都内を通って帰宅したのですが、
乃木坂で途中下車。
タイミングよく、画家の朋百香さんから恒例の展覧会の
お知らせをいただいたので、
国立新美術館へ、観に行きました。
入口に毎年、着物の作品が飾られています。
今年は大島紬にろうけつ染め。
かなり着映えするような印象を受けました。
(毎年観ていた〝こぎん刺し”が、今年はなかったのが気になりましたが…)
江田朋百香さんの作品、2点。
左が「秘密の扉」、右が「不器用な心」。
写真ではわかりにくいのですが、左は内側が扉のように立体的になっています。
いずれも、墨の向こう側にもう一つの世界があって、
そこに吸い込まれそうな気持ちになります。
会場内には
日本、フランスのほかにも海外からの出品が並ぶのですが
今年は何となく、ジャポネクスを意識したような作品
例えば和服姿の女性とか、お能とか
―今までにもありましたが、今年はより多く目についたような気がします。
一方、海外作品は全体的におとなしめだったような…。
実験的な立体作品が、過去にはもっと多かった記憶があります。
朋百香さんの作品の前で、撮っていただきました。
日本・フランス現代美術世界展は18日(月)まで。入場無料です。
館内にはこのほかにも公募展がいくつもあり、
無料で観られるところをすーっと通っていきましたが
水墨画や書など、やはり墨が使われた作品はモノトーンだけに
筆致がものを言うというか、シンプルだけれども直球で
語りかけてくるものがあるなあと。
外の炎暑を束の間忘れさせてくれる、クールビューティな展示でした。
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