2006年3月の新北九州空港(現北九州空港)開港から1年あまりジェイエア(日本航空グループ)にて運航されていた県営名古屋空港(以下、「名古屋」)~北九州空港(以下、「北九州」)の路線が会社は違えど復活となります。
◆ジェイエア運行時の名古屋~北九州線CRJ200型

2015年度春ダイヤ(3月29日)から運行するのは、静岡を本拠とする鈴与(株)傘下のフジドリームエアラインズ(略称:FDA)です。
FDA公式リリース → http://www.fujidream.co.jp/company/press/doc/150115_2.pdf
このFDA、静岡空港(以下、「静岡」)を拠点に設立された地域航空会社ですが、今では路線数、社員数、夜間駐機数のどれをとっても、静岡より名古屋へシフトしていることが素人目に分かります。
この名古屋での路線展開で成長を続けるFDAの礎になったのが、日本航空の経営破たんです。一時は名古屋からの定期路線全廃も危惧されていたのですが、日本航空の名古屋発着の一部路線を引き継ぐ形で名古屋に進出し、それ以降は静岡より名古屋に軸足を置いています。
◆フジドリームエアラインズ全8機

さて今回の運航は朝、夜の2往復、ジェイエアの時は朝、午後、夜の3往復でしたから、まあ午後の1往復が無いだけで、その運航ダイヤを見ても、夜の1往復は1時間ほど繰り下がっていますが、朝の1往復は以前のダイヤをほぼトレースしている設定になっています。
それでは、少しデータを紹介します。。
現在名古屋駅~小倉駅(北九州)間には、本数も多く時間に正確な東海道山陽新幹線が走っています。
名古屋駅発で考えてみると、朝は名古屋駅6:20発の始発から6時台2本、7時台は4本、昼間でも1時間2本の高頻度に運行されています。
運賃は通常時で17,000円ほど、7日前までの購入期限の早割で往復28,000円となっています。
片や飛行機はたかだか片道2本の輸送量ですから、E-170/175を使っても160人程度しか運べませんので、一日で新幹線1.5両ほどの輸送量でしかありません。
ですから、新幹線の乗客をむやみに航空機に転移させるというような考えは一つも考えてないでしょうね。
両都市の中心地、名古屋駅と小倉駅での所要時間を比較しても、ほぼイコールとなります。
運賃については、福岡空港・北九州空港がマルチエアポート制となっていることから、FDAも今の名古屋~福岡とほぼ同額の設定になると思われ、実質9,000円台~20,000円弱といったところでしょうか。
以上から考えてみると運賃面では航空機が有利な時期もあるようですが、小倉駅、名古屋駅と言う両拠点間で考えると、乗換のない、頻繁に走る東海道山陽新幹線が絶対的な交通機関でしょうね。
この航空機の利用者は、
1)名古屋空港周辺に住み北九州に用のある利用者
2)北九州空港周辺に広がる自動車産業関連ビジネス相互間
3)小倉南区東部~京築~中津までの一般利用者
と、4)三菱航空機MRJの試験飛行が北九州も候補に上がっている事による三菱航空機の関係者となります。
かなりピンポイント的な利用者の範囲となりそうですが、路線がないよりはあった方がよく、そのある路線をどう活用していくかを、利用者も含めこの路線に携わる誰もが考えて行く必要があるでしょうね。
ちなみに私の場合、実家への帰省で送迎があった場合を想定すると、<自宅~30分+搭乗30分~名古屋~80分~北九州~到着10分+30分~実家>とトータルで3時間となり、鉄道(新幹線+在来線)利用の約4時間に比較すると、この路線の恩恵を受ける利用者となりますね。
そう言った意味でも帰省の際は、クルマ以外の公共交通機関では第一候補として利用するよう、心がけていきたいですね。
◆ジェイエア搭乗時の色紙

◆ジェイエア運行時の名古屋~北九州線CRJ200型

2015年度春ダイヤ(3月29日)から運行するのは、静岡を本拠とする鈴与(株)傘下のフジドリームエアラインズ(略称:FDA)です。
FDA公式リリース → http://www.fujidream.co.jp/company/press/doc/150115_2.pdf
このFDA、静岡空港(以下、「静岡」)を拠点に設立された地域航空会社ですが、今では路線数、社員数、夜間駐機数のどれをとっても、静岡より名古屋へシフトしていることが素人目に分かります。
この名古屋での路線展開で成長を続けるFDAの礎になったのが、日本航空の経営破たんです。一時は名古屋からの定期路線全廃も危惧されていたのですが、日本航空の名古屋発着の一部路線を引き継ぐ形で名古屋に進出し、それ以降は静岡より名古屋に軸足を置いています。
◆フジドリームエアラインズ全8機

さて今回の運航は朝、夜の2往復、ジェイエアの時は朝、午後、夜の3往復でしたから、まあ午後の1往復が無いだけで、その運航ダイヤを見ても、夜の1往復は1時間ほど繰り下がっていますが、朝の1往復は以前のダイヤをほぼトレースしている設定になっています。
それでは、少しデータを紹介します。。
現在名古屋駅~小倉駅(北九州)間には、本数も多く時間に正確な東海道山陽新幹線が走っています。
名古屋駅発で考えてみると、朝は名古屋駅6:20発の始発から6時台2本、7時台は4本、昼間でも1時間2本の高頻度に運行されています。
運賃は通常時で17,000円ほど、7日前までの購入期限の早割で往復28,000円となっています。
片や飛行機はたかだか片道2本の輸送量ですから、E-170/175を使っても160人程度しか運べませんので、一日で新幹線1.5両ほどの輸送量でしかありません。
ですから、新幹線の乗客をむやみに航空機に転移させるというような考えは一つも考えてないでしょうね。
両都市の中心地、名古屋駅と小倉駅での所要時間を比較しても、ほぼイコールとなります。
運賃については、福岡空港・北九州空港がマルチエアポート制となっていることから、FDAも今の名古屋~福岡とほぼ同額の設定になると思われ、実質9,000円台~20,000円弱といったところでしょうか。
以上から考えてみると運賃面では航空機が有利な時期もあるようですが、小倉駅、名古屋駅と言う両拠点間で考えると、乗換のない、頻繁に走る東海道山陽新幹線が絶対的な交通機関でしょうね。
この航空機の利用者は、
1)名古屋空港周辺に住み北九州に用のある利用者
2)北九州空港周辺に広がる自動車産業関連ビジネス相互間
3)小倉南区東部~京築~中津までの一般利用者
と、4)三菱航空機MRJの試験飛行が北九州も候補に上がっている事による三菱航空機の関係者となります。
かなりピンポイント的な利用者の範囲となりそうですが、路線がないよりはあった方がよく、そのある路線をどう活用していくかを、利用者も含めこの路線に携わる誰もが考えて行く必要があるでしょうね。
ちなみに私の場合、実家への帰省で送迎があった場合を想定すると、<自宅~30分+搭乗30分~名古屋~80分~北九州~到着10分+30分~実家>とトータルで3時間となり、鉄道(新幹線+在来線)利用の約4時間に比較すると、この路線の恩恵を受ける利用者となりますね。
そう言った意味でも帰省の際は、クルマ以外の公共交通機関では第一候補として利用するよう、心がけていきたいですね。
◆ジェイエア搭乗時の色紙

結構利用者いると思いますよ。
この路線はこちらでは以前から噂には上がっていましたので、
同時開設の名古屋~出雲線も含めてやっとと言う感じです。
利用者どうでしょうね?
新幹線とは違う土俵で頑張れれば先行きは明るいと思いますが。
運航開始されたら、日帰りで搭乗してみます。