隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

ロックにおしゃれは邪道だけど、それでも・・・「ロク漫的おしゃれロック」

2018年09月11日 17時43分04秒 | スピッツ

2018.09.09 21:00~
『草野マサムネのロック大陸漫遊記』
 TOKYO FM

  https://www.tfm.co.jp/manyuki/


 FM北海道(AIR-G)では、番組冒頭に、草野マサムネさんからのコメントが流れました。
 「草野マサムネです。台風と地震と、かなり大きな被害の災害がありました。今現在も大変な状況にある方が数多くいらっしゃると思うんですけれども、被災された方へのお見舞いを申し上げるとともに、一刻も早くみなさんの日常が戻りますようにお祈り申し上げます」

 先週の沖縄ロック特集の回、残念ながら沖縄では放送されなかったそうで、今回のオープニングはうちなーぐち(沖縄言葉)の話題でスタート。
 昔、初めて沖縄に行ったときに現地の友達に「ちょこちょこ」教えてもらったそうで。
 「しにわじわじする→すごくイライラする、あがっ!→いてっ! でいじやすさー(?)→大変だよ」
 こういうのを思い出して、最近使っているらしい。

 今夜のテーマは「ロク漫的おしゃれロックで漫遊記」。
 「もともと70年代のこてこてのロックが好きで、カフェでかかっているようなオシャレな音楽には縁がなかった」という草野くん。
 そして、「ロックはダサくてもてないヤツの救済の音楽という認識があったので、オレの中ではオシャレなロック、スポーティーなロックは邪道という考えもあるんですけど・・・、それでもなお魅力的に聴こえてしまうロックもあるわけで」
 そのあたりをセレクトしたラインナップだそうです。・・・なんか彼らしい?(笑)


オンエア曲
 01 ルナルナ(スピッツ)
 02 Exotic Lollipop(and other red roses)-奇妙なロリポップー(The Flipper's Guitar)
 03 Oblivious(Aztec Camera)
 04 BODY FRESHER(ORIGINAL LOVE)
 05 Carnival(The Cardigans)
 06 ラ・ブーム〜だってMY BOOM IS ME〜(カジヒデキ)
 07 DUMBO(Suchmos)
 08 Knock Away(Attractions)
 09 An apple a day(bice)
 10 醒めない(スピッツ)


 漫遊前の一曲は、「スピッツの中では比較的オシャレめな曲かな?」ということで、「ルナルナ」。
 アレンジといい、ギターソロといい、ベースの音といい、めちゃくちゃオシャレじゃないですか!(笑)

 そして、今夜の1曲目は、フリッパーズ・ギターで「Exotic Lollipop(and other red roses)-奇妙なロリポップー」(1989年、デビューアルバム『three cheers for our side〜海へ行くつもりじゃなかった』)。
 草野「オレらの世代でおしゃれロックといえば、フリッパーズ・ギターが筆頭」
 フリッパーズの前身バンドのロリポップ・ソニックが彼の大学の学祭でライブをしたとき、彼は「野暮用」(って何?(笑))でみることができなくて、友人からもらったテープを聴いて、「スピッツみたいな音楽はもう古いのかな」と思ったとか。

 友人たちの中にもファンがいて、新しい時代が来るのかな、と感じたそうだ。
 草野「当時のイカ天とかのバンドブームを蹴散らす感じの渋谷系のムーブメントとかもあって、古いものを革新していくという点では、ロックそのものだったのかも」 なるほどね。
 フリッパーズの二人(小山田圭吾と小沢健二)はインタビューでも偽悪的に振る舞っていて、「そういうところも痛快でした」。

 2曲目は、洋楽。スコットランドのバンド、Aztec Cameraの「Oblivious」(1983年のデビューアルバム『High Land, Hard Rain』)。
 おしゃれロックや渋谷系のバンドにも影響を与えたであろう、と。

 草野氏にとって、「おしゃれ系バンドの基本」。
 10代の頃に初めて聴いて、「オレの中にはない世界だ」と思って聴くのをやめようとしたけれど、「(こういうの聴いてれば)モテるかもしれない」という邪念がはたらいたんだそうです(「もてるか、もてないか!」、それは当時の彼らにとって結構貴重な要素であったことは田村出演の回でも明らかになっている)(笑)。
 「そんな爽やかな曲をどうぞ!」
 そうだな、70年代のこてこてなロックを聴いていた男子には・・・だろうな。
 ボーカル・ギターのロディ・フレイムはその後、ヴァン・ヘイレンの『ジャンプ』をおしゃれにカバーしたことでも有名だそうです。
 Aztec Camera - Oblivious (Official Video) (REMASTERED)

 うーん、王子様だ!

 楽曲を手っ取り早くおしゃれにする方法は?
 ZO-3ギターで実演してくれたのは、メジャーセブンス (maj 7th)を使った「ルナルナ」のイントロと「夏が終わる」。
 「夏が終わる」を普通のコードで演奏すると、「いきなりメタルっぽくなるでしょ」と。たしかにまったく印象が異なる。
 「メジャーセブンスというのは非常に便利で、ちょっとおしゃれにしたいときは安易に使っている」そうだ。
 こういう話は、素人にはとっても興味深い。
 誰かが、「洋楽っぽい都会の雰囲気を出したいときに連発するメジャーセブンス」と言ってたなあ。誰だっけ? 

 次は、ORIGINAL LOVEの「BODY FRESHER」(1991年の2枚組のデビューアルバム『LOVE! LOVE! & LOVE!』のオープニング曲)。
 初期のオリジナル・ラブは本当におしゃれだと思っていた草野くんは、「それに加えてワイルドで攻撃的な田島貴男さんの雰囲気はめちゃロックだ」と。

 (フリッパーズのお二人も田島貴男ファンって有名な話ですよね)
 当時、ライブにもよく行っていたそうで、最初に見たときの衝撃は「ブルーハーツの甲本ヒロトさんを見たときの高揚感」にも似ていたと。
 オリジナル・ラブのおしゃれ感を醸す要素は「ジャズっぽさ」と。
 「接吻」「夜をぶっ飛ばせ」など有名な曲はあるけれど、「攻撃的」と「ワイルド」という要素から、この曲を選んだのだそうだ。
 「初期の頃のジャズっぽさ」、なんとなくわかるな。

 ORIGINAL LOVE STARS

 かっこいいなあ。
 アルバムとかをちゃんと聴いているファンではないけれど、「接吻」を初めて聴いたときにはあのサビの湿り気のある高鳴りにドキドキしたし、この「STARS」もヘビロテ時代があったっけ。初期じゃないオリジナル・ラブのほうが好きなのかも。

 それにしても、田島さんがスピッツ4人より1歳しか年上じゃない!という事実に当時ひっくり返るほど驚いたっけ・・・。

 次は、The Cardigansで「Carnival」(1995年、2nd『Life』)。
 (このアルバムは、よく聴いていたなあ・・・)
 草野「まだIKEAが来る前の話。それまではスウェーデンといえばABBAとか自動車メイカーのVOLVOのイメージしかなかったけれど、一時期、スウェーデンといえばカーディガンズ!という時代がありましたね」
 へー、そうなんだ(スウェーデンといえば、背伸びして観たイングマール・ベルイマンと、リアルタイムではないけれどスプートニクス・・・かな)(-_-;)。
 ポップなカーディガンズだけれど、ギターのピーター・スヴェンソンとベースのマグナス・スヴェニンソンはヘビメタバンドにいたそうで、カーディガンズ自体もブラック・サバスの楽曲をカバーしているとか。
 草野「ロックな曲をボサノバなどのおしゃれ風にカバーする走り、というか、さきがけだったのでは?と思うんですけど、どうなんでしょうね。一時期ヴィレッジヴァンガードとかで流れてたあれですけどね」

 「Carnival」、癖になるAメロのくり返しが懐かしい。

 そして、「ミスター・スウェーデン」の異名をもつカジヒデキくん登場で、「ラ・ブーム〜だってMY BOOM IS ME〜」(1997年、デビューアルバム『MINI SKIRT』からの先行シングル)。
 スピッツ主催のイベントにも何回か出演していて、「つながりがある。(ソロの前に)ブリッジというバンドもやっていたけれど、これもなかなかおしゃれな・・・」。
 草野「同い年で聴いてきた音楽もほぼ同じなのに、出てきた音楽がこうも違うのか。だけど、ロックおたくだってところも近くて、オレなんかよりたくさん聴いていて詳しい」
 曲終わりで突然、漫画『デトロイト・メタル・シティ』の話題。
 『デトロイト・メタル・シティ』の主人公はカジヒデキくんだと言われているけれど、一時期、「根岸ってスピッツのボーカルじゃねえ?」というのが巷に流れて(笑)、「興味のある方は見てください」。
 草野「カジくんは楽曲も提供してるんだよね」
 マッシュルーム具合が「チェリー」のころ?の草野マサムネを彷彿とさせるビジュアル・・・でした。

 そして次は、Suchmosで「DUMBO
 草野氏が言うには、21世紀に入って聴く人もやる人も音楽のジャンルが細分化するなかで、こういう通受けする雰囲気のおしゃれなバンドがメジャーで売れるとは思っていなかったところに登場したのがSuchmos!
 草野「こういう完成度が高いおしゃれなバンドはリスナーとしてはわくわくして聴いている。ミュージシャン目線では、『なりたくてもなれなかった、うらやましいバンド』って感じですかね」
 草野氏も今回用意されていた資料で初めて知ったそうだけど、バンド名「サチモス」はルイ・アームストロングの「サッチモ」からきているんだそうだ。

 「DUMBO」はメンバーから直接もらったシングルに入っていた、「ロックなアプローチがイカしたナンバー」と。
 Wikipediaでちょっと見たら、経歴といい、幼いときからの音楽環境といい、80年代とか90年代に生まれたバンドたちとは異なる優れた血の匂いを感じるなあ。

 そして、最近草野くんがはまって聴いている福岡の若手バンド、Attractionsの「Knock Away」(2017年、デビューシングル)。
 スタイル・カウンシル(80年代のイギリスのロックポップバンド)、アズテック・カメラ、フリッパーズ・ギターからの流れを感じるバンド。
 The style Counsilはこんなおしゃれバンド。
 The Style Council - Shout To The Top

 草野「個人的にはシティポップという括りは好きではないんだけれど、でもそういうパーティーな雰囲気ももっている。ロックなエナジーもオシャレな雰囲気も感じられて、どの曲もクセになる。この夏ずっと聴いていた」
 新曲もいいそうだ。
 Attractions / Leilah (official video)

 曲終わりで草野氏「これからくると思うよ、このバンド」


 メッセージは「ちょっぴりタイムマシーン」のコーナーにちなんで。
 CASCADEの「Kill Me Stop」を取り上げた日、CASCADEは結成25周年ライブを行っていたそうで、メッセージを送った方はそのライブの帰り道に「ロック大陸漫遊記」を聴いて、流れてくる曲に感動したそうだ(コチラ)。
 「CASCADEもスピッツも好きな私にとって、思い出に残る日になりました」と。
 草野「うれしいですね~。こういうことがあるから、このコーナーはやめられまへん!」

 
 今夜の「ちょっぴりタイムマシーン」のコーナーは、biceの「An apple a day」(2001年、『Nectar』)。
 90年代半ばから活動を始めたbiceさん。シンガーソングライターとしてだけではなく、あふれる才能でさまざまな音楽活動をされていました。
 草野「残念ながら8年前に亡くなられていますが、楽曲は死なない、ということで」
 最初はおしゃれなジャケットが印象的でジャケ買いしていたそうだが、ハッとするメロディーが印象的で、と。
 2010年。亡くなったというニュースはついこの間のような気がする。


 最後に、
 草野「おしゃれロックといえば、スタイル・カウンシル流さないの?という人もいるでしょうが・・・」
 ジャム(The Jam)とポール・ウェラーのソロは好きだったけれど、「スタカンにははまれなかったんだよね~」だそうです。
 (ポール・ウェラーはスタイル・カウンシルのリーダー的存在で、ジャムは彼が前にいたモッズバンド)
 草野「したがって今回は入れなかったけれど、ポール・ウェラーは好きなので、改めて取り上げたいと思っています」
 ポール・ウェラーの人気曲といえば「Sunflower」(1993年)あたりだけれど、こだわりの草野マサムネは何を聴かせてくれるんでしょうね
。(初期2枚のアルバムはとく聴きました)

 Paul Weller - Sunflower

 
 最後は、バックにスピッツの「醒めない」を聴きながら・・・。
 さてさて来週は「アジア圏のロックで漫遊記」。
 日本を訪れる外国人の方も増えてきている昨今、「アジア圏の方がラジオから母国の曲が流れたらうれしいかも?」と想像しながら選曲してくれるらしい(発想が彼らしい)。

 そうそう、食欲の秋ということで、「食べ物の名前がタイトルに入っている曲」のリクエストを募集しています。
 何がある?と思っていたら、遠藤賢司さんの「カレーライス」、BLANKEY JET CITYの「Spaghetti Hair」、スピッツの「うめぼし」を例に挙げていました。な~るほど。




                              



 テニス、それほど興味なくて、伊達さんとか錦織圭さんとか、話題になるところで「ほ~」という程度。
 でも、大坂なおみさん、おめでとうございます。
 インタビューの表情と言葉選び・・・、魅力的な方ですね。
 積極的で冷静なプレイと、インタビューでのはにかんだような表情。
 ギャップに弱いかも・・・の私でした。
 国枝慎吾さん、上地結衣さんは準優勝でした。上地さんは連覇がかかっていたんですよね。


 最後まで連絡がとれなかった札幌の知り合い。
 親戚の方が被害にあったそうだけれど、本人は無事でした。
 こんなことがきっかけで、何年ぶりかで声がきけました。


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6 コメント

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Unknown (ハチの針)
2018-09-12 11:55:33
かけらさん、こんにちは。

私自身、長年の痛み持ちなのですが(スタンディングは無理なので、ゴースカには行けないのです)、数ヶ月前から、娘まで同じ痛みを訴えるようになりました。
勉強するのも大変そうで、本人がこれまで頑張ってきたことを思うと、見ているのも辛いです。

こちらで書くこともだんだん浮かばなくなってきたので、唐突で申し訳ないのですが、このあたりで失礼させていただきたいと思います。
今までお付き合いいただいたこと、ほんとうにほんとうに感謝しています。
ありがとうございました。どうか、お元気で。
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こちらこそ。 (かけら)
2018-09-14 09:00:47
ハチの針さん

おはようございます。
そして最後のコメント、ありがとうございました。
こんなふうにご挨拶されることはあまりないので、とてもうれしい反面、寂しいです。

ここでハチの針さんとのこと、なんだか普通に手紙でやりとりしているような気持ちで続けていました。住所も本名も知らないのにね。
あなたの文章や伝えてくれた内容、貴重な経験、そこから浮かび上がるあなたの日々は、私には穏やかだけれどとても刺激があり、きっとこれからも忘れられないと思います。
私もいつまでかはわからないけれど、しばらくはここでの時間を続けていくつもりです。
またお会いできたらうれしいです。

あなたの文章の中にときどきさりげなく登場するお嬢さんのことは、「さりげなく」だからよけいに印象的でした。どんな母娘なのかな・・・などと想像しつつ。
ご病気のことはよくわからないけれど、お二人のつながりとこれからに、いい時間がありますように、心から祈っています。

こちらこそ、ほんとうにほんとうにありがとうございました。
返信する
Unknown (ハチの針)
2018-09-14 12:21:21
お返事の「最後のコメント」という言葉に、大事な友達を失ったような気がして、しばらく涙が止まりませんでした。
自分で書いたことなのに、我ながら勝手なものです。
勝手だけど、でも、いつかお会いできる日まで、私も頑張ってみようと思います。
返信する
私も・・・。 (かけら)
2018-09-14 16:43:24
ハチの針さん

私もがんばってみます。
あなたもあなたのペースで・・・。
本当にいつかまた、音楽の話をきかせていただけたら。
ここを忘れないでいてくださったら、うれしいです。
また!!
返信する
柴田元幸さんと『カメラトーク』 (ハチの針)
2018-09-27 12:21:03
かけらさん、こんにちは。

ポール・オースターのペーパーバックを何冊か読んだことがあります。
小沢健二さんは学生時代、オースター作品の翻訳を手がける柴田元幸さんのゼミ生だったそうで。

最近になって、大学4年生(当時)の小沢さんと柴田先生の対談を読んだのですが、そこで小沢さんはなれなれしくもタメ口でしゃべっていて、彼の音楽のことをよく知らない私はそんなところで「この人ってすごい」と思ってしまったのです。

そういうわけで、「翻訳するときは必ず音楽を聴きながら」という柴田さんの「だから、訳した本と特定のアルバムが結びつくのよ。たとえば、ポール・オースターの『孤独の発明』とフリッパーズ・ギターの『カメラトーク』なのね」という言葉に反応して、今頃になって『カメラトーク』を聴いている私です。

2006年のリマスター盤はエンジニアの高山徹さんのお仕事。
そのおしゃれでポップなサウンドと柴田門下にふさわしい文学的な歌詞と独特の甘い歌声と。
それらが『孤独の発明』の重苦しい内容とはちぐはぐな印象であることともあいまって、妙にクセになる一枚です。

手がけた本と特定のアルバムが結びつく・・・面白いですね。
かけらさんもそういうことありますか?・・・って、ラジオみたいな質問でしょ?

混乱した頭で書いた前回のコメントですが、昨今の貴乃花親方(同い年なんですね、私)を見ていて非常に身につまされるところがありまして、誠に勝手ながら書き直すことにしました(ただ、書くことがなくなってきているのは本当なので、次はずっと先になるかもしれませんが)。
どんなときも冷静さを失わずにいたいです。
すみませんでした。
返信する
思い出すと・・・。 (かけら)
2018-09-29 08:45:38
おはようございます。
ハチの針さん、コメントありがとうございます。
最初に貴ノ花親方のこと、ちょこっと。
全然違う意味だろうけれど、私もここで簡単にまとめられないほどのものを感じて、ときどき一人で吠えています。
あのことにちょっと触れて、またここに来てくださったのなら、たとえたま~にであっても私は大歓迎です。

柴田元幸氏の名前、こんなところで目にしてびっくりです。
というのは、数日前の夕刊で、村山春樹作品とは英訳で出会ったという二人の作家の記事を読んでいたときに、村上氏がジョン・アーヴィングの『熊を放つ』を翻訳した際のことを思い出し、偶然柴田氏のことが頭に浮かんだからです。
 ポール・オースターは『リヴァイアサン』しか読んでいないので深くは語れませんけど。
 でも小沢健二との接点や、『カメラトーク』の話、おもしろく読ませていただきました。
 『カメラトーク』の、ポップなサウンドに騙されて聴き逃してしまいそうな、深いところに流れる言葉たちとお付き合いしながら、翻訳という難行に挑むことができたというところに、才能のある人は違うんだな、なんてそんなところに感心してしまった私です。そこかっ!って思うでしょ?

 昔、受験勉強は深夜ラジオを聴きながらだったのに、仕事を始めた頃は音楽の流れる喫茶店でだってできたのに、そういえば今はピアノ協奏曲やインストが多いかなあ。
スピッツもアルバムリリース直後は仕事中もヘビロテ状態だけど、歌詞を聴きとるために仕事ははかどらない。2つのことは限りなくできないようになってきてるかも、です。
だから移動中や家事中はたっぷり聴いていますけど。

ラジオみたいな(笑)ご質問に。
意味深く語れるものはないです、悲しいかな。
つまんない話ですけど、10年くらい前にヤングアダルト向けの翻訳小説3つを同時進行していて、表紙がなかなか定まらずに悩んでいたときに出会った一人の作家のマネジャーがスティングばりのかっこよさで(私がそう思っただけで、似ていると言った人はいないのですが)、思い出したかのようにポリスの『シンクロニシティ』を聴いた記憶はあります。
いい機会なので、いろいろ無駄に長い歴史を一人で顧みてみます。ありがとう!

台風がどんなふうに縦断していくのか、気になるところです。
ハチの針さんも、どうか気をつけて。

ステキなコメント、ありがとうございました。
こんな回答ですみません。
 
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