隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

今年は楽かもね、大河ドラマ、だって人間的だもの、龍馬は。

2010年03月01日 23時33分54秒 | テレビにプチコメント
★人間的だもの、龍馬さん
 好調ですよね、NHKの 『龍馬伝
 今までの「大河ドラマって、どーなの?」的な人の心もつかんじゃったみたいで。
 大河ドラマって「歴史上の人物」が主人公だから、その思想とか生き方とか人生訓とか、すべてが今の世の中に受け入れられるものばかりじゃない。むしろ、「ええーっ、それってどーなの?」というのが多い。
 今夜の『龍馬伝』でもそうだけど、武士のけじめは「切腹」だし、上下関係あってこその大河ドラマだし。だから、ひいちゃう人も多いと思う。とくに女性は、ね。
 制作するほうも(脚本家も含めて)大変だな、とか思ってしまう。だって、今の世の中では「信じられな~い」とか「理不尽!」とか「なんなの!」というところが物語の中心にあるから、そこははずせないし、でもより共感は得なくちゃならないし。これはジレンマだ。
 私にとっては「最強の大河ドラマ」だった『新選組!』。あれだって、やたら人を斬ったり、仲間を粛清する集団を「美しく」描かなくちゃならないわけで。どうなの?と思いながらも私自身は見事にはまってしまったんだけど。山南敬助の最期を描いた第?話は、いまだに私の中では最高傑作として君臨しているけど、冷静に考えると、「なんて理不尽な…」ってことだし。
 その点、龍馬は問題ナシ? だって「ケンカはキライ」だし、「人の命を犠牲にしてなにが正義なの?」と素朴な疑問を投げかける人だし。
 今の私たちが見ても、素直に受け入れられる。そういうふうに描けるわけで。
 それに、アンチ福山(笑)の私が見ても、福山龍馬はなかなかしなやかで魅力的だし、香川照之演じる岩崎弥太郎のド迫力は際立っているし(今まで、あんなに汚い(笑)準主役がいただろうか)。
 これはもう今年は安泰ですか、NHKさん、ということですかね。

 ちなみに、岩崎弥太郎と龍馬は「海援隊」での接触が最初なんですよね? 幼なじみっていうのはストーリーとして効果的だけど、史実ではないんですよね? 


★オリンピック終わる
 お祭りが終わった。
 今回もドラマがいくつも生まれた。勝者ばかりではなく敗者のドラマにもたくさんのドキドキをもらった。
 キム・ヨナと浅田真央には、少女が花開いていく過程の柔らかな美しさを見せてもらった。幸福な時間だった。
 「なんで一段一段なんだろう」の上村愛子選手の勇姿も心に残る。
 ちなみに私ごとですが、「4年後」と思っていてもそれがあまりに早くやってくるのが恐ろしい…。年々早くなる。こんな「スピード」はいらないんだけど。

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