先日訪れた
「白からはじめる染しごと展」のテーマは海。
会場は光を通したりはらんだり、ふわふわ、さらさらした布が
目につきました。
そんな中で、私が選んだのは……
美保子さんが、「筆ですーっと描いたの」という
手描きのストライプ柄の帯揚げ。
明るめの、そしてちょっと強めの黄色が並んださまは
チューリップ畑のようでも、遅咲きのフリージア畑のようでもあり。
(私は“ここ”にとどまらない。ひと足、お先に!)
チャーミングに言い放つ花の戯れ、そんなイメージをこの帯揚げに重ねました。
こんな黄色系、ずっと探していたので、見つけたときは嬉しかったです。
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吉田作品で“三姉妹”のようなショット。
私の帯は佐藤節子先生の作品です。背中にしわが寄っていましたね
ちなみにピンクのつまみ細工は、大学時代の親友からのプレゼント。
おしゃべりに夢中で、あっという間に時間が過ぎてしまったのですが、
すごいなあ、と思ったのが
江戸組紐の中村さんが見せてくださった、組む前の糸の束。
各々、ひと房が一本分。これを分けるだけでも(素人目には)
たいへんそうなのに。
さらにひと房の中で、細い糸を定量(この写真は冠組用で、確か45本だったかな。
違っていたらすみません)さらに細かく束にする下準備が要るそう。
「ひとたび、このような束に分けたら、別の組み方には転用
できませんので」
どんな組み方で何本組むか、あらかじめきっちり計画を立てる必要があります。
もう一つ、中村さんのところでは
把握している限り全国でたった2か所という「内記台」と呼ばれる
レアな台を用いた組み紐をつくっています。
出来上がりは空洞のあるふっくらした質感。
でも端はしっかり止まっているので、締めていて撚れたりなんてことは
ありません。
内記台をネットで、改めて調べようとしたら、
中村さんのHPがヒットしました。
こちらに画像も載っていますので、ご興味ある方はご覧になってみてくださいね。
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