神奈川絵美の「えみごのみ」

こうげいの帯で遊ぶ

先週締めそびれた、こうげい扱いの帯。



今度こそ、と、週半ば
都心への取材に締めていきました。


着物を着始めたころ誂えた
ベージュの大島と合わせて。
帯締めは適当に、飾り結び風にして、
帯揚げもなく。

ということは……。

実は、当初は普通のお太鼓にするつもりだったのですが、
途中で思い直し、一度解いて


いつだったか「ぬぬぬぱなぱな展」で教えてもらった
六寸帯の結び方にしてみました。
まあ、蝶々結びをした上からタレを被せる感じなのですが…。

上半身はこんな感じ。
半衿は生成りの木綿に紫のポイントが手染めで入っているものなのですが、
この帯なら、もっとはっきりした色半衿の方が
全身の統一感が出たかも。


以前の、お太鼓スタイルと比較してみました。

みなさんは、どちらがお好みでしょうか。

帯についた折り線、なかなか消えないのでは? と
心配する方もいらっしゃると思いますが、
この帯は比較的容易に、自然に消えるようです。
春先に手先を折ったときについた皺も、4~5カ月保管している間に
なくなっていました。

さて、仕事の前に新オープンの日本橋高島屋S.Cに行き、

(イートインのフロアがなかなか充実していました。
フロアは違えど、成城石井と紀伊国屋が両方入っているって
すごいような)

少しでも支援になれば、と、本館で開催中の「大北海道展」をのぞき、
ウィンザーホテルのパンをいくつか買って、

予定外で面白かったのは、
本館6階 美術工芸サロンで開催中の、渡邊博之さんという漆芸家の作品展。

日本の漆にこだわり、産地紹介や、漆を科学的に研究した論文も展示されていたり
「布に包んだまま放置していたお椀」とか
「家族が◯年間使いこんだ器」とか
「怒って投げつけ傷がついた器」なんて、
実際に家庭で長年使用している漆塗りのお椀も展示されていたり、で
ちょっとした博物館のようでした。

展示は16日まで(最終日4時まで)。器好き、漆器好きな人に特にお勧めです。
高島屋HP内の紹介ページはコチラ

コメント一覧

神奈川絵美
Medalogさんへ
こんにちは
そうなんです、ミッソーニのニットみたいですよね
八寸のままなのですが、前帯を半分に折っているので何となく後ろもその延長で・・・。単ですが、木綿ですし結構、厚みは出てしまいます
でもなかなか、個性的ですよね。
Medalog
写真だとニットのようにも見える不思議な質感だな、と思ったのですが綿なのですね!締め心地がとても良さそうです。
八寸帯を六寸帯の結び方で、というのは、帯の幅を3/4に折っているのですか?それとも八寸の幅のままで結んでいるのですか?
どちらにしろこの帯ならではの結び方で、帯の個性がさらに際立っていて素敵です。
神奈川絵美
香子さんへ
こんにちは
香子さん、私うっかりしていたのですが、
この帯、手紡ぎの木綿でした。
それなら、絹よりも筋が消えやすいはずですよね。

確かに、上背によって見え方って変わってきますよね。
同じ半幅の結び方でも、タレを長くするとまた
バランスが変わったり。背中側なのでなかなか確認も
しにくく、迷うところです
香子
折り筋が消えるとは優秀な帯ですねえ。
一般の芯が入ってるものは悉皆に出さないと消えませんもん。
絵美さんは背が高いから半幅の結び方でもお似合いです。
ワタシは少しでも背を高く見せたいので
重心が上にあるお太鼓が多いです(苦笑)
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「着物deオンタイム」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事