神奈川絵美の「えみごのみ」

縮まる距離感

終戦の日にふと、祖母のことを思い出したのをきっかけに

(そうだ、久しぶりい虫干ししなくては)と、
形見の反物を押し入れから、ごそごそと。



とはいえこんな、台風通過中のじめじめしたときに
虫干しも何もないもんだ、と苦笑しつつ……。

右の2本はおそらく綿麻で、しゃりっとした触り心地。
左はつるっとした、おそらくコート地。

前回、出したのは3年くらい前かなあ…。
そもそも10年以上前に、父から渡されたのだけど
正直いって、地味過ぎるから今すぐ仕立てることにはならないだろうと
そのまましまい込んでいて。

でもどうかな。
以前よりは、違和感というか、地味過ぎるという感覚は薄れてきたかな。
父が生きているうちに、右の縞だけでも仕立てたら、喜ぶだろうか。


これは一年前の写真ですが…。
こちらも祖母の形見で、唯一仕立てた着物。
写真を父に送ったら、すぐ額に入れて飾ってくれたっけ。

そんな風に思いを巡らせていたら


まったく使っていないブランドバッグも発見。
実は前回の引っ越し時に、処分してしまったものも多々あるのですが
これらはちょっと手放しがたくて
(上のフェンディは、母の形見)

反物が心理的に距離を詰めてきた感じがあるのに対し、
 悲しいかな、バッグたちは距離が開くばかり…

複雑な気持ちで、一緒に虫干しし、また押し入れへ戻っていただきました。

コメント一覧

kanagawa_emi
Medalogさん、こんにちは!
私も昔、経験ありますー。内ポケットがくっついちゃったり
中がべたべたしていて、泣く泣く処分しました…。
着物もそうかもですが、バッグも結局、お気に入りが決まって
しまって、そればっかりになってしまい、ほかのは
忘れちゃうんですよね^^; 乾燥剤を入れておくと
いくぶん、違うのかな…。
Medalog
先日、義母のバッグを使おうと思って久しぶりに出してみたら、元々あまり状態が良くなかったこともあって皮革同士がくっついていて使い物にならず、結局処分する羽目に…
着物は「どの引き出しに入れたかしら」と年中箪笥を開け閉めしているので自然に風を通しているのですが、バッグ類も虫干しや風通しをしないとダメですね。
kanagawa_emi
香子さん、こんにちは!
ですよねー私、祖母が色味のある服を着ていた覚えが
まったくといっていいほどないんです。
柄診断というものがあるのですね!確かに私、市松が
とても多いなあ…。
香子
うん、絵美さんには地味かもしれません (^-^;;
クッキリしたストライプも意外に似合わないかもしれませんよ。
柄診断をしたらストライプよりチェックの方がお似合いになりそうです。

おお、ブランドバッグ☆
ワタシなど、だんだんバッグ自体が軽い方がよくなってね〜(笑)
お母様のフェンディ、着物の時に使えそうな大きさじゃ無いですか♪
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