神奈川絵美の「えみごのみ」

コーヒーに恋して part2

3月初旬に取材がひと段落してから
ずーっと家にこもりきりで原稿を書いているワタシ。
こんなときの愉しみは、
ブレイクタイムにスイーツといただく、一杯のコーヒー。


以前、「お安いせいか、今ひとつ味がはっきりせず…」などと
失礼なことを書いてしまった、KALDI。
でも、このプレミアム モカブレンドは
酸味とコクの両方あって、後味まろやか。
200g800円台というのは、同店の中では高いけれど、
お手頃価格の範囲でしょう。

また

ブログ友Tさんからご推薦いただいた、
群馬県桐生市の「伊東屋珈琲」から、
3種類の豆をお取り寄せしてみました。

お気に入りだった、日本橋の赤木屋珈琲店さんが、
昨秋、ネットショップも閉めてしまい、
(もう、美味しいモカ・イルガチェフは飲めないのかな…)と
残念に思っていましたが、


こちらの「イルガチャフェ」(左端)も
シャープな酸味でいい感じ!
赤木屋さんの豆にあった、土のようなクセのある香りは
こちらには感じられないのですが、
(美味しい珈琲を飲んでいるなあ……)という満足感は十分。


(これはイメージ写真です 笑)

中央の「ホワイトブレンド」は、
ホワイトデー前後の限定。
こちらもどちらかといえば酸味が勝りますが
もっとも、ホワイトデーを意識しての豆ですから、
苦味が強くてはイメージに合わないでしょうね
イルガチャフェよりずっとライトで、
まろやかな後味。

そして、「午後の伊東家」(写真右端)は
まず、フィルターに入れたときに
香ばしいナッツの香りが立ち上り、とってもいい気持ち。
そして蒸らしているときにも、甘く香ばしい香りが……。
思わず深呼吸。心が和みます。

そしてお湯を落とすと

(これもイメージ写真です)
こんな風に面白いほど、豆がぶわっと泡を含み…。
味の方は、意外とあっさりでしたが、
もしかしたらお湯の落とし方が早かったかも……。
淹れ方を工夫して再チャレンジしてみます。

※伊東屋珈琲のサイトはコチラ
 メールで注文OK、お代金後払い。対応が早くて親切です。

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話はまったく変わるのですが……


児童文学作家の松谷みよ子さんがお亡くなりになりました。
心よりお悔み申し上げます。

今までにも何度か書いていますが、
私は3月生まれのせいか、幼稚園時は知能も運動能力も格段に劣り
(特に、日常生活動作が上手くできませんでした。
ハサミが使えないとか、昼寝用のお布団を決められたように畳めないとか)
友達もできなかったのですが、
親が買い与えてくれた、この「モモちゃんシリーズ」3冊がきっかけで
読書が大好きになり、ずいぶん救われました。
(「ちいさいモモちゃん」「モモちゃんとプー」「モモちゃんとアカネちゃん」の
3冊です。それ以降は読んでいないのですが……)

小学生になってからは、周囲にもなじんで、
学校生活も問題なく送れるようになり、
小2時には自分で、創作童話を書きはじめるほど、
文章を読むのも書くのも好きになりました。
小4~5年時には、未完ですが原稿用紙160枚に及ぶ物語を書き、
学校で回し読みされたり。

そんな私の原点は、この「モモちゃんシリーズ」にあると、今も思っています。

きゅうりの皮のイボイボを「病気だからお薬塗りましょうね」とか、
両親が離婚するときの描写-靴だけが玄関に残って…とか、
今でも思い出します。
もっとも、離婚のくだりは、7~8歳では何のことかわからず、
数年経ってからふと読み返し、はっとしたような。

もう一度、読んでみようかな…と、
訃報をきっかけにというのは複雑な気持ちでもありますが、
そう思いました。
松谷みよ子さん、ありがとうございました。

コメント一覧

神奈川絵美
さくらさんへ
こんにちは
珈琲好きの伯父様が、喫茶店で一人、お気に入りの
一杯を…なんて、絵になりますねぇ。お洒落です。
影響を受けるのも、よくわかるような。
さくらさんは、どんな豆がお好きですか?

松谷みよこさん、そうだったのですね、
アンネ・フランクと同年代…。
先日「きっと星のせいじゃない」という米国の青春映画
を観たのですが、その中で、主人公とBFが、
アンネの家を訪れたシーンを思い出しました。
松谷さんは幼い私に読書の愉しみを教えてくれた
忘れられない人。児童文学以外の作品も
読んでみようかなと思います
さくら
松谷みよ子さん
絵美さん、こんにちは♪
わたしも伯父の影響を受けて、大学のころから大のコーヒー好きになりました。
伯父は上質の豆で毎日自分で淹れるうえ、
お気に入りの喫茶店にも毎日決まった時間に通うくらいのこだわりがありました。

松谷みよ子さん、はっとしてコメントしました。
仕事を始めたころ、ファンだった松谷さんの講演会があり、そこで「アンネがもし生きていたとしたら、わたしとさほど歳が変わらないことを知って驚きました。」というお話が印象的でした。
遠い世界のアンネフランクが、松谷さんのこの言葉で身近な存在になり、
勧めておられた「わたしとアンネフランク」を一気に読みました。
松谷みよ子さんのご冥福をお祈りしています。
神奈川絵美
sognoさんへ
こんにちは
イルガチャフェは、エチオピアの村の名前だそうです。
ここでとれる豆が、世界のツウも認める高品質だそうで。
以前、某珈琲会社の方が、モカの中でも最高級と
おっしゃっていました。
神奈川絵美
とうこさんへ
こんにちは
伊東屋さん、パッケージの封を切ったとたんに
芳しい香りが…豆が新鮮であること、すぐわかりました。
珈琲ってアロマテラピー効果がありますよね。
お水や、ドリッパーにももっと拘れたらいいのですが…。

お店、これからも利用しようと思いました
sogno
珈琲の香ばしい匂いが漂ってくるような
なんとも喉が渇くような記事ですね。
一段落した後のスイーツ&コーヒーは、とても
美味しく感じられます。

イルガチャフェ・・・気になる名前。
エチオピアの珈琲豆の産地?
珈琲って、産地の名前を辿っていくのも楽しみ
のひとつですね。いつも同じメーカーのだけを愛飲しておりますが、もう少し幅を広げてみたくなりました。
とうこ
おはようございます。
絵美さんにも縁の地で頑張っている珈琲豆屋さん、いかがでしたでしょうか?
このごろ伊東屋さんご無沙汰でしたので、「そうそう!」と同じ味の感想の元、拝読
少し規模が大きくなってくると、味が少し違ってきますね。
珈琲をゆっくり淹れて、ドリップする時間を楽しむ・・・すごくリラックスするのです。(香りや滴下のヴィジュアルも)
当地にもいろいろな焙煎やさんができてきて、いろいろな特徴を楽しんでいます。
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