昨日のつづきです。
【復路】
北九州から終点大分新川に到着し、ものの40分ほどで折返します。
その間、バス停隣のドンキホーテ内のテナントでお昼ご飯したり、撮影したりして待ちます。
(12:55)福岡行とよのくに号の出発後、その車庫に来ていた北九州線の車両がバスターミナルに横付けされドアが開きます。
事前に情報を得ていた予想通りの車両、亀の井バス西工ふそうS型250号車です。
この大分新川からは私一人の乗車、おそらくトータルでも10名ほどの乗客かと思い運転士に尋ねると「これだけ」と言って予約表を見せてくれました。
復路では、エンジン音を楽しむために最後部を予約しており、座席に腰を下ろします。
車内は縦11列、2+2の横4列シート、中央床下トイレ&非常口の座席定員40名。もちろんフットレスト(バー)やカップホルダー、買い物フックなど必要とされるものは装備されています。
往路で乗車した車両よりも少し窮屈ですが、
・最前部座席の前方足元欠き込み
・最後部座席のリクライニング確保のためのエンジンルームとの取り合い
・窓側肘掛の窓枠活用による座席の拡大と通路確保
など、西工の技を随所に見せてくれます。
また中央床下トイレ横非常口とした関係で、非公式(運転席)側の後部5番目ハメ殺し窓も公式(ドア)側と同じワイドサイズで車内の解放感が素晴らしいです。
さてバスは、大分(トキワ前)、高崎山、別府北浜と乗客を拾って走るのですが、大分市内、別府市内の渋滞で別府北浜出発時には20分ほどの遅延となりました。
この間5名が乗車し、鉄輪、別府湾APUでは乗車ゼロ、合計6名で北九州を目指します。
復路の道中は割愛しますが、ドライバー氏の放送に感心したので少し紹介を。
別府・大分のバス停では「こんにちは」の一声から始まり、「詳しい放送は別府湾APUを出発してから」と言われ、その後の放送は、現在の遅れ、車内設備紹介、空調関係、停止しているマルチステレオのお詫びまで、そこまで言うの!って感じでした。非常に耳触りが良く高感度の高いお方でした。
バスは往路の逆ルートを順調に進み、北九州市街地に入ります。
最初の停車地三萩野(降車ゼロ)到着時は10分遅れにまで回復しており、やはり余裕のダイヤが見てとれます。
平和通降車ゼロ、小倉駅前5名下車と進み、私一人となった終点砂津には10分ほど遅れた15:40に到着し、往復乗車は無事に終わりです。
さてたった2便だけを乗車して感じた事ですが、
各社の車両のレベルを揃えることからでしょう。西鉄バス北九州、大分交通、大分バス、亀の井バスの4社の共同運行となっていますが、今回乗車しなかった前の2社は割と新しい車両を使っています。それに対し、乗車した2社は少し年季の入った車両です。
マニア的には、今回乗車した2社のほうがどう見ても居心地は良いと感じますが、普通の方はやはり見た目新しい車両に目が行くでしょう。
またJR特急との差別化も必要でしょうから、AC100Vコンセントやパウダールームの付いた車両なんかも検討してほしいなと思います。
JRを引き合いに出しましたが、小倉~大分間ではこれまでJR特急電車の一点買い状態でした。
ここに風穴を開ける高速バスなのですが、果たして・・・
先ず運賃面では申し分なしです。キャンペーンが終了しても1500円~1980円ですからね。
あとはどこにターゲットを絞るかでしょうか。
個人的には、JRでは別府駅からアクセスにプラスαを要する、鉄輪バス停では鉄輪温泉を含むあの辺りの温泉客、高崎山では高崎山、うみたまご(水族館)観光客も重要な利用者になるのではと感じます。大分は渋滞の兼ね合いもあり、悪いですけどオマケと考えます。
まあJR特急からバス利用に転移させるのは簡単なことではありませんが、それくらいしか運賃面以外の優位性は感じられません。
そのような利用者も想定してか別府エリアではありますが、車内では亀の井バスの発行する別府観光に便利なワイドフリー乗車券の割引券も頂けます。
まあ九州東側の沿線人口が西側に比べて少ないこと、また福岡と北九州の求心力の差もあり、繁盛している西側の高速バスのように上手くかどうか不安な部分もあります。
いきなりのネガティブな意見となりましたが、せっかくの新路線、各社知恵を出し合い、温泉、周辺施設や交通機関とタイアップした企画きっぷなどの発売で、活路を見出していけたらと思います。
【復路】
北九州から終点大分新川に到着し、ものの40分ほどで折返します。
その間、バス停隣のドンキホーテ内のテナントでお昼ご飯したり、撮影したりして待ちます。
(12:55)福岡行とよのくに号の出発後、その車庫に来ていた北九州線の車両がバスターミナルに横付けされドアが開きます。
事前に情報を得ていた予想通りの車両、亀の井バス西工ふそうS型250号車です。
この大分新川からは私一人の乗車、おそらくトータルでも10名ほどの乗客かと思い運転士に尋ねると「これだけ」と言って予約表を見せてくれました。
復路では、エンジン音を楽しむために最後部を予約しており、座席に腰を下ろします。
車内は縦11列、2+2の横4列シート、中央床下トイレ&非常口の座席定員40名。もちろんフットレスト(バー)やカップホルダー、買い物フックなど必要とされるものは装備されています。
往路で乗車した車両よりも少し窮屈ですが、
・最前部座席の前方足元欠き込み
・最後部座席のリクライニング確保のためのエンジンルームとの取り合い
・窓側肘掛の窓枠活用による座席の拡大と通路確保
など、西工の技を随所に見せてくれます。
また中央床下トイレ横非常口とした関係で、非公式(運転席)側の後部5番目ハメ殺し窓も公式(ドア)側と同じワイドサイズで車内の解放感が素晴らしいです。
さてバスは、大分(トキワ前)、高崎山、別府北浜と乗客を拾って走るのですが、大分市内、別府市内の渋滞で別府北浜出発時には20分ほどの遅延となりました。
この間5名が乗車し、鉄輪、別府湾APUでは乗車ゼロ、合計6名で北九州を目指します。
復路の道中は割愛しますが、ドライバー氏の放送に感心したので少し紹介を。
別府・大分のバス停では「こんにちは」の一声から始まり、「詳しい放送は別府湾APUを出発してから」と言われ、その後の放送は、現在の遅れ、車内設備紹介、空調関係、停止しているマルチステレオのお詫びまで、そこまで言うの!って感じでした。非常に耳触りが良く高感度の高いお方でした。
バスは往路の逆ルートを順調に進み、北九州市街地に入ります。
最初の停車地三萩野(降車ゼロ)到着時は10分遅れにまで回復しており、やはり余裕のダイヤが見てとれます。
平和通降車ゼロ、小倉駅前5名下車と進み、私一人となった終点砂津には10分ほど遅れた15:40に到着し、往復乗車は無事に終わりです。
さてたった2便だけを乗車して感じた事ですが、
各社の車両のレベルを揃えることからでしょう。西鉄バス北九州、大分交通、大分バス、亀の井バスの4社の共同運行となっていますが、今回乗車しなかった前の2社は割と新しい車両を使っています。それに対し、乗車した2社は少し年季の入った車両です。
マニア的には、今回乗車した2社のほうがどう見ても居心地は良いと感じますが、普通の方はやはり見た目新しい車両に目が行くでしょう。
またJR特急との差別化も必要でしょうから、AC100Vコンセントやパウダールームの付いた車両なんかも検討してほしいなと思います。
JRを引き合いに出しましたが、小倉~大分間ではこれまでJR特急電車の一点買い状態でした。
ここに風穴を開ける高速バスなのですが、果たして・・・
先ず運賃面では申し分なしです。キャンペーンが終了しても1500円~1980円ですからね。
あとはどこにターゲットを絞るかでしょうか。
個人的には、JRでは別府駅からアクセスにプラスαを要する、鉄輪バス停では鉄輪温泉を含むあの辺りの温泉客、高崎山では高崎山、うみたまご(水族館)観光客も重要な利用者になるのではと感じます。大分は渋滞の兼ね合いもあり、悪いですけどオマケと考えます。
まあJR特急からバス利用に転移させるのは簡単なことではありませんが、それくらいしか運賃面以外の優位性は感じられません。
そのような利用者も想定してか別府エリアではありますが、車内では亀の井バスの発行する別府観光に便利なワイドフリー乗車券の割引券も頂けます。
まあ九州東側の沿線人口が西側に比べて少ないこと、また福岡と北九州の求心力の差もあり、繁盛している西側の高速バスのように上手くかどうか不安な部分もあります。
いきなりのネガティブな意見となりましたが、せっかくの新路線、各社知恵を出し合い、温泉、周辺施設や交通機関とタイアップした企画きっぷなどの発売で、活路を見出していけたらと思います。