着物友達のルリ子さんとお出かけした。
松尾鏡子さんのロートン織の着物に、川平織の帯を合わせて。
この着物はふわふわとガーゼのような肌触りで、
袖を通すたびに、かつて一度だけお会いした松尾さんの
控え目で優しい瞳を思い出す。
このコート姿の全身像は初公開?かも…。
新宿三丁目、伊勢丹向かいのビルにある「点(TOMORU)」でランチ。
初めて訪れたが雰囲気良く、着物にマッチした空間で
味もコストパフォーマンスも満足。
ランチ後の行き先は…沖縄のさまざまな布が集まった「うちくい展」。
若手中心の染織作家さんたちによる、八重山上布や芭蕉布等、南の光を受けて
育まれた自然素材を使った織物に触れ、
一足早く、夏の装いに思いを馳せる。
ここのところお世話になっている、和裁士の山本秀司さんと3人で。
山本さんは、作家さんたちが住む南の島へ自ら出向き、
どんな布が売り物になるのか、着物として受け入れられるのかを
レクチャーしながら、こうした発表の場の設営にも力を入れているそう。
作家さんと私たち着る側をつなぐ、ありがたい存在だ。
「今後、買い物をするときの参考に…」
山本さんの解説を聞きながら、
野趣に富みつつしなやかで爽やかな着尺や帯地を見て、
触らせてもらって、「上質なものとは何か」を肌に記憶させる。
なかなかすぐには、手にできないであろう高価な品々だけど、
もし縁がめぐってきたら、惑わされず納得のいくものを選べるように。
この日は、とても嬉しい出会いがあった。
ルリ子さんと展示を観ていたとき、背後から
「絵美さん…?」と声が。
何と、ブログを通してやりとりさせていただいていたsognoさんが
ご用事をすませ、かけつけてきてくださったのだ。
初めましてとは思えない、打ち解けた雰囲気で、
新緑そよぐ気持ちよさも手伝い、
時間が経つのも忘れ、話に花が咲く。
sognoさんはとても優しい方。
さっき展示会場で買ったのよ、3人お揃いなの、と、
沖縄の塩が入った「お守り」を私とルリ子さんにくださった。
多忙な間をぬって来てくださったのに…。お心遣いにじんとする。
手仕事のぬくもりに、人とのつながりのあたたかさ。
笑顔がはじけて思わず目を細めたのは、
夏を誘うまぶしい陽射しのせいだけではないだろう。
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