隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

暑さと熱さ!!~ROCK IN JAPAN FES. 2008 (初日)

2008年08月04日 20時00分50秒 | ライブリポート(スピッツ)
ROCK IN JAPAN FES. 2008 (8月1日 IN 国営ひたち海浜公園)

 三日間の参加アーティストなどは、コチラのオフィシャルページを見てください。



 
 8年ぶりのひたちなかです。ということは第一回(何度も言ってるけど、奥田民生~スピッツ~The Yellow Monkey の流れが幸せでした)に行って以来ってことになるんだなあ。
 途中もちろん何度も行こうと思いつつ、なぜかさまざまなハプニングが起きて、結句今回二回目、ということになってしまった。
 それにしても、雑誌や映像で読んだりみたりしていたとはいえ、こんなにでっかくスケールアップしちゃったとは…。驚きました!
 前は今で言ういわゆる「GRASS AREA」のGRASS STAGEだけだったわけだし(DJ BOOTH はあったと思うけど)。
 TIME TABLE を見て、行く前から迷っていたけど(聴きたいアーティストかぶっちゃってるし)。
 それでも、夏空のもと、メチャクチャ楽しい一日でした!!

●やってきたぞ!っていう感じかな
 第2駐車場から歩いて数分?、開演にちょっと遅れて入場。遅れてしまったせいか、入場はスムーズ。ボディーチェックもしっかりすませたけど、まったく待たずに中へ。
 とりあえずシートの場所を確保するためにGRASS AREAまで。ここが炎天下15~20分くらいかかる。暑い! 海浜公園の遊園地の電車に乗ると100円で移動できるみたいだけど。
 オフィシャルグッズやアーティストグッズのコーナーには長蛇の列。まわりをみると、オフィシャルの各種のバスタオルが圧倒的に多いけど、それ以外はもう鮮やかな緑のBUMP OF CHICKEN のバスタオルが目につく目につく。(スピッツの紫のやつも結構がんばっていましたけど) このバンドの人気にはスゴイものがあるな、とあらためて実感。なにしろ、「若者のカリスマ」だし…。
 GRASS AREA に近づいて聞こえてきたのは、ああ、あれはサンポマスター。やってる、やってる。熱い! 激しい! ちょこっとうるさい(笑)。
 シメもかなり引っ張って、私が着く頃にはアンコール曲終わってたのに、そこから引っ張って引っ張って、結局ようやくシートの場所を見つけて、ああ、よかった~と思った頃に「あと、楽しんでいってね!」ではけていきました。夏のイベントを何倍も熱くしちゃうバンドなんだな。
 シートゾーンもテントゾーンももういっぱい! 次はテントで来てもいいな。
 そのあとさっそくピールを飲んで、エリアの隅っこの喫煙所(会場のあちこちに遠慮深げに設置されています。一応JTも協賛なんですね)のロープの中に隔離された感じの喫煙者をおもしろく、ちょっと哀れに眺めていたら、聞こえてきたのは木村カエラちゃんの声。
 鮮やかなブルーのTシャツに鮮やかなグリーンのフレアのミニスカート(あれ、グリーンのTシャツにブルーのミニだったかな? アレレ…。どっちも鮮やかな色だったことはたしかなんだけど)。
 ミニスカートをフワフワさせるようにクルクル回って歌うさまと、MCの「みんな、元気?」なんていう口調がかわいい。でもかわいいだけじゃなく、パフォーマンスもポップセンスも抜群で、すごいなあといつも感心する。楽しい、あっという間のステージだった。スタンディングゾーンももちろんだろうけど、うしろのテントゾーンでも踊っているお嬢さんたち、いましたよ。カエラちゃんの水玉のカラフルなバスタオルもすごい人気でした。


●思いがけずTRICERATOPS
 そのあとLAKE AREAまで戻ってブラブラしてたら、森の中のステージ SOUND OF FORESTから「ぶっ壊せ~♪」の叫び声。YUIの前に出演してた、ザ50回転ズ。まったく予備知識ないんですけど。激しい楽曲とはウラハラなおそろいの王子様風?コスチュームはなんですか?(笑)
 でもパフォーマンスなもう慣れた感じでそれなりのライブ経験があるんだろうなと。でも、こういう思いがけない出会いがあるっていうのが夏イベの醍醐味でしょうか。
 本当はHY~スピッツ~バンプという流れは来る前から決めてたんだけど、会場でもらったスケジュールカードをよく見たら、HYとかぶるようにしてLAKE STAGEでTRICERATOPSのライブ。
 もう10年近く前の夏のイベントでチラッと見たきり、でもすっごく気になるバンドでアルバムが出ると必ずチェック、でもライブは行ってない…、という彼らのパフォーマンスを見るチャンスじゃん!ということで、急遽予定変更。そのままLAKE STAGE の後ろの階段席の日陰でライブが始まるのを待ちました。森の中からはYUIの歌声が聞こえてきます。
 LAKE STAGEはすり鉢状?になっていて、スタンディングゾーンを囲むようにして階段席が三方向にある。コンパクトで、でも結構人も入るし、野外のライブハウスみたいな雰囲気かな。外からも十分に中が見られる。
 TRICERATOPSはビートルズの「Day Tripper」のカバーから。これがもうものすごくカチッとしてて重くて、かっこいい、としか言いようのない音。そこから「ROCK MUSIC」に入っていく流れは憎いほど自然で(あとでレポを見たら、ツアーでやっていたそうで、このセンスのよさがトライセラなんだなと改めて確信しました)。
 演奏が始まってからもスタンディングゾーンになだれ込む人がどんどん増えて、ライブはどんどん盛り上がっていった。うれしい「Raspberry」を聴いたところで、GRASS AREAに戻らなくてはならないタイムリミット(本当はもうちょっと大丈夫だったな。残念)。
 ステージ上の姿はまったく変わっていないけど、演奏している音やパフォーマンスが以前よりずっとたくましくて、ますますタイトになっていて、これからもっともっと化けていくのかなと、まるで若いバンドに抱くような期待感を勝手に感じてしまった。トライセラファンの友人Yさんに「泣きたいほどよかったです!」と伝えたい。

●改めて、「やっぱりスッピツ!」の思いを…。
 4時を過ぎ、少し日差しも楽になってきたけど、ちょうどステージに向かうと真正面から太陽が、という感じ。ステージからはきっと客の顔がよく見えるんだろうな。
 さて、さすがにスピッツだけは完璧にわかったので、セットリストをアップしておきます。(MCも覚えている限り入れておきますが、ひょっとして順番が違っていたり、微妙に内容がヘンだったりするところはご容赦ください。ま、相変わらずこんな感じなんだ~と思っていただければ)

1.バニーガール
2.渚
3.ロビンソン
4.群青
5.夢追い虫
6.LA・LA・LA LOVE SONG(カバー)
7.海とピンク
8.8823
9.メモリーズカスタム
10.僕のギター


 バラバラに歩いての~んびり登場。
 本人たちはそんな感じでも、こっちは「おお~!」と大盛り上がり。一気に熱気がたちこめて、ウキウキな気分が伝わってくる。
 オープニングは? ええーっ、バニーガール! 実は、セットストックのことをちょっとだけきいてしまって、この曲は知っていたんだけど、でもやっぱりうれしい。夏イベで聴きたい曲のひとつでした。ポップでチャーミングで、でも実はエグイ曲です、バニーガールだもん(笑)。
 続いてイントロが聞こえただけで、どよめきが。「渚」のあのイントロ。ツアーで聴いたときよりちょっとゆっくりめに(のような気がしたんだけど)、すっごくずっしりと重い感じの「ロックな渚」。ホントにロックなんだってば! すぐ後ろから「すげー、ロックじゃん!」という男の子の声。振り向いて、「そうそう!」ってうなずきたい気分だった。「渚」のアレンジをあなどってはいけないなと思いました。
 そのあと、「スピッツです!」と第一声のMC。ボーカル草野は青のVネックのTシャツにGパン(?)。「右側の人、元気ですか? 左側の人、元気?」と言ったあとで、言い方は忘れたけれど、ちょっとロックな(笑)感じで「正面の人は~」。すぐに照れたように「ふだんはこんなこと言わないんだけどね」って。まわりのスピッツファンも、たぶんそうじゃない人も、ニコニコ笑っている、そんな雰囲気。
 ちょっとあおったあとで、「こんなふうに煽ったけど、次の曲はちょっとまったりめな曲です」でちょっと笑いをとったあと、「『ロビンソン』」と曲紹介。これにはもうものすごい反応。「ええ、やってくれるんだ~!」そんな感じでみんな大喜び。MCから曲への流れはなかなかスムーズ(笑)。
 ふだんのツアーのライブでこういう代表曲を演奏すると、一部で「キャー!」という声が上がる以外は案外冷静な反応。でも、こういうイベントはコアなファンは一部だし、やっぱりヒット曲をやるとこんなふうにみんな喜ぶんだなあと。私だって、トライセラの前のステージで175Rの「空に歌えば」を聴いたときは「おおっ!」って高揚したもの。
 遠慮深げに歌っている男の子も。空気は一つになるステキな瞬間だ。
 そして続いて「群青」。軽快なリズムが屋外のイベントにはピッタリかも。大画面に映った崎ちゃんがすっごいいい笑顔で歌っていたのが印象的だった。崎ちゃんはそのほかでもいつも笑顔で、本当にここで叩くのは楽しいよ!という気持ちが伝わってくるようだったな。
 そして、そして「夢追い虫」! 「スピッツの好きな曲を5曲選べ」「いや、5曲だけなんて無理」「選ばないと…」と脅迫されたとたら(どういうシチュエーションなんだ!)、きっとこの曲はその中に入るんだろうな、というくらい好きです。アレンジも歌詞もメロディーもメンバーの演奏している様子も、すべていいですね。今回も、こういうスピッツをみんなに知ってほしい、という思いを満足させてくれる演奏だったと思う。
 そのあと、会場が大いに沸いたのが、スピッツ恒例の「真夏のカバー曲」。「まわれ まわれ メリーゴーランド~♪」というところで、「えー、なに、なに?」という感じです。
 セットストックでは奥田民生の「さすらい」だったらしいけど、こっちは「奥田民生・カバーズ」で歌っているし、やっぱりこの「LA・LA・LA LOVE SONG」はちょっと衝撃的? 久保田利伸ですもんねえ。それにファン以外は「カバー曲」っていうだけで驚いただろうし。
 久保田利伸のあの歌をヘンに作り込むこともなくさら~っと歌ってしまうところが、またいいんだな。
 そのあと、昨年吉川晃司の「モニカ」をカバーしたら「スピッツの新曲?」って勘違いした若いファンが結構いたという話のあと、「この『LA・LA・LA・LOVE SONG』を新曲だと思った人はいないよね?」と。
 歌い終えた草野の「今日が初めてなんで緊張したー!」 に、「がんばって~」の声。軽く応じたあとで、「カラオケではよく歌います」って笑いを誘っていました。
 草野が言うには、この日出演のアーティストの中で「最高齢」とか。フムフム、そうでしょうね。それにしては、このベテラン臭のないところ、ファンの誇りです(笑)。
 そういう年齢なんだからもうちょっと休もうかな、というような感じで下がって水分補給にいっている間に、スピッツ・ギタリスト本領発揮?の雄叫び「ナオミよ~!!」(笑)。会場に「戸惑い+愛あるあきれ顔」がユラユラ。きっとその光景に、当の本人は「してやったり」だったんでしょうね。「ナオミ」はもちろん「ナオミ・キャンベル」ですよね?(「LA・LA・LA・LOVE SONG」つながりで)。
 ボーカルまで、いつものことだから~的な感じで「今の『ナオミよ~』でだら~っとしちゃった方も…」とMCをつなげていました。
 「最高齢」のMCのあとに演奏したのが、ファーストアルバム収録の「海とピンク」。この流れも計算だったんでしょうか。なかなか効果的。若いアレンジと若い?声に会場のみんなが踊っていました。大画面に映るボーカル以外の3人の表情がすごくいい。ほんとうに楽しそう。
 続いて、スピッツライブの最後の盛り上がりバージョンである「8823」~「メモリーズカスタム」になだれ込んでいきます。ここはもうファンじゃなくても十分に「ロック」なモードを楽しみ、「スピッツはロックバンドなんだよ」を納得していただけたのでは?
 そしてラスト。「夏のいい思い出になりました。これからも細く長くバンドを続けていきたいと思います」と草野の「らしい」MCのあとに「僕のギター」。もうぴったりじゃないですか。
 草野のアコギと声で始まり、ギター、ベース、ドラムスが一気に入っていくところ(わかります?)がなんだか涙ものです。間奏でテツヤがガシガシ?と演奏するところ、大画面に手元が大写しになって、それはそれはかっこよかった!
 最後、再びアコギとボーカルの声だけになって、「かき鳴らしては かき鳴らしては 祈ってる~♪」で、スピッツのステージは終わりました。
 いつものようにピックやスティックを投げ、草野が生声で何かを言って、そして「普通に」メンバーは消えていきました。たった10曲だけだけど、そしてもっとみんなに聴いてほしい曲は数々あるけれど、でも今のスピッツをわかってもらえるパフォーマンスだったと、そう思う。

●若者が惹かれるわけ~BUMP OF CHICKEN
 その次に登場したのがバンプ。大勢のファンが待ちに待った、という表情で集まってくる。私のまわりにもバンプファンは大勢いる。なかには「暗いところがいい」という人も。最近みんな「明るすぎるもん」って。ちょっとわかる。
 アルバムもちゃんと聴いているんだけど、タイトルがイマイチわからないのがあって、それが残念。「メーデー」「ガラスのブルース」「ダイヤモンド」「天体観測」「ギルド」「プレゼント」「Supernova」はやったと思う…。
 「メーデー」で聞こえてきた怒涛の声、スゴイ! 藤原君は長めの髪で目を隠して?帽子もかっこいいな。ロックアーティストっていうより詩人という雰囲気。声も特徴あるけど、すごく力強い声なんだなと、ライブ初体験で実感しました。そして、ベースの人が目いっぱいお客さんをあおって、アピールしているさまが印象的だった。
 「天体観測」での盛り上がりはスピッツの「ロビンソン」と同じ。歓喜で迎えられたっていう感じかな。スタンディングゾーンの後ろのほうで聴いていたんだけど、そのあたりの人は特に喜んでたかな。
 ラストの「Supernova」は圧巻でした。こういう歌詞が「若者のカリスマ」たる所以なんだろうな。あおらず、多くを語らず(「どんどんやるから、みんな聴いてってね」とぶっきらぼうに言うところがカリスマっす)、でも大勢の若者の心をつかんでしまう。それは楽曲のすばらしさなのでしょう。
 シンプルで力強いライブでした!

 いろいろ事情があり、ストレイテナーは最初の3曲だけしか聴けなかったけど、さすが「ライブパフォーマンスに定評がある」だけに、3ピースとは思えない迫力。最初ボーカルの人はギターではなくキーボードでした(すいません、全然知識がないので)。みんな楽しそうに踊りながら聴いてたな。

  …というわけで、私の今年の野外フェスはこれで終了(あと一つだけライブハウスが残っていますが)。また来年もどこかのフェスに行けますように! ホントに楽しい一日でした!
 こんなグダグダのレポ(とは言えない? 3日間かけてちょこっとずつ書きためてました)、最後まで付き合ってくださってありがとうございました!
 下の画像は、このイベントのリストバンドとスケジュール表です。





 最後に、本当に「蛇足」ですが、五浦公園付近でこんな立て看板発見!



 最初に「私の心に」を付け足すと、なんとも味わい深い標語になります(笑)。

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2 コメント

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Unknown (luke)
2008-08-06 23:21:36
お久しぶりです。こんばんは。
ひたち海浜公園ライブレポートありがとうございます。
とても楽しくて、熱かった雰囲気が伝わってきました。
私もいつかは行ってみたいと思っています。
あと一つのライブは仙台ですか(笑)?
私、今年も行きますよー。
もー楽しみです!
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楽しみですね。 (かけら)
2008-08-07 00:26:39
lukeさん。
お久しぶりです。
猛暑だけど、お元気ですか・

こんなダラダラのレポを見に来てくださってありがとうございます。
ぜひぜひ今度はlukeさんも参加してみてください。

そうです、実は私も仙台です。
楽しみですね。
大阪ほど盛りだくさんじゃないかもしれないけど、
ライブに行ける!というだけで、
がんばって仕事できそうですから(笑)。
お互いに楽しみましょうね。

コメントありがとうございましたー!
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