先ほどFBに投稿された、駒込病院感染症科 今村顕史先生の
コメントをこちらに転載します。
昨年、食中毒のトピックスで取材をさせていただいた先生です。
今、駒込病院は中国から帰国した陽性の方の受け入れ先になっており
たいへんな状況ではないかと……。
ちなみに、取材時に私が持っていた「ヘビ」の手ぬぐいを見て
「アニサキス💛」と盛り上がった先生です。とても朗らかで優しい先生。
投稿文は下記の通りです。
-----------------------------------------------------------------------------------------
【新型コロナウイルスとアルコール】
新型コロナウイルスには、アルコール消毒が有効です。
ウイルスには、まわりに「脂肪の殻があるウイルス」と「脂肪の殻のない
ウイルス」があります。
アルコールは脂肪の殻を壊してくれるので、「脂肪の殻があるウイルス」
には有効となります。
これが、コロナウイルスにはアルコールの効果があり、ノロウイルスは
アルコールが効きにくいという理由です。
ちなみに、脂肪の殻は胃酸にも弱いので、胃酸に耐えて腸炎を起こすような
ノロウイルス・ロタウイルス・アデノウイルスなどのウイルスは、
アルコールが効きにくい傾向があります。
たとえコロナウイルスが変異しても、脂肪の殻がなくなることはありません。
仮に殻がなくなったら、そもそも全く別なウイルスに分類されるほどの
違いなのです。
----------------------------------------------------------------------------------------
消毒用エタノールも品薄のようですが……
参考になれば幸いです。
なお、ナイジェリアでは1類感染症(危険度極めて高く、
診断後ただちに保健所へ届出要)のラッサ熱が流行しているとの投稿も。
ちなみに今回の新型コロナは、今は(暫定的な)指定感染症ですが、
日経メディカル編集部員の論説によれば2類相当ではないか、とのこと。
過剰に怖がる必要はありませんが、“世界が近く”なっている現代ですから
常識の範囲で清潔に努め、自分でできることは自分で、身を守りましょう。
コメント一覧
最新の画像もっと見る
最近の「その他の話」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2009年
2008年
人気記事