日経のサイト『ビヨンドヘルス』に、新たな取材記事が掲載されました。

VR(バーチャル・リアリティ)といえば、
エンターテイメント分野で若者を中心になじみ深い技術ですが、
これを高齢者医療に生かせないか、というのが今回のテーマです。
映像が映し出されるゴーグルをつけて、ペダル式のマシンに乗ると
観光地でのサイクリングを疑似体験できるリハビリシステム。

もっていけばいいんじゃない?)

医療へ展開するには、エビデンスが必要。
つまり、このシステムで歩けるようになったとか、動作が機敏になったとか、
在院日数が減ったとか、何等かの効果をデータで示さないと、
医療機器とは認められません。
このシステムも、現時点ではそこまでいかず、
「モチベーションアップ」の道具として(なので医療機器ではない)
さまざまな施設へアプローチしています。
ただ、研究に携わったスポーツ科学を専門とする教授は、やはりそこがまだ
歯がゆく、「エビデンスの蓄積をし、もっと先を目指す」と語ってくださいました。
前回の、AIプロテオミクスよりはイメージしやすく、
高齢者向けリハビリサービスということで身近なテーマだと思います。
こちらも、自分で日経に企画を持ち込み実現したので、
思い入れが深いですし、
関係者みな協力的で、信頼し合って記事をつくりあげることができ、
とてもやりがいがありました。
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