自宅近くの大坪バス停から長野県飯田駅前までローカル路線バス乗り継ぎの旅をしてきました。
と言いたいところですが、厳密にはルート上のダイヤの事もあって、バスでは乗り継げない区間の名古屋→岡崎は名鉄電車の利用となりますので、三河と信南区間と言うことでタイトルのようになります。
まずは簡単に乗り継ぎルートの紹介です。
1)大坪→名鉄バスセンター(名鉄バス)
【鉄道】名鉄名古屋→東岡崎(名古屋鉄道)
2)東岡崎→足助(名鉄バス)
3)香嵐渓→どんぐりの湯(豊田市おいでんバス)
4)どんぐりの湯→根羽(稲武地域どんぐりバス)
5)根羽→こまんば(西部コミュニティバス)
6)こまんば→飯田駅前(飯田市広域バス)
【高速】飯田駅前→名鉄バスセンター(名鉄バス)
7)名鉄バスセンター→大坪(名鉄バス)
1)大坪(6:25)→(7:00)名鉄バスセンター 400円
ここ大坪からは6:25発のバスに乗り、いつものように起点となる名古屋駅(名鉄バスセンター)へ出ます。
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その後名鉄電車(660円)を使い、飯田方面に繋がる東岡崎駅へと向かいます。
2)東岡崎(8:30)→(9:40)足助[豊田市足助町] 800円
バスは東岡崎バスターミナルから、県道39号、国道248号で岡崎市北部方面へと進みます。
東岡崎から30分ほど過ぎたあたりから、香嵐渓方面から流れてくる巴川に沿って足助まで走ります。
途中、松平地区では国道301号を少し走り、足助追分で豊田方面からの国道153号に合流すると香嵐渓まで数分、接続時間もあるのでここは香嵐渓で降りずに終点の足助まで向かうことに。
乗客数は?と言うと、東岡崎出発時3名(私のほかは中国人?カップル)、松平で1名乗車、MAX4名と言う寂しい乗客数でした。
休日でしかも駅(東岡崎)に向かう逆方向、香嵐渓紅葉の見ごろもまだですので、これが日頃の乗客数なのでしょう。
バスは足助到着後、今来た道を岡崎営業所まで回送するとのこと。(なんとも・・・)
足助では、足助の町並みを散策しつつバス停を4つ戻り、香嵐渓バス停に向かいます。
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3)香嵐渓(10:30)→(11:13)どんぐりの湯[豊田市稲武町] 600円
香嵐渓からはおいでんバスに乗車し、国道153号をさらに北へ進みます。
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おいでんバスは豊田市が運行するコミュニティバスで、あの水戸岡鋭治氏デザインのオレンジカラー纏った外観の車両です(車両はメーカー製)。
豊田市内をくまなく運行しており、1)大手路線を引き継いだ 2)市町村合併 などの経緯からそこらあたりのコミュニティバスとは一線を化す運行路線、運行本数となっています。
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香嵐渓を出発したバスは、私を含めて3名の乗客。途中伊勢神トンネルを抜けると、他2名の方が下車。当然、途中からの乗客がある訳でもなく、稲武町のにぎわう施設道の駅どんぐりの里いなぶに併設されているどんぐりの湯前に到着です。
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ここで65分の持ち時間がありますが、当然風呂に入ることはせず、クルマの観察で駐車場内を徘徊することに。あっと言う間に持ち時間終了です。
4)どんぐりの湯(12:18)→(12:46)根羽[長野県根羽村] 200円
この路線は起終点間で、朝、昼、夕の3往復運行されています。
(ほかに愛知県内区間便として平日は5往復増)
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しかし名古屋からの日帰りで乗り継ごうと考えると、使えるのは実質この時間の1本となる訳で、一気にハードルが高くなります。
この路線は、過去に名鉄バス(名古屋鉄道)が路線バスとして唯一長野県へ乗り入れていたことで知られており、今も県境越えが維持されている貴重な区間です。
始発どんぐりの湯前では私一人、稲武町中で学生が1名乗車。その学生も途中で下車、乗客も増えないまま根羽村役場前の根羽に到着です。
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根羽村では約120分の持ち時間。
観光ヶ所としては、月瀬の大杉、ネバーランドなどあるのですが、歩いて行くには難しい距離なので諦めます。
他に、数件の商店、農協スーパー、コンビニが1軒ありましたが、閑散としている中心部。ブラブラしながら持ち時間を潰します。
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5)根羽(14:40)→(15:27)こまんば[長野県阿智村] 200円
稲武から到着した役場前のバス停と同じところに西部コミュニティバスのバス停ポールはあるのですが、なぜかダイヤ表がありません。
たまたま、車庫に帰着したバスの運転士さん(運行する根羽観光バス所属)に聞いたところ、「あそこ(役場前)は交通量が多くて危ないので、この広場で乗り降りしている」とのこと。
事前に確認して良かったのですが、この広場にはバス停ポールもなく、役場前で待っていたら乗れなかった可能性もある訳で、それを考えると冷や汗ものでした。
普段は乗り慣れた地域の方々の利用なので問題はないのですが、私のような一見さんにはちょいと不親切ではないかという印象を持ちました。
なんせ、この14:40発が飯田方面に抜ける最終バス、先ほど乗ってきた稲武方面も18:10発までありませんからね。
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さて根羽から乗車したのは私一人、っと言うか最終まで貸切状態。
このバスも途中旧道へと入りますが、ひたすら国道153号を進みます。
残念ながら、乗車して山坂道を走るうちにウトウトしてしまい、気が付いた時には阿智村に入りすぐに下車予定のこまんばという状況。
運賃の200円を備え付けの空き缶に入れ運転士さんとお別れです。
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6)こまんば(16:03)→(16:30)飯田駅前[長野県飯田市] 400円
このあたりは住宅や商店も多く、山村部を抜けてきたな~と言う印象です。
しばらくするとこまんばバス停に名古屋からの飯田行高速バスが停車、10人弱の方々が降りてきます。(このバスは、飯田駅前から名古屋まで私が乗るバスです。)
しばし待つと飯田駅前行がやって来ます。
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以前は、やってきた信南交通のバス路線でしたが、2009年から飯田市広域バスの一部として運行委託されています。ダイヤや運賃形態は変わっても、やって来るバスは以前と同じと言う訳です。
バスは11人ほどの先客がおり、このルート乗り継ぎでは一番の賑わいです。
右手奥に南アルプスの山並みを見ながら市街地を進み、30分ほどで飯田駅前に到着です。
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岡崎(東岡崎)から8時間掛かって到着、ここでローカル路線バス乗り継ぎの旅は終わりです。
時間も掛かり疲れがないと言うと嘘になりますが、それよりも愛知/長野の県境を路線バスで超えるという事のワクワク感が勝りました。
車窓の風景も楽しめましたし、またどこかで乗り継ぎをやって見たい気になりますね。
テレビ東京、いや太川陽介さんの気持ちも分かるような気がしました。
============
【高速】飯田駅前(17:34)→(19:35)名鉄バスセンター 2,420円
日の暮れた寒い飯田駅前からは、高速バスを使い一気に名古屋へ戻ります。
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この時間でも結構な乗客で、最終的には25名ほども乗っていたようです。
途中、中央道恒例の小牧JCTからの5kmほど渋滞で赤いテールランプの車列。
名鉄バスセンターへは定刻25分ほどの想定範囲内19:59に到着です。
7)名鉄バスセンター(20:20)→(20:54)大坪 400円
名鉄バスセンターからは自宅へと戻るだけ、本日の最終路線大坪行に乗車です。
大坪行は今日一番の乗客数、5名の立客なので合計32名乗車でバスセンターを出発、ほぼ定刻に終点大坪に到着です。
長いようでアッと言う間の楽しい一日が終わりました。
と言いたいところですが、厳密にはルート上のダイヤの事もあって、バスでは乗り継げない区間の名古屋→岡崎は名鉄電車の利用となりますので、三河と信南区間と言うことでタイトルのようになります。
まずは簡単に乗り継ぎルートの紹介です。
1)大坪→名鉄バスセンター(名鉄バス)
【鉄道】名鉄名古屋→東岡崎(名古屋鉄道)
2)東岡崎→足助(名鉄バス)
3)香嵐渓→どんぐりの湯(豊田市おいでんバス)
4)どんぐりの湯→根羽(稲武地域どんぐりバス)
5)根羽→こまんば(西部コミュニティバス)
6)こまんば→飯田駅前(飯田市広域バス)
【高速】飯田駅前→名鉄バスセンター(名鉄バス)
7)名鉄バスセンター→大坪(名鉄バス)
1)大坪(6:25)→(7:00)名鉄バスセンター 400円
ここ大坪からは6:25発のバスに乗り、いつものように起点となる名古屋駅(名鉄バスセンター)へ出ます。
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その後名鉄電車(660円)を使い、飯田方面に繋がる東岡崎駅へと向かいます。
2)東岡崎(8:30)→(9:40)足助[豊田市足助町] 800円
バスは東岡崎バスターミナルから、県道39号、国道248号で岡崎市北部方面へと進みます。
東岡崎から30分ほど過ぎたあたりから、香嵐渓方面から流れてくる巴川に沿って足助まで走ります。
途中、松平地区では国道301号を少し走り、足助追分で豊田方面からの国道153号に合流すると香嵐渓まで数分、接続時間もあるのでここは香嵐渓で降りずに終点の足助まで向かうことに。
乗客数は?と言うと、東岡崎出発時3名(私のほかは中国人?カップル)、松平で1名乗車、MAX4名と言う寂しい乗客数でした。
休日でしかも駅(東岡崎)に向かう逆方向、香嵐渓紅葉の見ごろもまだですので、これが日頃の乗客数なのでしょう。
バスは足助到着後、今来た道を岡崎営業所まで回送するとのこと。(なんとも・・・)
足助では、足助の町並みを散策しつつバス停を4つ戻り、香嵐渓バス停に向かいます。
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3)香嵐渓(10:30)→(11:13)どんぐりの湯[豊田市稲武町] 600円
香嵐渓からはおいでんバスに乗車し、国道153号をさらに北へ進みます。
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おいでんバスは豊田市が運行するコミュニティバスで、あの水戸岡鋭治氏デザインのオレンジカラー纏った外観の車両です(車両はメーカー製)。
豊田市内をくまなく運行しており、1)大手路線を引き継いだ 2)市町村合併 などの経緯からそこらあたりのコミュニティバスとは一線を化す運行路線、運行本数となっています。
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香嵐渓を出発したバスは、私を含めて3名の乗客。途中伊勢神トンネルを抜けると、他2名の方が下車。当然、途中からの乗客がある訳でもなく、稲武町のにぎわう施設道の駅どんぐりの里いなぶに併設されているどんぐりの湯前に到着です。
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ここで65分の持ち時間がありますが、当然風呂に入ることはせず、クルマの観察で駐車場内を徘徊することに。あっと言う間に持ち時間終了です。
4)どんぐりの湯(12:18)→(12:46)根羽[長野県根羽村] 200円
この路線は起終点間で、朝、昼、夕の3往復運行されています。
(ほかに愛知県内区間便として平日は5往復増)
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しかし名古屋からの日帰りで乗り継ごうと考えると、使えるのは実質この時間の1本となる訳で、一気にハードルが高くなります。
この路線は、過去に名鉄バス(名古屋鉄道)が路線バスとして唯一長野県へ乗り入れていたことで知られており、今も県境越えが維持されている貴重な区間です。
始発どんぐりの湯前では私一人、稲武町中で学生が1名乗車。その学生も途中で下車、乗客も増えないまま根羽村役場前の根羽に到着です。
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根羽村では約120分の持ち時間。
観光ヶ所としては、月瀬の大杉、ネバーランドなどあるのですが、歩いて行くには難しい距離なので諦めます。
他に、数件の商店、農協スーパー、コンビニが1軒ありましたが、閑散としている中心部。ブラブラしながら持ち時間を潰します。
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5)根羽(14:40)→(15:27)こまんば[長野県阿智村] 200円
稲武から到着した役場前のバス停と同じところに西部コミュニティバスのバス停ポールはあるのですが、なぜかダイヤ表がありません。
たまたま、車庫に帰着したバスの運転士さん(運行する根羽観光バス所属)に聞いたところ、「あそこ(役場前)は交通量が多くて危ないので、この広場で乗り降りしている」とのこと。
事前に確認して良かったのですが、この広場にはバス停ポールもなく、役場前で待っていたら乗れなかった可能性もある訳で、それを考えると冷や汗ものでした。
普段は乗り慣れた地域の方々の利用なので問題はないのですが、私のような一見さんにはちょいと不親切ではないかという印象を持ちました。
なんせ、この14:40発が飯田方面に抜ける最終バス、先ほど乗ってきた稲武方面も18:10発までありませんからね。
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残念ながら、乗車して山坂道を走るうちにウトウトしてしまい、気が付いた時には阿智村に入りすぐに下車予定のこまんばという状況。
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6)こまんば(16:03)→(16:30)飯田駅前[長野県飯田市] 400円
このあたりは住宅や商店も多く、山村部を抜けてきたな~と言う印象です。
しばらくするとこまんばバス停に名古屋からの飯田行高速バスが停車、10人弱の方々が降りてきます。(このバスは、飯田駅前から名古屋まで私が乗るバスです。)
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以前は、やってきた信南交通のバス路線でしたが、2009年から飯田市広域バスの一部として運行委託されています。ダイヤや運賃形態は変わっても、やって来るバスは以前と同じと言う訳です。
バスは11人ほどの先客がおり、このルート乗り継ぎでは一番の賑わいです。
右手奥に南アルプスの山並みを見ながら市街地を進み、30分ほどで飯田駅前に到着です。
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岡崎(東岡崎)から8時間掛かって到着、ここでローカル路線バス乗り継ぎの旅は終わりです。
時間も掛かり疲れがないと言うと嘘になりますが、それよりも愛知/長野の県境を路線バスで超えるという事のワクワク感が勝りました。
車窓の風景も楽しめましたし、またどこかで乗り継ぎをやって見たい気になりますね。
テレビ東京、いや太川陽介さんの気持ちも分かるような気がしました。
============
【高速】飯田駅前(17:34)→(19:35)名鉄バスセンター 2,420円
日の暮れた寒い飯田駅前からは、高速バスを使い一気に名古屋へ戻ります。
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この時間でも結構な乗客で、最終的には25名ほども乗っていたようです。
途中、中央道恒例の小牧JCTからの5kmほど渋滞で赤いテールランプの車列。
名鉄バスセンターへは定刻25分ほどの想定範囲内19:59に到着です。
7)名鉄バスセンター(20:20)→(20:54)大坪 400円
名鉄バスセンターからは自宅へと戻るだけ、本日の最終路線大坪行に乗車です。
大坪行は今日一番の乗客数、5名の立客なので合計32名乗車でバスセンターを出発、ほぼ定刻に終点大坪に到着です。
長いようでアッと言う間の楽しい一日が終わりました。
乗り継ぎ素晴らしいです。
僕もあちらこちらローカルを乗って旅をしたいのですが、
時刻表をネットで印刷して、接続をしていく作業が面倒で。
楽しいレポートでした。
鉄道もいいですが、バス旅は地元の空気と雰囲気を感じられるので嫌いじゃないです。
長距離路線ほどのりがいがありますよね^^
以前、熊野の本宮大社から紀伊田辺、竜神を通って高野山まで路線バス乗り継ぎで抜けたことがあります。
途中、町内バスみたいなので紀伊山地を縦走したり、バスの待ち時間で竜神温泉に入れたりとなかなか楽しいたびでした。
ばすにはバスの楽しみがありますね♪
はじめまして、ようこそ。
乗継の旅楽しいですよ。
でも本数が少なく、運行日が指定されていたり一筋縄でいかない所が、また楽しいですね。
ぜひぜひお出かけ下さい。
バスは鉄道よりも車内空間が狭いので、必然と地元の方と触れ合えますよね。
今回は、どの区間も貸切のようなものでちょっと寂しかったです。
>熊野の本宮大社から紀伊田辺、竜神・・・
龍神バスか明光バスですね。
あそこも今度乗ろうと計画中です。
田舎のバスの乗継は、なかなかタイトで大変です。
でも、それを繋げていくのもまた楽しいものです。
まだ、Yahoo!で名鉄バストピを持っていた頃に
西中金~名鉄バス~足助~稲武町営バス~稲武~稲武町営バス~根羽~信南交通~飯田~JR東海(いいなかライナー)
と旅した事を思い出しました。
夏の暑い最中、根羽村役場前で自販機のお茶を買っては暑さを凌いだ事をよく覚えています。
三河線末端区間も、いいなかライナーも、今は夢の中ですね。
そう言えばYahooのトピで熱く語ってましたね、懐かしいです。
三河線末端区間、いいなかライナーが廃止になってどちらも10年ほどですかね?
いいなかライナーは利用率は良くなかったようですが、
乗継の旅をする分には、かなり使える路線だったと感じます。
特に青フリや18きっぷだと、これの路線を利用すれば飯田の地がかなり身近に思えます。
日頃乗客が少なければ、廃止も仕方ないですね。