隠れ家-かけらの世界-

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天の川と1969年に思いを馳せて-「反逆の時を生きて」(「朝日新聞」夕刊)

2009年07月07日 22時39分01秒 | 日記
2009年7月7日 (火)

★天の川
 七夕かー。
 東京の空はかつてよりず~っときれいになったというけど、今は夜が明るくなりすぎて、結局天の川は見えませぬ。
 記憶に残っている最初の天の川は、まだ小学校に上がる前の夏、父親の故郷のまっ暗な夜空に浮かび上がった不気味な白いモヤモヤだったなあ。
 NASAが公開した天の川の画像がココで見られます。
 これを見る限り、無数の恒星の集まりとは思えない。「我々は天の川銀河を内側から見ているから、あんなふうに帯状に見える」って、どれだけ規模のデカイ話なんだ。
 知識は大してないけれど、天体物の本や映画にはわくわくする。
 今夜は久しぶりに宇宙に思いを馳せてみるかな。


★1969年
 「朝日新聞」夕刊の連載「人脈記」シリーズの「反逆の時を生きて」がおもしろい。
 秋田明大氏の登場から、あの時代の象徴ともいえる全共闘だけでなく、学内の闘争や闘士たちの日常を撮った女性カメラマン、遅れてきた戦士ともいえる高校生たち、共産党系(民青)の人たち、全共闘とも民青とも一線を画して市民運動につなげていった人たち、演劇の道で今でも反逆を生きる人たち…、とつながっていき、取り上げ方が幅広くて、時代を静かに浮かび上がらせてくれるようだ。
 総括ってきっとものすごく難しいことで、すべて明らかにはならないような気がする。隠したり隠れたりするものの中にシビアな事実があったりするものだ。
 だから、あそこで描かれた時代の風景がすべてなんて思わないし、そういうこととは無関係に時間を見送った人がどれだけ多かったかも想像できる。
 それでも、あの特殊な時代に遅れて見られなかったものを垣間見るおもしろさを味わうことができる錯覚(ややこしい言い方だ)…、それがたまんなくおもしろい。そういう連載だ。

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