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南青山の隠れ家フレンチで
ビールにワイン、美味しいお料理を堪能した私たち。
プチプレの交換も(写真右下)。
ふんわりした優しい色かたちの根付はBちゃんの京都土産。3人とも同じもの。
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花ほころぶころ、“おそろ”でまた集まれるといいね。
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さて
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ライブ会場の階段踊り場には、まばゆいばかりのツリーが。
チケットはsold outで、私たちはほぼラストの番号だったので
出入り口に近いカウンターで立ち見。
お隣に並んだ方々が、山陽、信越、そして九州……と
全国広エリアからいらしていて、
開演前にすっかり和やかムード。
私よりぐんとお若い、やはり遠方からかけつけた方は
ミドルティーンのころ
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カッコよくて……!」なんて話してくださっていたら、
そのフェアリー・プリンセスが終盤で披露され、ぱっと笑顔満開。
(良かったね)と、私も嬉しくなりました。
懐かしい、オードリー・ヘップバーン。
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その「Lonely journey」もオリジナルに近いアレンジで演奏されて。
このころの、女性を「お前」と呼んじゃう時代の、硬派な歌は、
自分の中のダンディズム(!)が駆り立てられるようで、理屈抜きで好きなんですね。
このような感じで、曲はご本人が「ブライト」と形容した通り、
CMソングも交えた80-90年代の清涼感ある軽快なポップスが多く、
ビートの効いたものから、ラテン、スイング/シャッフルのジャジーなものまで、
さまざまなアレンジでしたがいずれも耳に心地よいものでした。
個人的には中盤「冬の海へ」の、80年代スムーズジャズのような曲調
(ハービー・メイソン?)が、今はむしろ新鮮で好印象。
若干、音の分離が微妙でギターが聴こえにくかったものの、
何より奏者がみなとてものっていて、ソロ回しや即興?でのボイスパーカッションが
飛び出したりなど、今年最後のライブを楽しむ、楽しませる
意気込みのようなものが伝わってきて、
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今、この空間だけ80年代設定になったかのような盛り上がり。
それなのに。
何かが(おそらく)80年代設定になっていない、とすれば
それはヒロシも羨む自虐ネタのMC。(以下、大意です)
マック(マクドナルド)に入ったら、
さして客もいないのに待たされた上、ドライブスルーの対応に
(店員が)いっちゃって、自分がスルーされた話。
入浴中に足が攣り、ここで突然死するわけにはいかないと
沈みそうになりながら10数分格闘した話。
「人前で同じことになったらみっともないじゃない?
だからもう、プールとかで鍛えたりするの止めようと思って」
と、自称・プチ武井壮の私としては聞きすてならないコメントも。
「近所に新築の建売があって、興味本位でのぞきに行ったんです。
そしたら『山本達彦さんですよね! 私むかし、コンサートチケットの
もぎりやりました』って受付の人に言われて…。ラフな服だったしまずかったなと。
もっと自覚持たないといけないよね。マックでポテトのSとか、ひっそり
食べている場合じゃないよね。」
という達彦さん、来年は40周年ということで秋口にホールコンサート、
上半期中心に何か所かツアーをなさるそうです。
フライドポテトより栄養価の高いものを食べて備える方がよさそうですね。
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今回、プレイに限ればバンドよりもオープニング&アンコールのソロの方が
強く記憶に残りました。
どの曲もピアノの音域を広めに使ったシネティックなアレンジ。
また、今回、楽曲として私の好きな作品が2つありました。
「Good Old Fellows」と「Winter Moon」。
もともとフュージョン志向なので、AOR的なメロディの良さと
テンションの効いたコード進行を備えた前者はとても好み。
Winter-は二重、三重に盛り上がっていくサビのパターンがとても好き。
どちらも歌詞はほろ苦いものがありますが…。
「赤いリボン」がとても耳に残ったので、記事タイトルにしてみました。
クリスマスチックなワードでもありますよね。
しあわせなんて形のないものは、その人がそう思わなければ
ただの日常として流れていってしまうことも多くて、
もし目印にリボンがついていたら、自分が思っているよりずっとたくさんのしあわせが、
あちらこちらにあふれているかもしれないのに。