神奈川絵美の「えみごのみ」

ひとすじの気持ちで

お友達から招待券をいただき
前回紹介したDOMANI展と同じ日に
日本橋 高島屋のギャラリーにも立ち寄った。


女性書家ばかり100人が、最新作を披露する
「現代女流書100人展」。

…私は、書の素養は恥ずかしながら
まったくといっていいほど、ないのだけれど、
美術展などで書をながめるのは、好きだ。
わからないなりに、筆致や墨の色、濃淡、
そこに書かれている文言からは、
何か、豊かなものを感じる。


矢萩春恵さんの作品「楚々として」。



この展示では、料紙や表装も見どころの一つ。


(私が写り込んでいてお見苦しいですが)
柳原白蓮の歌
 「遥かなる君の恋ひしも大海の闇の奥より遠鳴すれば」
書家は下谷洋子さんという方。

こんな、絵画とのボーダーがわからなくなるような
新鮮な作品も。

タイトル「KA」とありました。

まあでも結局は、美しい文章が書かれた作品に
惹かれるかな……。

「花はなぜうつくしいか
  ひとすじの気持ちで咲いているからだ」八木重吉

自分の美しさすら意識しない、
ただ、咲くという思い。そこにこそ、
まやかしのない美しさがあるのだと、私も思う。

ほかにも

梅や

水仙をうたった作品が目について
急に立春が、待ち遠しくなった。
 

コメント一覧

神奈川絵美
Tomokoさんへ
こんにちは
拙いレポですみません。確かに、実際に習っていらっしゃると、筆の勢いとか、そこにこめられた力とか、
わかりますよねきっと。
私は料紙のバリエーションにも感心させられました。
滅多に筆で手紙を書く機会はないのですが、
四季折々をイメージさせる紙選びも
できるといいなーなんて思いました。
Tomoko
ああ、私はこの展示うかがえずに終わってしまいました。
書を習っていて良かったなあと思うのは、こういう作品や個展の切を拝見したときに、線がどのように生まれるか、紙の上の動作が手跡から伺い見ることができるようになることかもです。
また何か巡ってきたときに見るとしましょう。
お出かけくださって、ありがとうございました。おかげさまで、こちらで様子を伺えました。感謝。
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