神奈川絵美の「えみごのみ」

日本・フランス現代美術世界展 2019

今日は昼から埼玉で取材があり、
都内を通って帰宅したのですが、


乃木坂で途中下車。
タイミングよく、画家の朋百香さんから恒例の展覧会の
お知らせをいただいたので、
国立新美術館へ、観に行きました。


入口に毎年、着物の作品が飾られています。
今年は大島紬にろうけつ染め。
かなり着映えするような印象を受けました。
(毎年観ていた〝こぎん刺し”が、今年はなかったのが気になりましたが…)


江田朋百香さんの作品、2点。
左が「秘密の扉」、右が「不器用な心」。
写真ではわかりにくいのですが、左は内側が扉のように立体的になっています。
いずれも、墨の向こう側にもう一つの世界があって、
そこに吸い込まれそうな気持ちになります。

会場内には

日本、フランスのほかにも海外からの出品が並ぶのですが
今年は何となく、ジャポネクスを意識したような作品
例えば和服姿の女性とか、お能とか
―今までにもありましたが、今年はより多く目についたような気がします。
一方、海外作品は全体的におとなしめだったような…。
実験的な立体作品が、過去にはもっと多かった記憶があります。


朋百香さんの作品の前で、撮っていただきました。

日本・フランス現代美術世界展は18日(月)まで。入場無料です。

館内にはこのほかにも公募展がいくつもあり、
無料で観られるところをすーっと通っていきましたが
水墨画や書など、やはり墨が使われた作品はモノトーンだけに
筆致がものを言うというか、シンプルだけれども直球で
語りかけてくるものがあるなあと。

外の炎暑を束の間忘れさせてくれる、クールビューティな展示でした。

コメント一覧

神奈川絵美
朋百香さんへ
こちらこそ、ご案内ありがとうございました
この時期に、墨は涼感もありますし、神秘的な何かを訴えてくるようにも思います。
探究の旅、これからも見守らせていただきますね
朋百香
http://www.tomoko-358.com
絵美さま
お仕事の帰りにお寄り頂きまして、ありがとうございました。お写真拝見して「良かったわ、お洋服で」と思いました(何しろ暑いですから)
墨で抽象画を描くと言う難しさを、今更ながら感じるのですが、同時に絵美さんもおっしゃるように、墨の向こう側に何かある気がして、また追求したくなる終わりのない旅です。旅の行方をまた、見てやってくださいませ。
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