◆プロローグ
まずはこの東北方面を旅するにあたり以下の事を前提に計画を立てました。
1)去年船内見学会に出掛けた太平洋フェリーいしかりに乗船する
2)訪ねる先は、山寺(山形)・大内宿(福島)・日光(栃木)
3)帰りは高速道路利用なので土日のいずれかETC50%割を利用
4)フェリーのWeb早割(部屋数限定50%OFF)が予約できた場合にのみ決行
と、特に1)3)から自動的に水曜日又は木曜日の出発になり、いしかりは4日毎の運航なので該当する水曜日、木曜日を探し、難関の4)もあっさりクリアされた事から9月12日の出発となったものです。
大型フェリーといえば、阪九フェリー、名門大洋フェリー、フェリーさんふらわあ(ダイヤモンドフェリー/関西汽船)に乗船した事がありますが、いずれも瀬戸内航路の夕方~朝の旅で言わば寝るだけ。今回は所要21時間を超える旅、しかも太平洋と言う外洋航路で、船内でのアトラクションや食事を期待する船旅です。
◆名古屋港→山形市内(9月12、13日)
9月16日(予定)までの東北方面の旅の初っ端は、名古屋港から仙台港まで太平洋フェリーに乗船です。
名古屋港19:00出港、船内に入れるのは18:00前という事から名古屋港に17:00に到着。乗船手続はネットである程度済ませてあるので、ものの1分程で発券してもらいクルマを乗船する列後尾につけます。同乗者はターミナルから徒歩での乗船となります。

17:30過ぎターミナルからの乗船客の乗船が始まり、しばらくして苫小牧港までのクルマの乗船が始まり、その後に仙台港までのクルマが船に入って行きます。
クルマから5FLのエントランスへ向かい、徒歩で先に乗船していた妻と落ちあい本日の宿650号室へ向かいます。

船内の主な部屋画像については、こちらで少し紹介していますので参考にして下さい。
荷物を解き、先ずはレストランに向かい本日の夕食です。
時間的に早いのですが、レストランが20時までの営業であるのと、19:00の出港の様子をデッキで見たいのでこの時間と言う訳です。
夕食は2,000円也/人でバイキングとなります。おそらくこの旅で一番お金の掛かる豪華な夕食になるであろう事から日頃よりもたくさんの量をトレーに載せていきます。


夕食も終わりデッキに出ると出港準備の真っ最中。19:03に船は静かにバックで岸壁を離れ仙台までの21時間、苫小牧まで40時間に及ぶ船旅が始まります。

この時期、名古屋でもすでに陽は落ちています。
船のデッキから見えるのは名古屋港の工場群とその照明だけ、少しだけ工場萌えクルーズを体験することに。

この後、船内ではラウンジショーや映画上映などが行われ、船内探索と相まって飽きる事はありませんでした。
(この後は部屋で夜を明かします。)
夜も明け日の出を見ようとデッキへ。しかし雲が厚く見れず、どこを航行しているのか地図で確認しても、陸地が遠すぎてこれまた分かりません。

そんな感じで午前中は何することもなく部屋でテレビを見て過ごすことに。
12:00になり1,000円を払って昼のバイキングへ。(朝は持ち込んだパンとお菓子で済ませる)
その後、14:30頃に仙台を出港した名古屋港行きの僚船「きそ」とのすれ違いのイベントがあるという事でまたまたデッキへ。
良く目を凝らせば左舷前方から1隻の船が角度をつけてこちらに突進してくる感じで、船の姿はだんだん起きくなり、こちらに突進してきたきそが右に舵を切り、船の至近距離までやってきてすれ違いの儀式が始まります。


双方の船が汽笛を鳴らし合い、乗客が大きく手を振り合うものです。
その儀式はおよそ5分ほどで終わってしまうのですが、他ではなかなか味わえない光景にテンションも上がります。

この儀式が終わると船旅も残り2時間余り、船内中央ピアノステージでは昨夜ラウンジショーに出演した方々によるミニコンサートが始まり、最後の盛り上がりを見せてくれます。

このミニコンサートもアッと言う間に終わり、あとは下船を待つだけ。
祭りのあとと言った感じの時間を過ごします。
16:00頃、仙台港の赤いコンテナクレーンが見え出し、いよいよ着岸です。下船準備をして待ちます。
名古屋から21時間、長いようで短い、楽しかったようで退屈だったと、21時間も乗ってると色々な事が思い返されます。
しかしながら、念願のいしかり特等室に乗船出来たこと、夕食バイキングが良かったこと、すれ違いを至近距離で体感できたことなど、楽しいことばかりでした。乗船できて本当に良かったと。
ちなみにこの日の名古屋港→仙台港の乗客は200名と少し、定員の30%までにも届いていない状況で、どうりでゆったりしていたんだな~と感じました。
16:30 予定より少し早く東北の地に上陸です。

これから山形市まで高速道路を使い1時間のドライブでこの日は終わりです。
山形では駅前のビジネスホテルに投宿。

夕食は山形駅構内で買った2割引きの弁当をおいしく頂きました。
14日は山形市内山寺から福島県大内宿を目指し、近くの芦ノ牧温泉までの予定です。
>二等か三等の雑魚寝でいいので・・・
残念ながら、3等はなし、雑魚寝の2等もほとんどありません。
長距離で通しで乗ると2泊なので、2等ですらベット形式が主体です。
食事は、バイキングなんで、ここぞとばかりに詰め込みです。
船は左右の揺れはないのですが、前後上下の揺れがありました。外海ですから。
やっぱり船内では飽きないようないろんなイベントが開催されるのですね。
二等か三等の雑魚寝でいいのでこんな21時間もの船旅、してみたいです。
それにしても食事が凄い豪華ですよね。
ところで船酔いはなかったですか?
思いっきり太平洋を通る航路だと高波を予想されるんですけれど、私だったら間違いなく酔ってしまいそうです【泣】
贅沢で楽しいな時間を過ごす事ができました。
乗船時間が長いことから色々楽しむ事がありますし、
客室も個室の割合が非常に多いです。
そうですね、豪華客船と言ってもいいかも。
贅沢で素敵な時間を過ごされたのですね。
船内に映画シアターやラウンジ、ピアノのコンサートも用意されているのですね。
フェリーというともっとチープなものを想像していましたが
この船はフェリーというより豪華客船みたいです。