『さるかにかっせん』の紙芝居

みなとぴあの体験の広場に、NHKソフトウエアの紙芝居がいくつかあるのですが、その中に 画家名が黒井健と書いてある作品を以前見つけました。あの黒井健さんかなあ、それにしては絵が違うなあ、などと思っていました。紙ケースには何かのオマケのようなシールが貼られていて、子どもの身近なところで愛されていたんだなーなどと思っています。
『さるかにかっせん』文/伊藤海彦 画/黒井健 
発行/NHKサービスセンター1977(1977年から発行しているということかな)

そんなころ、絵本学会の『BOOK END』にこんな文章がありました。黒井さんの初期の頃の絵を見た若者が「黒井さんもこういう絵を描いていたんですねえ」などと発言し、黒井さんが「そういうことを分かってもらうために展示している」などと仰っている部分がありました。「さすが~~~」と感激したのですが、『黒井さんでもこういう絵を・・・』の「こういう絵」について深く考えると、『さるかにかっせん』の絵も「こういう絵」だよね、と思えてなりません。同姓同名で違っていたらすみませんね。
 けれど、この発言は、私の多くの支えの一つでした。マンガ系の学生さんにも見てもらえばいいと思っています。

これは新潟市の図書館にもあります。白根図書館所蔵です。ちなみに出版年は1996年です。
みんな昔は、ここからはじめるんだよね。それを排除したら人が育たないよね、などと思っています。
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