若干、微妙な気もしますが……。
今回は、文章でお金をいただいているはずの私が、
言葉のとんだ選び間違いをし、
とある医師の
まだコロナ禍がこんなにおおごとになっていなかったころ
緊急事態宣言も出されておらず、同行の編集者と
「一応、最初だけマスクしておいて
後は成り行きで外しちゃってもいいですよね」なんて言いながら
関東圏の某クリニックへ取材に行きました。
取材先は60+α歳の男性医師。
休診日にわざわざ開けてくださり、親しみやすい感じで
取材にも一所懸命応じてくださって。
ひととおり話を聞いた後、その後の原稿チェックのこともあるし
せっかくお知り合いになれたので、みたいなのりで
先方から申し出があり、
同行の男性編集者と、私も、LINE交換をしたんです。
その日の夕方、先方からわざわざお礼と
コロナ情勢が不安定だったのでそんな時節の話がちらっと
LINEで入ってきて、
多忙なのにたいへんだし不安、みたいなことが
書いてあったので、
こちらも取材協力へのお礼に、お体に気をつけて的なひとことを添えて
返しました。
そうしたら。
翌朝、7時ごろだったでしょうか
ともかくエッと思うほど早い時間に
「おはようございます!」とLINEがきて、
コロナの話題にちょこっと触れた後、
私のLINEの写真をほめてきたのです。
そのときの写真はこんな感じ
(フェイスブックもそうなのですが、一応仕事がらみで
検索してこられる方がいるので、自分の写真にしています。
まあでもLINEはそうでなくてもいいのかも…)
具体的な文言は、
ちょっと自分で書くのは気持ち良いものでもないので控えますが、
普段ぼーっとしている私でも
ちょっとこれ、口説きにかかっている風なことがわかる言い回しで
ただ、その文言云々よりも、朝の7時にきたことの方に違和感があり、
でも大事な取材先だし、無視するわけにも……
どうしたものかなあ。。。しばし考え、
書いた返事が、コレでした。
「この写真、セルフで撮ったのにそんな風に思っていただけるなんて
安上がりでいいですね」
送る瞬間まではゆめにも思っていませんでした。
私は、「お金をかけない写真がほめられるに値するのだったら、安上がりで良かった」
のつもりでしたが
先方には「こんな写真でほめてくるあなたは、安上がりですね」
ぜったい、そう伝わっている……
さらに悪い(?)ことには
この取材記事が若干、レジャーがらみの話題だったために
クライアントから掲載ストップがかかり
一年以上たった今も、日の目を見ていません。(金銭関係は清算済みです)
き、きまずい……
でもまあ、もともとお優しい方なのでしょう。
こじれることもなく、
私ももう彼に会うことはないと思うので、忘れるしかないです。
…といいつつ
言葉って、難しいなあ
今でも胸がちくりと痛む、エピソードでした。