「たしかにシンセの使い方はカーズっぽい」が、もともとThe Carsのファンでリック・オケイセックのプロデュースの流れになったのかは不明だそうです。

 次の曲は、「Pink Triangle」(1996年、2ndアルバム『Pinkerton』)。
 「オレはこのアルバムが好きで、当時はCDウォークマンでこればっか聴いてましたね」と。
 (便乗しますが、私も大好きです)
 90年代のリリースされたロックアルバムの中で、「個人的にはベスト3に入るかな」と。
 そして、それ以外では、迷わず、Rage Against the Machineの『Evil Empire』、Teenage Fanclubの『Songs from Northern Britain』を挙げる。
 (紹介の仕方が、ただのロックファン。こういう話って、きいてくれる人がいたら話し続けたいところですよね)
 「あ、でも(それ以外に)Pixies『Bossanova』とかもあるよね。Rideの『Nowhere』とか・・・。3枚ってなかなか難しいですけど、でも(『Pinkerton』は)必ず入ってくるアルバムです」
 このアルバムの中でも、「Pink Triangle」は、「フックのある本当にすばらしいメロディーで、朝聴くと1日中頭の中をグルグルしちゃう」。歌詞は「好きになった女の子がレズビアンだったという内容。それを美しい切ないメロディーにのせて歌っている、というのがまさにWeezer」と。

 次は、「Across The Sea」(1996年、2ndアルバム『Pinkerton』)。
 この曲は、「歌詞が泣ける。ナードな男子のロックの代表曲・・・という感じかな」。日本の女の子からファンレターをもらったリヴァースさんが「メチャメチャときめいた」というエピソードをモチーフにしている。
 「その様子がとってもリアルに伝わってきます」
 そういう気持ちがよくわかる、という草野くん。
 20代前半の若きバンドマンの時代、北海道や東北の小さな町に住む女の子からファンレターをもらうと、「なんかすごくときめいたんだよね」。
 九州でも東京でもなく、北海道や東北っていうのがミソで、「バンドやってなかったら、そんなお手紙もらうことなんてないじゃないですか」。
 草野くんは、九州や東京だと知り合いも多いけど、それまで北海道や東北にはまったく縁のない人生だったから。
 だから、「その子がどんな生活をしているのか想像したり、冬は寒いんだろうなと思ったり」して、ときめいてしまったことがあったそうだ。
 (あの頃ファンレターを送った北海道の方も聴いてるかなあ。そして、ぜひ歌詞を見ながら聴いてみてください。かわいい歌詞です)
 これはアルバムのジャケット。
   


 Weezerのこと

 3、4年前にラジオでWeezerの特集をやっていた。
 その番組で、「Weezerは、1st、2ndだけじゃないんですよ」と、ナードマグネットの須田くんが熱く語っていた、と。
 これを聴いて、「ちょっと耳が痛いんですけど」と草野くん。ただどうしても2ndの印象が強すぎて、「選曲すると、どうしてもそのあたりの曲がメインになっちゃうんだよね~」。
 その後のRed AlbumやWhite Albumも「好きで、いいんですけどね」。
 ナードマグネットの須田さんが、Xで。
  https://x.com/pickon103/status/1810141855562281442
 
  
 で、次は、「その『Pinkerton』からのシングル曲のカップリング」、「I Just Threw Out the Love of My Dreams」(1996年、5thシングル「Good Life」のカップリング曲/未完成未発表アルバム、ロックオペラ作品『Songs from the Black Hole』のためにかかれた楽曲)。
 これは「デュエット曲特集」(どこだろう・・・)でかけたことがあるそうです。
 The DogのRachel Hadenさんをメインボーカルに迎えた一曲で、「フレンチポップのフランス・ギャルがロックバンドをバックに歌ってる感じに仕上がっていて、心に残ります」。
 (個人的に、とっても心地よい曲。2010年のデラックスエディションに収録されてます)


 メッセージコーナー。
 ラジオのイメージで「草野さんは穏やかな方のように見受けられるが、イライラしたときなどの気持ちの落ち着け方を教えてほしい」と。
 接客業のため、土日祝日には休めず、楽しく休日を過ごしてきた同居の家族に不機嫌な態度をとってしまうことがある・・・とか。
 気持ちがわかる、という草野くん。「バンドのボーカルあるある」だそうで。
 ボーカリストは不摂生をすると喉の調子に如実にあらわれてしまう・・・、だから「ある時期からツアーの打ち上げとか参加しなくなるボーカリスト」って、案外多いそうだ。
 だから、メンバーが前日の打ち上げの楽しい話とかしていると、寂しい気持ちになることもあったそうだ。
 今は、メンバーも50代になってそれぞれに摂生しているので、そういうこともなくなったそうだけど、「30代くらいの頃かな、オレだけ摂生しているのに、とちょっといじけてしまうこともあったけどね」と。
 (ほ~)
 そういう話、「アジカンの後藤くんともしたことあったしね」。
 自分は自分なりに楽しんで、「みんな楽しかったかもしれないけど、自分は自分で楽しいことあったし」と思えれば、とアドバイス。
 「あとは深呼吸かな(笑)。イラっとしたら、一回深呼吸するのがいいと思います」

 「自分の曲をフル尺で聴いたとき、どんなことを思う?」、あそこはこうすればよかったと思ったり、おっ、われながらいい曲だなと再評価したり、とか?
 「これはあるある」だそうです。
 リリースしたばかりでも、「ああ、これは・・・」と思うことはよくある、と。
 「歌詞に関しては、ライブで変えちゃったりしてます」
 それもライブで楽しんでほしいけど、「単純に間違ってるときもある」かもって。(ま、表情を見ればわかるのかな?)
 音に関しても反省することはあり、「でもきりがないんで、割り切っちゃいますけど。ミュージシャンの方はそうじゃないかな。もう反省ばかりです」と。
 もちろん、「これはいい音で録れてるな、とか、よく演奏できてるなと思うこともたくさんある」。


 次は、Scott & Riversで「Homely Girl」(2013年、デビューアルバム『ScottとRivers』)。

 Weezerのフロントマン、リヴァース・クオモと、ALLiSTERなどで活躍のスコット・マーフィーのユニットです。
 「Weezerじゃないじゃん!ってツッコミが入りそうだけど、ステキな曲なんで」
 草野くんはこの曲もカーラジオで聴いて、「うわー、この曲、気分上がるわー」と。
 「すごいかわいい曲で、しかも歌詞が日本語。お二人とも日本通なところが発揮されている。ま、遡れば、アルバム『Pinkerton』のジャケットは広重の浮世絵だし、リヴァースさんの奥さま、日本人だしね。スコットさんも日本のバンドで活動したりスピッツのカバーもしてくれてたり」と。
 そして、リヴァースさんが日本語で歌っているところは、「なんとなくね、浜田省吾さんに似てるんですよね、不思議なんですけどね」
 (うーん、なんてチャーミングな曲!)
 曲終わりで、「このアルバム、全12曲が日本語で歌われていて、すごいキャッチーでいいアルバムなので、まだ聴いてない方はぜひ」
 (聴いてみよう!)

 最後は、「わりと最近のアルバムから」、「Hero」(2020年、35thシングル/2021年、15thアルバム『Van Weezer』)。
 アルバムタイトルからわかるように、「ちょっとメタルなWeezerです」。
 そして、「わりと泣きメロな曲で、まさにWeezer節という感じ」。
 コロナ禍の頃、草野くんの「朝の目覚めのテーマソング」でした。
 歌詞は、「子どもの頃はヒーローになりたかったけど、結局ひとりぼっちだよ」とか「みんなヒーローを求めてるけど、ヒーローが力をもっちゃったら、みんなに嫌われるよな」というような、ひっかかることが歌われていて、「Weezerらしいな」と。

 そしてバックに、2022年6月にリリースされたEP『SZNZ: Summer』からの楽曲「The Opposite of Me」が流れる。
 リヴァースさんはクラシック音楽のファンでもあり、ヴィヴァルディの『四季』へのオマージュ、ということで、1年をかけて、4枚のEP(『SZNZ: Spring』『SZNZ: Summer』『SZNZ: Autumn』『SZNZ: Winter』)をリリース。
 この「The Opposite of Me」も「キャッチーで気分が上がる」と。
 Weezerは「現在進行形で、まだまだおもしろい曲をいっぱい聴かせてくれそうで、今後も期待しています」と。


 特集の終わりに。

 何曲かかけたけれど、「やっぱり独特なバンドだと思いましたね」。
 「メッチャ気分が上がるんだけど、どっか安心感とかもある」
 「ナードなパワーポップ系のバンドというところでは、スピッツと共通点もありますし、同世代バンドとしても頑張ってほしいですね、ちょっとおこがましいか」(笑)
 草野くんはまだライブを見ていないそうで、「いつか!」と。


 そして今日の「ちょっぴりタイムマシン」は、YOGURT-poohの「R&R side seater」(2002年、メジャー2ndアルバム『乳精』)。
 (イントロは、「渚」だ!)
 YOGURT-poohはスピッツ仕切りのイベントにも出ていて、「そのころはね、ちょっとWeezerにも似てるな」って思っていた。
 今回改めて聴いてみて、「そんなに似てないかも。(似ているのは)ラウドなんだけど、ちょっとフックのあるメロディーでキャッチーだってとこくらいかな」。
 でも今回聴き直してみて、「独自な魅力があるし、もっと売れてもよかったんじゃない?」と。
 今日の曲は、「Weezerというより、The Whoとかに近いところもあって、すごいカッコいい曲です」。

 
 そして来週は、「『Jesus Christ Superstar ジーザス・クライスト・スーパースター』で漫遊記」。

 ロックミュージカルの代表的作品。ブロードウェイでも劇団四季でも公演されているし、映画化もされている。
 ロックに詳しくない方でもタイトルくらいはどこかできいたことあるのでは?と
 1970年にリリースされた最初のオリジナルアルバムの楽曲を中心に漫遊、です。

 「草野さん、畑を掘ってたら寛永通宝が出てきました」


                              


★スピッツアルバム『空の飛び方』30周年記念盤! 
  https://spitz-web.com/news/7471/
 アルバム『空の飛び方』がリリースされて、今秋で30年!
 『空の飛び方』30周年記念盤が「限定発売」されるそうです。

 「オリジナルアルバムに収録されている全11曲+近年のライヴヴァージョン3曲」が、CD・カセットテープ・アナログの全3形態で。
 加えて、CDには、「今回初めてHDリマスターされたMusic Video3曲+ライヴ映像『スピッツ “空飛び” JAMBOREE TOUR ’94』から2曲」を収録したBlu-rayも付属。
 さらに、ブックレットには、オリジナルでは使われなかった写真も。



 昨日も暑かったなあ。

 レターパックを出しに郵便局までの道、誰ともすれ違わなかったし、母の日傘も気休めだった。
 今朝はアジサイに水をやったとき、ここ数日感じられなかった、ちょっとだけ朝っぽい風がす~っと吹き抜けたけど、あれは幻?

 こちらから連絡をしなくちゃいけない、独り暮らしの知り合いから「元気ですか」と電話をもらって、「去年、エアコンを入れるように言ってくれたでしょ。入れてよかった。毎日快適に過ごしている」と言われた。
 勧めたことなんてすっかり忘れていたけど、ちゃんと覚えていてくれて、「ありがとう」とこちらを気持ちよくさせてくれる。
 母に会ったら、報告しなくては。「元気そうだったよ、また私から電話してみるね」と。


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