さて、ランチ後に向かったのは
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日本橋高島屋で開催されていた、こちらの展覧会。
10年くらい前だったかな、銀座松屋で観て
繊細な表現力と豊かな色彩にすっかり、魅了されたものでした。
今回は
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源氏物語に登場する女性やシーンを
イメージした作品がとても華やかで
額縁に飾られた二次元の(って言っていいのかな)作品とは
また一味も二味も違った、
たおやかな世界観を目の当たりにしうっとりしました。
一方
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ウェディングドレスやソワレの刺繍作品は
どことなくエキゾティックな雰囲気もあり
これも日本刺繍だからこそなのかなあと思ったり。
桜や世界平和に思いを馳せたアート作品にも
感じ入るものがありました。
草乃さんの桜の作品は、20歳、30歳…と10歳刻みに
メッセージ性のあるタイトルがつけられており、
アラカンの私は
60歳の「我を知り、人を愛する」の文言がとても
印象に残りました。
拡大解釈をするならば、「これまでの自分を認め、ご縁のある人々を
改めてリスペクトする」ということなのかな。
さて、この後
「日本橋三越で伝統工芸展もやっている!」ということで
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(新館地下にて)
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右上はピントがぼけてしまいましたが
月の満ち欠けを表現した江戸小紋。左下と同じものです。
近くに寄ってみなければそうとわからないのですが
そういうところにこだわる日本の技ってすごいなあ、と。
小宮康義さんの作品です。康孝さんの息子さん?
左上は賞を獲った新垣幸子さんの帯、
右下は築城則子さん、その隣は大高美由紀さん。
私たちは着る気もないのに
「この着物に合わせる帯は白っぽいのがいいよね~」なんて
妄想たくましく、それだけでハッピーホルモンが出てうきうき気分に。
一足先に、芸術の秋。佳きものに囲まれて幸せな一日でした。