ワイルズがフェルマー予想を解くまでの流れを
簡単に説明できるようになりたいという自己満足メモ。
①
谷山豊と志村五郎により、
「すべての(有理数係数の)楕円曲線はモジュラーである」
という谷山・志村予想が発表された。
また、x^n + y^n = z^n (n≧3)を満たす自然数解a,b,cが存在すると仮定すると、
y^2 = x(x - a^n)(x + b^n)
のような「フライの楕円曲線」と名づけられた楕円方程式と対応付けることができる。
この楕円方程式はモジュラー形式ではないと予想し、
谷山・志村予想が正しいとき、連鎖的にフェルマー予想が解決される。
この予想を定式化したジャン=ピエール・セールの名をとり
フライ・セールのイプシロン予想と名づけられた。
この予想はケン・リベットによって正しいと証明された。
②
ワイルズはリベットの証明を聞き、
すぐさま谷山・志村予想およびフェルマー予想にとりかかった。
フェルマー予想を解決するためには
すべての楕円曲線がモジュラーであることを示す必要はなく
半安定的な楕円曲線についてのみ述べればよかった。
(半安定な楕円曲線とは、どの素数pで還元しても高々2重根どまりの楕円曲線)
③
ワイルズは、全ての楕円曲線の性質を群の表現論に還元することを考えた。
そしてガロア表現への還元を行えることを証明し、
ガロア表現はモジュラーであろうと予想した。
ガロア表現とは無限の情報を有限に情報に置き換える方法で
2次の正方行列で表される。
これにより、楕円曲線から得られる無限の情報(体)を群に置き換え、
それがモジュラーであることを調べていった。
ワイルズは楕円曲線Eについて、素数を法とした解のデータを集めた。
④(ここから怪しい)
ワイルズは証明を完成させ、ケンブリッジで行われた公演で証明を発表。
コリヴァギン=フラッハのオイラー系に関して不足があり、証明は認められず。
ワイルズが長年関わってきた岩澤理論を用いることで、完全解決。
こんな感じだろうか。
簡単に説明できるようになりたいという自己満足メモ。
①
谷山豊と志村五郎により、
「すべての(有理数係数の)楕円曲線はモジュラーである」
という谷山・志村予想が発表された。
また、x^n + y^n = z^n (n≧3)を満たす自然数解a,b,cが存在すると仮定すると、
y^2 = x(x - a^n)(x + b^n)
のような「フライの楕円曲線」と名づけられた楕円方程式と対応付けることができる。
この楕円方程式はモジュラー形式ではないと予想し、
谷山・志村予想が正しいとき、連鎖的にフェルマー予想が解決される。
この予想を定式化したジャン=ピエール・セールの名をとり
フライ・セールのイプシロン予想と名づけられた。
この予想はケン・リベットによって正しいと証明された。
②
ワイルズはリベットの証明を聞き、
すぐさま谷山・志村予想およびフェルマー予想にとりかかった。
フェルマー予想を解決するためには
すべての楕円曲線がモジュラーであることを示す必要はなく
半安定的な楕円曲線についてのみ述べればよかった。
(半安定な楕円曲線とは、どの素数pで還元しても高々2重根どまりの楕円曲線)
③
ワイルズは、全ての楕円曲線の性質を群の表現論に還元することを考えた。
そしてガロア表現への還元を行えることを証明し、
ガロア表現はモジュラーであろうと予想した。
ガロア表現とは無限の情報を有限に情報に置き換える方法で
2次の正方行列で表される。
これにより、楕円曲線から得られる無限の情報(体)を群に置き換え、
それがモジュラーであることを調べていった。
ワイルズは楕円曲線Eについて、素数を法とした解のデータを集めた。
④(ここから怪しい)
ワイルズは証明を完成させ、ケンブリッジで行われた公演で証明を発表。
コリヴァギン=フラッハのオイラー系に関して不足があり、証明は認められず。
ワイルズが長年関わってきた岩澤理論を用いることで、完全解決。
こんな感じだろうか。
kokaji222を検索してください。
じっくり読ませて頂きます
超難問「フェルマーの最終定理」は、「abc予想」を使うとの長い証明を数行で証明できるらしいですょ。
京都大学数理解析研究所教授望月新一博士が考え出した「abc予想」は、理解するにはもう少し説明を求められる段階だそうではあります・・・。
当方も、よく理解できていません。
なお、xのn乗のタグは次のとおりです。
X<SUP>2</SUP>