一見監獄だったとは思えない表門
明治政府が監獄の国際標準化を目指した五大監獄のひとつで、現存するのはこの奈良監獄だけ。
そんな貴重な姿が一般公開されるのはもう少しの期間だけらしい。
近々なんとあの星のリゾートに生まれ変わるという。
監獄をホテルに・・・・・
そんな奈良監獄の特別公開に参加してきました。
元刑務官の案内での見学会です。
レンガ造りの建物群は国の重要文化財指定。
2⃣中央看守所から5方向に放射状に独居房や雑居房が2階建てで伸びています。
中央看守所からはすべての棟が見えるわけで、効率よい看守が出来る。
独居房
奥の手洗いは後から付いたもの。左手前が建築当時の物。
雑居房 定員3人
複数人収容と言うことでトイレは一応仕切り扉がありました。でもガラスはスケスケです。
この扉の監視窓から確認可能のように。
扉の下の方の穴は食事の出し入れ口。
奈良監獄は戦後は少年刑務所として20歳から26歳未満の受刑者を収容してたそうです。
レンガ造りの建物はやはり重厚さがあります。
奈良監獄は2016年108年の歴史に幕を閉じたそうです。
まだ最近と言えば最近のことなのですね。
受刑者たちの作業場
受刑者たちのブラスバンドも有名なくらいの腕前で、専用の練習場まであり、外部での演奏会も盛況だったそうで、ただ外部での演奏会時脱走が発生し、それ以来活動停止になったそうです。
また、模範受刑者はここから単独監視なしで外部の事業所に通勤したりもしてたそうです。
舞台前にいる方が元看守のガイドさん
約2時間、ユックリ見学しました。
ホテルに生まれ変わったら泊ってみたいと思いました。