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よく晴れた日、
手持ちの上布を洗おうと思い立った。
上から祖母の形見の能登上布、レモン色に後染めした能登上布、そして
ぎりぎり宮古。
今回は、時間の都合で能登上布のみ洗うことに。
まず、前提として
・油汚れはベンジンで抜いておく
・毎回、着た後に身八つ口など汗がついていそうなところには
霧吹きをし、飛ばしておく
のは必須。
さらに、もし、手におえない汚れがあったら
それは自分で手入れしようとせず、悉皆屋さんに相談を。
このように、「自分で手洗い」というのは、
汚れを落とすというよりも
水を通してさっぱりさせて収納する、という意味の方が近いかも。
さて、上布の手洗いといっても、そんなに難しいことはなく、
ぬるーいお湯を張った洗面台のシンクに、畳んだまま入れ、
押し洗いするだけ。
藍染したものはこんな風に(あまりはっきり写っていませんが)
すぐ水の色が青くなる。
数十年は経っていると思われるぎりぎり宮古も、いまだにそう。
------------ここからが、昨年まで私がやっていたのと違う手順----------------
軽く水気を切り、ネットに入れて脱水へ。
「えっ、脱水しちゃっていいんですか?」-「大丈夫ですよ」
今まで、手で絞った後、水がしたたるまま、ベランダに干していた。
水分を含んだ布はとても重くて、広げて干すのに一苦労。
脱水できるなら、とてもラク!
でも、祖母の古い布に何かあったら、と、心配になり、
脱水時間は自動設定の6分ではなく、手動で半分の3分に。
結果的に、ちょうど良い水切り加減でした。
さらに……
「そのまま、アイロンかけちゃっていいですよ」
「えっ、当て布は?」-「しなくて大丈夫です」
麻は確かに乾燥には弱いが、半乾きの湿り気がある状態でアイロンをかけるなら
特別気を遣わなくて良いそう。
アイロンをかけるときのコツは
「布は横に広がり縦に縮む性質があるので、そーっと縦に伸ばしながらかけるといいですよ」
実際にアイロンをかけてみたが、
布が湿っているのでアイロンのすべりがとても良い。
両袖と、衿、前身と背中心をやや丁寧にかけて、後は適当でもまったく問題なし。
「で、それでも湿り気が残っていれば、この段階で干せばいいんです」
確かに、アイロンだけでは衿裏は乾ききらないし、
何となく、外の風に当てておきたい。
そこで、ハンガーに、既成の浴衣が売られているみたいにかけ、
2時間ほど外へ干した。
2時間後、
上布はさっぱりして、しわも出ず。
たとうしにしまって、おしまい。
なお、
レモンの上布にいたっては、
ネットに入れて、洗濯機の「手洗いモード」で洗ってしまいました。
ただし、脱水はやはり設定の半分、3分で。
今までも、手洗いはしてきたけれど、今回、大きく違うのは
・脱水にかけて半乾きにする
・その状態でアイロンをかける
・干したければ、アイロンをかけた後に干す
の3点。
今までは、干した後、
気になるところにアイロンをかけていたが、
それでは再度霧吹きをしたり、(当て布もしていた)
二度手間で面倒。
今回、やり方を変えて、自分の感触としてはかなりラクにお手入れできたなーという
感想を持った。
これからお手入れする人の、参考になれば幸いです。
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