神奈川絵美の「えみごのみ」

雨に降られて

(5/31 古今亭菊之丞師匠の「余一の会」レポは、次回アップします)


路地で折れかけた紫陽花の一枝をみつけ
自宅に持ち帰りミルクピッチャーに。
浅い青のまま、季節を閉じ込めて。

5月最終週の週明け、文京区へ取材。
この日の天気予報は…雨のちくもり。

昼すぎには止むだろう…

取材は午後7時すぎからだから、と

本塩沢のきものを衣桁にかけたのだけれど、

弱い雨がしとしと、降り続いている。

夕方には、止むんじゃないの?

天気予報を信じていたのに、

したくをする時間になっても、しとしと、しとしと。

出かけるころには・・・・・

そう思って、着てしまったけれど、
とうとう、止むことがなかった。
仕方がないので、雨ゴートを……



本塩沢に、首里花織の八寸帯。
仕事きものとして、今までの経験から好感度では1、2を争うコーデ。

果たして、この日の取材先の医師は、
(私より数歳上の男性)
取材が終わったとたん、「あの、お着物……」と口を開き

-初めてです、着物の人……-

  -印象に、残りますね……-

抑揚がなく、小声で淡々としているのに、
じわじわと、ゆっくりたたみかけるようにおっしゃるその口ぶりが
単に感心した、興味深い、という心もち以上の
衝撃の強さを物語っているようで。

ちょっとリアクションに迷い
「何かのときにはよろしくお願いします」と
営業トークに逃げてしまった。

天気予報には裏切られたけれど、
この本塩沢は、私の期待を裏切らない。

コメント一覧

神奈川絵美
香子さんへ
こんにちは
>勇者です
いえー単に他のきもの出すのが
面倒だっただけなんです
あと、一度「今日はコレ!」と決めてしまうと
なかなか変えられず…。
まあ、夜は雨といってもごく弱かったので
きものに害は及ばず(笑)良かったです。
香子
そうそ、昼前に小やみになったので
このままいくかな~と思ったら
昼過ぎにけっこうな降りになりましたよね。
でも塩沢をお召しとは勇者です!
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