図書館・語り・紙芝居・集団相手の絵本よみ・ボランティアなどについて書きます。
絵解きボランティア
『稲むらの火』あれこれ
寒暖の差に体がついていかないのか、ちょっと体調を崩してパソコンに向き合えずにいました。自治会の仕事など、数日、一年の予定を詰めて考えたりしていましたが、なんとか持ち直したのでまたゆっくり前に進むように気をつけながら始めようと思います。今年はインフルエンザにもかかってコケてばかりです。体質が変わるというお年頃かも知れません。
数日前の天声人語に茨木のり子の詩が引用されていました。また、「民主主義とは相手が自分より賢いかもしれないという・・」という言葉にも出会いました。ぐずぐず言い争っている場合ではないのでしょう。
本題ですが、以前、 『稲むらの火』と書くべきところを『稲村の火』とし、また「この地域の話」と東北地方の話かと思い込んで投稿してしまいました。失礼しました、投稿しなおしてあります。
「稲むらの火」の紙芝居は、当会が持っている復刻版
『稲むらの火』 脚色/松永健哉 画/西正世志 (日本教育紙芝居協会)の他に、
童心社から出版されたものがあります。
普通サイズで:
『いなむらの火』 川崎大治/脚本 福田庄助/画(童心社)1986年
大型で:
『いなむらの火』 川崎大治/脚本 降矢洋子/絵(童心社)2005年
上の二つは市立図書館蔵です。二つを見比べてみました。脚本は同じ人のものですが、2005年のものは少し平明に書き直してありました。絵は、福田庄助の絵はとても個性的で、降矢洋子のはデッサン力で魅せますね。~~~なんて私が言うのもずうずうしいですが。
復刻版は、出だしのところが語りの魅力があります。「時は安政元年・・・今から○○年前(事前にちゃんと計算しなおさなきゃいけないが)」と 朗々と語り、一気に話に引き込んでいけます。松永健哉と西正世志って、当時のゴールデンコンビではないでしょうか。戦争が始まるころの時代です。横浜国大の先生がこの紙芝居について詳しく研究しておられるようで、そんなのを拾い読みしています。
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