隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

『ジーザス・クライスト・スーパースター』で漫遊します!

2024年07月16日 20時59分02秒 | スピッツ

2024.07.14
ロック大陸漫遊記
TOKYO FM




 「7月も第3週目ということで」(早いなあ、怖いなあ)

 バンドマンゆえに、「いろんな街のお店、宿など」を訪れるという草野氏。
 でも「普通のおうち、お宅を訪問することってほとんどないんですよね。地元の福岡近辺、首都圏などでは親戚や友達のところをお邪魔することはあるけれど」。それ以外はなかなかない・・・。
 住宅自体は今はほとんど同じような建材が使われていて地域ごとの特色はないのかもしれないが、「それでも沖縄と北海道のおうちはかなり違うでしょうね。気候も違うし。興味あるなあ」と。
 でも記憶をたどると、沖縄の友人宅に泊めてもらったこともあるし、昔北海道のラジオ番組の「リスナーのお宅訪問」のコーナーで何軒かは訪れたことがある・・・。
 「あの企画もなにげにおもしろい企画だったので、またああいうのやってもいいかなと思ったり」
 思い出したら、名古屋や仙台も知り合いのお宅にお邪魔したことがあるそうで、「そう考えたら、結構あるんだ~」。
 でも関西のお宅訪問は未経験だそうで、「誰か、タコパとかに招待してください」(笑)。
 (たくさん招待メールが届きそう)


 そして今日は、【ジーザス・クライスト・スーパースターで漫遊記】
 ロックミュージカルのさきがけであり、ロックミュージカルを代表的する作品でもある。ブロードウェイでも劇団四季でも公演されているし、映画化もされている。
 ロックに詳しくない方でもタイトルくらいはきいたことあるのでは?と
 今日は、1970年にリリースされた最初のオリジナルアルバムの楽曲を中心に漫遊、です。


 オンエア
 01 潮騒ちゃん(スピッツ)
 02 Superstar(Murray Head with the Trinidad Singers)
 03 Simon Zealotes・Poor Jerusalem(Andrew Lloyd Webber & Tim Rice)
 04 I Don't Know How to Love Him(Yvonne Elliman)
 05 I Can't Explain(Yvonne Elliman)
 06 Gethsemane(I Only Want to Say)(Ian Gillan)
 07 Fireball(Deep Purple)
 08 青春の愛(小坂明子)


 漫遊前の1曲は、スピッツで「潮騒ちゃん」(2013年、14thアルバム『小さな生き物』)。
 今年も海に行けてないなあ、という草野くんが「礒の香り」を求めて・・・。
 (心が軽くなってくるなあ。力を抜いたボーカルも心地よい。悲しいことがあっても寄り添ってくれる音たち。このアルバムに収録されてこそ、その存在が生きるような・・・)

 最初の曲は、「リードトラックとも言える楽曲」、Murray Head with the Trinidad Singersの「Superstar」(作曲:Andrew Lloyd Webber、作詞:Tim Rice/1970年、ロックオペラアルバム『Jesus Christ Superstar』)。
 イスカリオテのユダ役に抜擢されたマレー・ヘッドさんのリードボーカル。この曲はオリジナルアルバムの完成前、1969年にシングルとしてリリース。
 『ジーザス・クライスト・スーパースター』と言えば、「まずこの曲かな」。

 『ジーザス・クライスト・スーパースター』とは?
 1971年、イギリスでリリースされた、イエス・キリストの最後の七日間を、主にユダの視点で描いたロックオペラ作品。
 当時まだ若手だった、アンドリュー・ロイド・ウェバー、ティム・ライスが、作曲・作詞をそれぞれ担当。
 「いつか舞台でできればいいな」という想定のもと、まずは音源のみを作った。それが全米1位となり、映画化され、ブロードウェイ、劇団四季など舞台でも演じられることになる。
 今日はミュージカルではなく、1970年リリースのアルバムで漫遊していく。
 
 イエス・キリストをすごく人間臭く描いていたり、裏切り者とされるユダのさまざまな事情やマグダラのマリアのイエスへの普通の恋愛感情が描かれていたり、「熱心なキリスト教信者からは批判や反発があって、強い嫌悪感を抱く人も多かった」。
 ただ「その斬新な設定こそが非常にロックっぽい」。
 「キリスト教については非常にデリケートなテーマだし、私はそういうキリスト教徒の方が多いコミュニティーで育ったわけではないし、不勉強ではあるので、あまり軽々しくは触れられないが、70年の当時は、危険思想と捉えられてもおかしくない作品だったようです」
 ジョン・レノンの「ビートルズはキリストよりも有名」発言で、「レコードが燃やされちゃうような時代」だったし。

 草野くんは、「ディープ・パープルのイアン・ギアンさんが歌っているらしい」という動機のみで、このアルバムを購入。
 そうしたら、「なにこれ! すごいいい曲ばっか入ってるじゃん」とめちゃめちゃはまって、映画も見て、「ジーザス・クライスト・スーパースター in コンサート」にも行ったそうだ(コレ?)。これは生バンドをバックに、世界的に有名なシンガーたちが歌うライブ。
 劇団四季の公演も見て、「どれも本当にすばらしかった」。
 もともと『ウェストサイドストーリー』とか『雨に唄えば』とか、「ミュージカルっぽいのは好きで」と。

 そして、「ジーザス・クライスト・スーパースター」はロックの作品として、「とにかく曲がいい! これを二十歳そこそこでかきあげた作曲家アンドリュー・ロイド・ウェバー、20代半ばだった作詞家ティム・ライス、ほんとうにすごいなと思います」。
 のちのち成功して、ロイド・ウェバーは『キャッツ』『オペラ座の怪人』などを手掛け、ティム・ライスは『ライオンキング』の作詞家としても有名。


 次の曲は、「Simon Zealotes・Poor Jerusalem 熱心党シモン」(作曲:Andrew Lloyd Webber、作詞:Tim Rice/1970年、ロックオペラアルバム『Jesus Christ Superstar』)。
 この曲は、十二使徒のシモンがイエスをたきつける場面。「あなたはすごいんだから、もっと力を手に入れようぜ」な感じで。


 メッセージコーナー。
 「好きな曲は?と聞かれたけど、自分の内面を知られるのが怖くて、答えられなかったことがありますか?」
 草野くん自身には、今思いつくそういう曲はないが、「気持ちはすごいわかるなあ」。
 好きな映画についてはそういう経験があるそうだ。
 打ち明けて、「え、あんな映画が好きなの?」と思われるのがイヤで、「ホントに好きな映画は言わない。微妙にずらして言う・・・みたいな」。
 実は好きな映画のネットでの評価があまり高くないそうで、「あんなクソみたいな映画?」と思われるんじゃないかという状況を想像すると言えない・・・。
 「でもその映画については、同志がいたら徹底的に語り合いたい」
 (リスナーさんの事情とはちょっと異なるかも、だけど、クソわかる(笑)。私は好きな小説が言えません。でも実は語り合いたい。草野くんも言わなければ同志はなかなか見つからないですよ)
 最後に「曲とか映画とか小説とか、好きなものを言えないというのは、あるあるだと思います」。


 次は、Yvonne Ellimanの「I Don't Know How to Love Him 私はイエスがわからない」(作曲:Andrew Lloyd Webber、作詞:Tim Rice/1970年、ロックオペラアルバム『Jesus Christ Superstar』)。

 このアルバムはミュージカルを想定して作られたので、全体が大きなストーリーになっている。しかし曲単体のクオリティーもすごく高いので、シングルヒットも出ている。先ほどの「Superstar」もそうだが、この曲もヒットした。
 マグダラのマリアがイエスへの愛を歌っている場面。歌詞からは「普通のラブソングとして聴ける」。
 歌っているイヴォンヌ・エリマンは、ブロードウェイ作品にも映画にも出演。のちにエリック・クラプトンのバックコーラスをしたり、ソロでもヒット曲を出す。
 この歌は、「ジーザス・クライスト・スーパースター in コンサート」では、セリンダ・シューマッカーというシンガーが歌い、草野くんは「あまりのすばらしさに涙があふれた」そうで、「人の生歌を聴いて泣いたのは、この時だけかもしれない」。
 こちらは、Yvonne Ellimanさん。
Yvonne Elliman -- If I Can´t Have You [[ Official Video ]] HD


 メッセージコーナー。

 Jaxaの施設の近くにある学校では、「ハヤブサ」が帰還するときに「ハヤブサ給食」が出るとか。
 メニューは、星の形をしたハンバーグカレー、ハヤブサゼリー(丸くて色は紫、味はブドウ)。
 マサムネさんの「思い出の給食は?」。
 とくに・・・はないらしいけど、「ちゃんぽんの日」というのがあったとか。
 給食トークでよく登場する「ソフト麵」や「ミルメーク」は福岡市の草野くんの実家のあたりのエリアでは出たことがなかったので、そういう話題がバンドメンバーや東京の友人の間で出たときは、「いつも蚊帳の外で寂しい思いをしています」(笑)。


 ロックミュージカルというと、最近では『School of Rock』『Rock of Ages』などたくさんあるが、これが盛んになりだしたのが70年代初頭。『Hair』『The Rocky Horror Picture Show』『Tommy』『Phantom of the Paradise』などなど。
 そんななかでも、『Jesus Christ Superstar』はさきがけと言える。
 (日本では『Hair』のほうが先に話題になったかも)


 次は、Yvonne Ellimanの「I Can't Explain」(1973年、2ndアルバム『Food of Love』)。
 先ほどのマグダラのマリアの「I Don't Know How to Love Him」を歌ったYvonne Ellimanが、この曲でロックを歌っている。ジーザスとは関係ないそうです。
 彼女は若いときの写真を見ると「友達にいそうな、とっても親しみやすい感じの方」。
 『Saturday Night Fever』で流れた「If I Can’t Have You」などヒット曲が多いそうだが、ここはロックの番組なので、この曲で。The Who(1964年、1stシングル)のカバーです。

 最後は、「イアン・ギアンさんを大フィーチャーした」、「Gethsemane(I Only Want to Say)」(作曲:Andrew Lloyd Webber、作詞:Tim Rice/1970年、ロックオペラアルバム『Jesus Christ Superstar』)。
 このアルバムでは、イスカリオテのユダ役はマレー・ヘッド、ヘロデ王役はマンフレッド・マンのマイク・ダボ、シモン役はジョン・グスタフソン、ギタリストはスプーキー・トゥースのヘンリー・マックロウ、ベースは腕利きスタジオミュージシャン、アラン・スペナー、ドラムはフェアポート・コンヴェンションのブルース・ローランドなどなど、「錚々たるメンバー」。
 その中で「最も重要なジーザスの役はイアン・ギアンさん。ロイド・ウェバーさんは実際にディープ・パープルのライブを見て、この人しかいない!と思って、直接オファーしたそうです」。
 このあと、ディープ・パープルが大ブレイクしたことで、イアン・ギランが映画や舞台に出演することはなかったそうだ。
 この曲のクライマックスで、彼がめちゃめちゃハイトーンのスクリーミングボイスで歌ってしまったので、「これがスタンダードになって、その後のジーザス役の役者さんは大変だったと思います」。

 
 バックに、イアン・ギアンさん所属のディープ・パープルの6thアルバムから「Fireball」が流れる中で・・・。

 このアルバム『Jesus Christ Superstar』の成功で、イアン・ギアンはボーカリストとして箔がついて、バンドの人気爆発に一役買った。そして、このアルバム『Fireball』はディープ・パープル初の全英1位を獲得し、その後の世界的な評価につながっていった。
 人気が出たことで舞台は断らざるを得なかったようだが、「イアン・ギアンさんが出てる舞台、見てみたかったな。若いときはロン毛でめちゃめちゃステージ映えするルックスだったからね」。


 特集の終わりに。
 最新アルバム『ひみつスタジオ』のジャケットモデルの井上希美さんは元劇団四季の役者さん。
 『美女と野獣』では主役、そして、『ジーザス・クライスト・スーパースター』の舞台にも立っていらしたそうだ。
 「彼女のステージを拝見できなかったのはちょっと残念だなと」


 今日の「ちょっぴりタイムマシン」は、小坂明子さんの「青春の愛」(1973年、デビューシングル「あなた」のB面曲)。

 (イントロは、「エスペランサ」??)
 小坂明子さんと言えば、「あなた」が有名。ちょっとだけオクターブ下げて歌ってくれました。
 そのB面曲だそうです。
 A面の「あなた」のような感動的なスケールの大きさはないが、「おしゃれでかわいらしい曲。この曲も、オレ、すごい好きなんですよね」。
 「A面とB面をセットで聴きたい、繰り返し聴いてました」
 それは「熱々のラーメンを食べたあとにソフトクリームを食べるみたいな・・・」と。
 (心が洗われちゃった・・・)


 そして来週は、「笑い声で漫遊記」。
 うちで音楽を聴いていると、特に洋楽では、「笑い声が入っている曲って結構あるな」と。
 邦楽ではサザンの「いとしのエリー」にも入っている。
 「ああいうナンバーで漫遊してみようかな」と。


 「草野さん、ツクツクボウシの鳴き声が大好きです」


                                       



今知ったニュース!
SPITZ.NOW!「ロック大陸の物語展」?
  https://spitznow.com/
 また把握しきれていないのですけど・・・。
 展覧会??
 落ち着こう!


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 盛り上がったそうで~スキマ... | トップ | あいみょんのラブ・コール2へ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。