奈良交通 八木新宮線に沿って（２）

【上野地】
20分の休憩時間もアッという間。







谷瀬の吊橋へ出かけていた方、食事をされていた方々も戻ってきました。
たった20分でしたが、このバスを追っかけてきた方、バスに乗車してきた方、乗客の女性グループとの楽しい会話、運転士さんとのお話もあったり、たいへん楽しい時間を過ごすことが出来ました。
定刻15:00を少し回ったとこで288号車は、この先まだ90km近くある新宮駅を目指して出発です。
車内、車外と手を振り合う良い光景です。





【風屋大橋】
風屋トンネル・風屋大橋が連なるこの路線では良くある風景。
近くに風屋ダムもあることから、ここで288号車を待ちます（15:26）。









【十津川温泉】
十津川村役場、道の駅十津川郷を横目に十津川温泉に直行です。
先ほどの上野地から約70分ほどになります(15:50)。
ここは十津川村内を運行するバスの車庫と村内集落を結ぶバス路線のターミナルとなっており、288号車の到着を待って2台が出発して行きました。









【道の駅奥熊野】
以前から気になっていた物件があったので、温泉に向かう乗客が下車するホテル昴はスルーし、道の駅奥熊野までやってきました（16:39）。
この道の駅からは、このエリアを運行する龍神バスが田辺市方面に路線を持っており、私の到着と同時に出発して行きました。
しばらくしてやって来た288号車は何事もなく淡々と走ってるように感じます。







【湯の峰温泉への峠】
バスは一旦国道168号線から外れ、湯の峰温泉、川湯温泉への狭い峠道へと向かいます。
峠では対向に龍神バスが止まっており、どうも新宮行のバスとの離合待ちをしているようです。片側一車線ほどしかないので日常的に離合するのでしょうね。
しばらくして288号車がヘッドライトを点灯して峠を下ってきます。





【新宮駅】
八木駅市営駐車場からからピッタシ6時間後の18:00、157km走って新宮駅に到着です。
バス路線より距離が短いのは、忍海/御所駅、かもきみの湯、ホテル昴、川湯温泉あたりをパスしたからでしょう。



到着した18:00はまだ少し明るかったのですが、ドップリ暗くなった定刻18:21、288号車が現れました。
八木駅から6時間36分走って来た運転士さん、とにかくお疲れさまでした。



今日は沿線でのギャラリーが多く緊張して疲れたとのこと。

私たちが面白がって写真を撮っていたことで、ストレスになっていたのかもしれません（反省）。
そんな披露困憊と想像できる中でも、少し時間を割いてラストランの記念プレート（名刺サイズ）を下さいました。
バスに乗車してないのに、恐縮することしきり。有り難く頂きました。



その後、6時間36分を労うと共に「ありがとうございました」とお礼を言って、回送幕になった288号車を見送って八木新宮線八木駅発新宮駅行ラストランが終わりました。



最後に、この追っかけでたくさんの方々とお話することが出来ました。
楽しい時間を過ごさせて頂いた皆さまに感謝すると共に、またどこかでお会いできるのを楽しみにしています。


（おわり）

バス乗車記の方は、こちらで紹介していますので参考にしていただけると嬉しいです。