交通費補助について新しいシステムを

新潟かみしばいクラブは、交通費の補助を会員さんの請求に基づいて支払っています。遠方の場合で電車などを使った場合は実費ですし、居住区内でも僅かですが、補助を出しています。会の中で話し合って決めました。

 それで10年やってきたのですが、たまに、「どうやって行けばいいだろう」と考え込む場所もあります。訪問依頼を受ける時に「公共交通機関で行った場合、最寄りの駅やバス停を教えて下さい」などとお尋ねすることもあるのですが、車でないと行けない、というケースです。会員さんの車が使えない場合は、一番近いJRの駅に集合してそのあと乗り合わせてタクシーで行ったりしたこともありました。車があっても、冬期など雪の心配があって、訪問自体を春にしてもらったこともあります。うまく話ができて、施設の方に迎えに来ていただいたこともありました。職員さんもお忙しいのに、恐縮でしたが、とてもありがたかったです。交通手段がなくて、近くにお住まいの会員外の人に頼んだりしたこともありましたし、2回の依頼を1回にしてもらったこともありました。

 会は、御多分に漏れず高齢化が進み、荷物が重いのがつらい人も増えてきました。それでもみなさん何とかやっていますし、元気な方も多いのでとりあえず大丈夫かなとは思うのですが、今のうちに手を打っておいた方がいいかと思い、県のNPO協会で「ボランティアのマッチング事業」のアンケートがあった時に「車で訪問先まで送迎してくれるボランティアさん」を希望しておきました。無理を承知で、とにかく書いておきました。・・・・もちろん、そういうボランティア団体はないみたいです。

 だからどうした、と言われそうです。「勉強させてもらっているのだから、活動費は自費で」というのもよくわかります。が、新しい「食花の施設」に行くボランティアさんは交通費が出るらしいと噂で聞きました。子供連れが多くて、見守りの大人も大勢必要なのでしょう。ボランティア自身も、そういうボランティアの方がいいでしょうね。  なんだか ぐずぐずと愚痴のようになってしまいました。

 で、思い余って、市の社協に、「乗り合わせて訪問した場合、タクシー代を補助してくれるようなシステムを検討して欲しい」と申し出てしまいました。65才以上の人が施設でボランティアするとポイントがつく、などという事業が始まったのですから、現在活動している団体にもそれなりの手当があってもいいかなと思うのです。社協の方々がどのようにお考えになるのかよくわかりませんが、「迎えに来てくれなきゃいけない」などとはっきり言う団体(他の芸能で)もあるそうです。私はそこまで言うつもりはありません。

 「紙芝居を見ていただいてお金をもらう」という劇団のようには、私たちはならないと思います。それどころか、「参加者や利用者と何かを一緒にやるという参加型の事業のニーズ」がどんどん高まってきて、そういうことに対応できないと、そのうち謝礼が出るような依頼もなくなっていくような気がしています。実演意欲を大切に、ワークショップ事業をコンスタントにできるようにしていきたい。収入を得るためにある団体ではないですが、継続するためには工夫をしていく必要があると感じています。

 

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