隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

イタイ青春時代に聴いたJefferson Airplaneで漫遊記!

2020年10月12日 16時28分22秒 | スピッツ

2020.10.11
「草野マサムネのロック大陸漫遊記」
FM TOKYO

 

 今年は家にいることが多かったから、「よくご飯を炊いて食べています」。諸々延期になって、「外食自体の機会が減った」。(ホントにそうだなあ)
 で、「タイガ~ 炊飯ジャー 炊き立て♪」(笑)で炊く草野君。
 だけどもう若いころのように「何杯もおかわり」はできなくなった。
 だから当然「冷凍してレンジでチン」で食べるわけだけど、「冷凍ご飯のレンチンって温めムラが結構できません?」。
 そこで最近思いついた方法は・・・、「『サトウのごはん』の容器をとっておいて、それに残りご飯を入れてラップしてレンジでチンする」。ムラなく温められるとか。
 冷凍ご飯用の保存容器(平べったいやつ)もあるけれど、「今のところ『サトウのごはん』の容器のほうがいい」らしい。
 草野「ロックの番組のツカミとして大丈夫だったでしょうか」
 (大丈夫・・・。こちらも慣れてきたし)


 今日のテーマは「ジェファーソンほにゃららで漫遊記」。
 60年代から活躍するアメリカンロックを代表するロックバンド!
 草野「最初は飛行機airplaneだったのが、宇宙船starshipに。その後分裂して、JeffersonがとれてStarshipになったり。そして再び集結してJefferson Starshipの新譜がリリース! なかなかめんどくさい歴史を持つバンドなんですけど」
 でも「名曲が多い」ので、草野君なりに「ざっくり選曲して」、ということです。
 先週も書いたけど、Airplaneしか知らないので、すごく楽しみです。


 オンエア曲
 01 未来コオロギ(スピッツ)
 02 Somebody To Love(Jefferson Airplane)
 03 White Rabbit(Jefferson Airplane)
 04 Jane(Jefferson Starship)
 05 Free(Jefferson Starship)
 06 We Built This City(Starship)
 07 It's About Time(Jefferson Starship)
 08 CHANGE(福原美穂)

 漫遊前の一曲は、スピッツの「未来コオロギ」(2013年、14thアルバム『小さな生き物』)。
 「最近近所を歩いていて、コオロギの声が心地よいな」と。
 (蝉がすっかり姿も声も消して、今は秋の虫たちが元気。冬の入り口が近いってことか)
 (いい曲だな、このアルバム、このイントロを聴いただけで、あの頃の自分のことを思い出せるくらい。優しくて、優しすぎなくて、ふつうに気持ちに寄り添ってくれた。そういうのが私にとってのスピッツだなあ)

 最初の曲は、「このバンドのヒストリーの中でも代表的な大ヒット曲!」、Jefferson Airplane の「Somebody To Love」(1967年、5thシングル/1967年、2ndアルバム『Surrealistic Pillow』)。
 (「Don’t you need somebody to love」は誰もが知ってるフレーズ?)
 メンバーチェンジも多く、在籍したメンバーも数多く、リリース曲も膨大なので、「ちゃんと特集したら、まる一日かかりそう」なので、今回は「草野君がよく聴いていた曲」からセレクト。
 草野「ガチのファンからしたら浅い掘り方になるかもしれないけど、ご了承ください」
 この楽曲のオリジナルのMV。
Jefferson Airplane - Somebody to Love Official Video


 さてさて、簡単に成り立ちから。
 結成は1965年のサンフランシスコ。
 ポップス、R&Bのシンガーだったマーティ・バリンとカフェなどでフォークの弾き語りをしていたポール・カントナーによる。
 1967年、カリスマ的女性シンガー、グレイス・スリックが加入して、「このバンドの特徴である幅広い音楽性を確立」。
 このあと、解散したり分裂したりして、「『三国志』や『スターウォーズ』のように歴史群像劇となっていく」。

 「Somebody To Love」が収録されたアルバム『 Surrealistic Pillow』は、例えば、ドアーズの1stアルバム『The Doors』、ジミヘンの『Electric Ladyland』、ジャニス・ジョプリンの『Cheap Thrills』と並んで、「60年代のヒッピー世代のアメリカンロックを代表するアルバム」。
 (チョイ上のロックファンは誰もが聴いただろうな。うちにもあるな・・・)

 続いて、「『不思議の国のアリス』がモチーフとされる」、Jefferson Airplane の「White Rabbit」(1967年、6thシングル/1967年、2ndアルバム『 Surrealistic Pillow』)。
 高校生の頃、古いロックにはまっていた草野氏、「この『 Surrealistic Pillow』もホントによく聴いていました。80年代のポップなキラキラしたカルチャーに唾を吐きつつJefferson Airplaneを聴く・・・という。振り返れば、ちょっとイタイやつでしたね」
 しかしリアルタイムでいえば、当時はすでにJefferson Starshipになっていたわけで、70年代になってからは、時代の流れから徐々にハードロックなアプローチのバンドになっていく。「アメリカのロックのオーバーグラウンドな歴史をたどっているようなバンド」

 次は、そんなJefferson Starship の「Jane」(1979年、10thシングル/5thアルバム『Freedom at Point Zero』)。
 (これは聴いてたな。恥ずかしながら、私の中ではJefferson Starshipじゃなく、まだAirplaneでした)
 (突き抜ける気持ちよさ。やっぱりすごいシンガー)
 草野「中学の頃、聴いてたのかな。今聴いてもかっこいい」

 Jefferson Starshipはもともと、Jefferson Airplaneのメンバーによる「期間限定の」企画もののバンドだったが、そちらのほうがヒットしてしまったそうで。
 草野「たとえば、スピッツのメンバー二人が別ユニットで『チワワ』とかいうバンドやってたら、そっちが本業になっちゃった、という感じでしょうか」
(笑)
 草野「一度宇宙船にいってしまったら、もう飛行機には戻れなくなってしまったのか」

 次は、「そんなハードロックなアプローチの時代の楽曲」、Jefferson Starship の「Free」(1981年、シングル「Stranger」のカップリング)。
 当時、草野少年が「Stranger」というシングルを買ったら、「B面のほうがかっこいいじゃん」となった、そのB面の曲。
 (たしかにかっこいい)
 こちらは「Stranger」のMV。
Jefferson Starship - Stranger (Official Music Video)
 (こちらもいい気持ちになれそう)


 メッセージコーナーです。
 断捨離、ミニマリズムについては? 「モノに囲まれる暮らしは・・・」?
 基本的には収集癖はないし、コレクションにも興味はないけれど、「モノがたまってしまう」と。
 大半は「布と紙」。服や本。「指パッチンでモノが消えてくれたらいいと思うけど、そう簡単にはいかない」。
 CDやDVDはサブスクで聴いたり本はデジタルにしているので、「モノが増える」というのは以前ほどではなくなってきている。服を買うときは「これを買うということはあれを着なくなるから捨てようと、『戦力外』を考えるようにはしている」。
 草野「人生後半はなるべくモノを増やさずに暮らしたいけれど、なかなか難しいですね」
 (なんとなく、ちょっと寂しいお話・・・)


 のちに、ポール・カントナーとシンガーのグレイス・スリックの一派に分かれ、いろいろあって、「グレースさんはJeffersonの名前を使えないことになり、Starshipとなった」そうだ。
 そして、次のStarshipの「We Built This City シスコはロックシティ」(1985年、デビューシングル/1985年、デビューアルバム『Knee Deep in the Hoopla フープラ』)。
 草野君が高校のころ、「めちゃめちゃヒットした曲で、ラジオで毎日のように流れていたし、MTBでもオンエアされていた」そうだ。
 天邪鬼な彼は、今日はかけないつもりだったけれど、「久々に聴いたら、『懐かしさ補正』もあってか、いい曲だなと思ったので、かけます」(笑)。
 草野「当時は、ホントに苦手で、80年代のシャカシャカした音に唾を吐きかけたんだけど、今の耳で聴くと、メロディー、アレンジもよく工夫されているな」。
 (Jefferson Airplaneしか知らない耳には、別もののバンドかも。別に嫌いじゃないです。なんかおしゃれ。グラミー賞にもノミネートされたんですね)

 最後は、「最近リリースされた」、Jefferson Starship の「It's About Time」(2020年、アルバム『Mother of the Sun』)。
 Starshipは今も活動中で、2つに分かれて活動を続けているということ。
 Jefferson Starshipはここ数年で当初のメンバーは亡くなり、バンド創設当時のメンバーはいないそうだ。
 草野「『モーニング娘。』みたいにメンバーは変わってもバンドのスピリットは継承されている、みたいな感じかな」
 この楽曲のバンドサウンドは、いかにも今のクリアな音だけれど「古いアメリカンロックのフレーバーを感じさせる曲です」。
 (専門的な音のこととかはわからないけど、ギターのフレーズとかシンプルなメロディーとか、なんだか懐かしい。こういう単純さ、感覚に正直な流れが好きなのは、古い人間だからか??)
 アルバムジャケットはこちら。
 


 特集の最後に。
 Jefferson Airplane、Jefferson Starship、 Starship、今のJefferson Starshipをすべて別バンドととらえる見方もあるそうで、「ファンもごっそり入れ替わってるだろうし」と。
 草野「スピッツも、若いメンバーを少しずつ加入させて、100年、200年続くバンドにする方法もあるのかな。スピッツにイケメンの新メンバー加入・・・とかね。ま、戯言はこれくらいにして」


 最後は「ちょっぴりタイムマシン」のコーナー。
 (「エスカルゴ」かな? ライブで聴きたいですね~)
 曲は、福原美穂さんの「CHANGE」(2008年、デビューシングル)。
 特集「2008年の日本のロックで漫遊記」(ココ)のときにかけたかったけれど、バンドに絞ったので漏れてしまったそうだ。
 彼女のデビュー前に「超絶歌のうまい高校生が札幌にいる」と動画サイトで話題になっていて、そこで初体験した草野君。
 「歌のうまい高校生が地方にいるよね~」というレベルではなく、すでに本格的なソウルフルな歌い方で、「たしか、マライア・キャリーの歌を歌っていたんだっけ」と。
 デビューしてすぐにCDを購入した草野君、「去年の『関ジャム』のセッションでスピッツの曲を歌ってくれて、うれしかったです。その節はお世話になりました」。
 (甘い声の秘密(フォール?)と振り絞って歌わないところ?が魅力と、彼女自身が語ってらした記憶が。彼女も、余裕のあるボーカルがとても魅力的ですよね)。

 そして、来週の予告!
 「ハスキーボイスで漫遊記」だそうです。
 「わたくし草野もハスキーボイスだと言われることがありますが、もっと本格的なしゃがれた声のロックナンバーで漫遊」です。
 「固めの歯ブラシで頬っぺたを撫でられているような」ハスキーボイスだそうです。


                              


 ようやくわがマシンも平常運転。
 あの長い間の緩慢な動きは、システムの「何か」「どこか?」に不具合が生じていて・・・という説明は、正直わかったようでまったく理解しておりませぬ。
 ただ、バックアップしてあってよかったな~、今度もちゃんとやっておこう・・・、でも同じ外付けHDDで大丈夫? とりあえず初期化して使おう・・・フムフム、大丈夫そうだ、1時間ごとにバックアップしてるぞ。
 そんな相変わらずのド素人ぶりです。
 Outlookの連絡先とアドレス帳の関係がまた理解できなくて、保存に右往左往したり。あんまり人には言えないところで時間を食って、でも復活させました!
 Mac派の相方も巻き込んでの騒動は、台風の動きと同じように迷走しつつも、おさまりました(たぶん)。

 ハガキや手紙が届くのはうれしい。
 若い友人からの私にはない匂いのある言葉も格別だし、長いこと書けなかった友人が「書くこと」を取り戻せた事実もうれしい。
 リモートもLINEも便利だけれど、いろいろな「通信」が交流を豊かにしてくれるかもしれない。
 ・・・と信じたい。


★「総合的・俯瞰的」・・・。
 そういう曖昧模糊とした「ごまかしやすい」形容詞を記者会見でも国会でも繰り返し使って、国民に「回答」したことにはなりません。
 そういう悪しき部分も、前総理大臣を継承していく、ということか。
 何が嫌って、作られた、与えられたものを読んでいながら、「何度も説明しているように」を繰り返す政治家の傲慢な姿勢です。


★ 私たちがヘンなのか? 
 そういえば、先日、三人でコロナ後の初焼肉。有名チェーン店。
 やっぱりちょっと違う世界に飛び込んだ印象。
 特に、何かのパフォーマンスなのか、店のスタッフが大きな掛け声を連呼する場面。
 ちょっとびっくりした。あれは今、必要ですか? 別にあんなことで元気をいただかなくてもいいんだけど。
 ほかのお客さんたちに動揺はなかったから、普通のことなのか。
 ビビった私たちが過剰反応なのか・・・。


★スピッツツアー
 https://spitz-web.com/news/6208/
 どこまでも「延期」を貫いてくれるバンドの姿勢に、うれしい気持ちと切ない思い。
 いろいろ負担を抱えつつも基本姿勢をどうにか・・・と続けてくれているのだろう。
 春が待たれるけれど・・・。

 アルバム『ハヤブサ』が限りなく愛おしい。なんだろう、今のこの感覚。
 20年前の楽曲たちが私をどこかにいざないます。
 20年は本当に大きな時間の経緯。
 私たちの中で変わらぬものと、決定的に変わったもの。
 その2つの間を、シンプルなバンドサウンドが行ったり来たりして、小さな絶望と少しの救いを投げかける。
 私にはとても大事なアルバムです。



追加のNews
 https://spitz-web.com/concert2020/

 「猫ちぐらの夕べ」
 スピッツの密かな試みには、スピッツの匂いがしますね~。タイトルのデザインにまで。
 配信もあります。
 https://okmusic.jp/news/400543/

 呑気にウォーキングしていたら、こんなお知らせが。


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